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未経験の僕が仕事を辞めて学習塾を開校する話その16 ―集客について考える


集客について考える


集客の話は,多くの塾長さんや開業を検討しているひとたちにとって,興味がある話だと思います。

とりわけこれから塾を始めようと思っている方にとっては,開業したのはいいけれど,全然生徒が集まらなければ半年で店じまいという結末もあり得ますから,それはもう人生を左右する大事なポイントであります。


それでは,果たしてお客さんは来るのか。
という問題に対して僕らはどう考えたらよいでしょう。


いくつか大事なことがあります。

1.生徒が集まらなければ,売り上げが上がらず運営が困難。
2.一方で,生徒がひとりでもいる限り,今月末で廃業します,というわけにはいかないこと。
3.年度末で最高学年の生徒はいなくなること。
4.年度途中にたくさんの入塾者を集めるのは難しいこと。


これらは学習塾界隈では原理原則なので,しっかり頭に置いておく必要があります。


さて,教育業界は年度単位のしばりがけっこうあって,学習塾に関わる者として,物事を考えるには何事もこの「年度」という単位を理解して欲しいところです。

年度途中での開業,廃業が望ましくないというのもそのためです。


最悪,廃業を決断したとしても年度末までは赤字を垂れ流したまま,今いる生徒たちを最後まで見守る必要があるので,余力を残して撤退を決めなくてはいけません。

そうならないためにも,集客は戦略的に,泥臭く,いきましょう。


WEBをつくる際にも申し上げましたが,導線をしっかりつくる必要があります。入り口から入塾までを結ぶ導線です。

広告 ⇒ WEBSITEへの誘導
WEBSITE ⇒ 体験or相談への誘導
体験or相談 ⇒ 入塾への誘導


とまぁ簡単に言えばこうなります。
広告 ⇒ 塾の認知向上

というだけの広告をうてる余裕があるとなお良いです。
始めたばかりのスクールにおいては,まずは,今,ココに,こういうスクールがあるんですよ!ということを周囲のひとに知ってもらうことが第一のミッションですから,そのためには恒常的にアピールをすることが大切です。

逆に言えば,この認知さえ済んでしまえば,広告費用をガンガンかけなくても大丈夫とも言えます。

(アソコダメらしいよ,みたいな逆認知されてしまうとマズイのですが)


開業時の集客について


スタートダッシュは重要です。
開業する一ヶ月以上前から,説明会とプレオープン的なイベントは考えておくと良いと思います。

看板を先に立ててしまえば,オープンまでに付近のひとたちにアピールできますし,余裕があればチラシ配りをやれると良いですね。

学校の門の前でチラシを配ると効果は高いそうですが,実は僕はこれやったことありません。こういうのは即効性はあるけれどリスキーかなと考えているからです。

とにかくたくさん広告して,来てくれる人だけ来てもらうつもりなのか,その土地にしっかりと土着して,長いこと続けていきたいと考えているのかで,戦略は変わってくると思っています。

FCの店舗を構える,要するに経営者としての立ち位置を重視するのなら,これはもちろん有効な戦略はどんどんやればよいと思います。そうでなくたとえば自宅を改造して学習塾にするとか,自分の子どもが通う学区内の学校の生徒たちが主なターゲットになるだとか,条件によっては迷惑になる可能性をわずかでも秘めているのなら避けたほうがよいのではないかなーと思っています。


門の前でチラシ配付が迷惑行為なのだというわけではなくって,学校に一応前もって連絡しておくことは当然として,捨てられたチラシもちゃんと回収するとか,子どもたちをやたら引き留めないとか,マナーをしっかりまもって配付ができるとよいのですが,そうでない業者さんもいるという噂は耳にするので,そこはしっかりリスクマネジメントしたいとこかなと思うわけです。


長くなりそうなので続く


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