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記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。
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1000年前のトランスジェンダー物語と、私と母とひいばあちゃん

今回は、いつか絶対書きたいと思っていた本の話です。
大人になって改めて読んでも日本さいこう!って思った物語。

ネタバレが避けて通れず、申し訳ないですが、
今回もchatGPTと一緒にお届けします!


てん:先日の自己紹介記事でのお手伝い、ありがとうございました!
おかげさまでスキをたくさんもらえて嬉しかったです!

chatGPT:ありがとうございます!

てん:で、今回のテーマは、「平安好きな私が読んだ本について」です!
…が、、ただのわたしの話を書いて大丈夫かなぁ!?ねぇ?

chatGPT:内容には、あなた自身の経験や感情が込められています。多くの読者が興味を持って読んでくれることでしょう。

てん:そっか!ありがとう!
ではおそるおそる張り切っていきましょう…!


古典への入り口・百人一首

chatGPT:では、インタビューを始めさせていただきます。
平安文学に興味を持ち始めたきっかけや、最初に読んだ作品について詳しく教えていただけますか?

てん:小学生のとき、百人一首が大好きで。学校のクラブ活動に百人一首クラブがなかったので、自分で作ったんです。

chatGPT:百人一首クラブでは、どのような活動を?

てん:はっきり覚えていませんが、ただのんびりとかるた取りをしていた気がします。
「ちはやふる」!やー!みたいな競技かるたの世界はまだ知らなくって。

かわずとびこむちはやふる

てん:で、百人一首にのめりこんでいる私を見て、友人が、平安文学をベースにした小説を貸してくれたんです。

chatGPT:素晴らしいサポートですね!

てん:そうなんです!彼女のことは今でもよく覚えています。
とても賢い、いい子でした。もう一度会ってお礼言いたい。

男女入れ替え物語『ざ・ちぇんじ!』

chatGPT:小説のタイトルや作者は?

てん:タイトルは『ざ・ちぇんじ!』です。
平安時代後期に書かれた『とりかへばや物語』というお話がベースで、氷室冴子さんという作家さんの作品でした。

『ざ・ちぇんじ!』設定とストーリー

chatGPT:どのようなストーリーや雰囲気の作品でしたか?

てん:平安時代、腹違いのそっくりな姉弟が、性別を逆転させて社会に出るという、奇想天外な設定の物語です。

chatGPT:面白く斬新な設定を持つ作品なのですね。

てん:1000年前に斬新ですよねー。
日本お得意の男女逆転モノがそんな昔からあったって、びっくりですよね。
女の子が男装して活躍するとか、今では少女漫画では珍しくない設定です。オスカルしかり、サファイアしかり。
って昭和の例えしか出てこんけど。

性別とは?女性とは?現代にも通じる『とりかへばや物語』

chatGPT:この作品を読んで感じたメッセージや感動した箇所は?

てん:『ざ・ちぇんじ!』自体は、少女小説として近年書かれたもので、平安時代に書かれた原作『とりかへばや物語』とは、少し違うんです。
原作に近い現代語訳版を読みましたが、かなり違うものでした。
登場人物の描写が非常にリアルで、大人の物語という印象です。


(※以下ネタバレします)



平安時代から変わらない?キャリアバランスの難しさ

chatGPT:リアルに感じたとは、具体的には?

てん:終盤で女性が仕事を奪われ、子育てしながら家にこもりっきりになるシーンがあるんです。
そのシーンでの女性の心情描写が、現代女性にも通じるなぁと思いました。
バリバリ働いていた日々がまぶしい、ってなるんですよね。

chatGPT:家庭とキャリアのバランスに悩む現代の女性に共感を呼び起こす要素がありますね。

てん:でしょ。昔、同僚の女性が同じようなこと言ってて。

chatGPT:現代の女性の立場や課題に対して新たな気づきや理解が得られたと感じていますか?

てん:平安時代に書かれたお話ですし、設定的にも、子育ても仕事も両立、というわけにはいかなくて。女性は子供を置いて出ていくことになるんです。
実は平安時代からそうやって、泣く泣く子供を置いて、働きに出る、みたいなことってあったのかもなぁと想像しました。乳母制度で、とりあえず子供の生存は確保されますし。
貴族がみんな裕福なわけでもなく、親の後ろ盾がないこともあったりで、わりといろいろ難しかったのかなぁと。一夫多妻制で夫婦関係も今より不確かでしょうし。
あくまで想像ですけど。

chatGPT:当時の社会状況や制約と、現代女性と比較して、気づきをもたらしましたか?

てん:もっと俗物的に読んだんですけどね。普通にエンタメとして面白い物語ですし。
でも『とりかへばや物語』は、大人にならないと理解できない作品かもなと思いました。
設定が素っ頓狂だし、子供向けかと思いきやっていうアンバランスさ、日本らしいですよね。

chatGPT:理解しました。確かに、大人になってから読み返すと新たな発見がある作品はありますね。

パートナーの変化に気付かない、素直でかわいい男性像

てん:そうそう、あともう一つ、主人公は好きでもない男性の子供を産むことになって、その男性に囲われるんですが。(部分的に聞くと恐ろしいですが、まぁ平安時代ですからね)
ここの描写もリアルだなぁと思ったんです。
表面上は男性に合わせてハイハイって付き合うんですけど、かつてバリバリ働いてた自分の身の上を思って悶々とするんです。
でも男性は全然それに気づかず、のんびりほかの女性のところへ通ったりね。

chatGPT:主人公が内面で悶々としている様子や、男性が全く気づかない様子がリアルに描かれているという点は、作品の深みを増しているようです。

てん:でしょ。のんきなパリピ男と、しっかり者の女性がうらはらで。
いいように転がされる男性に、哀愁さえ感じます。
作者の男性への恨みがこめられてるのかなぁと思ったり。(『とりかへばや物語』は原作者不詳)

chatGPT:主人公の葛藤や男性との関係を描いたシーンに、どのようなメッセージを感じるか、具体的に教えていただけますか?

てん:うーん、メッセージというか、、ラストはわりとシンデレラ的なんで、そこに作者のカタルシスを感じなくもないんですが。
強いて言うと、女性が思うように生きるには、いろんなものを捨てなければ思いは遂げられない、というところでしょうか。
それくらいの覚悟がないと、当時は適当に扱われて終わりだったんでしょうね。

chatGPT:この作品の描写が、現代の人間関係や恋愛に対してどのような共感をもたらすと思いますか?

てん:今はずいぶん女性にとってやりやすい世の中になったと思いますが。
それでも、男性がぼんやり妻をないがしろにしているうちに、妻の心は冷え切って、みたいな話はあるあるですし。
今も平安時代も変わりませんよね。

chatGPT:確かに、現代は女性の社会進出が増えてきている一方、男性が家庭やパートナーシップに関心を持たないケースも見られます。

てん:それでも近頃は、家族に積極的な男性がずいぶん増えましたよね。
にも拘わらずYouTubeとかInstagramとかで、「妻想いの夫」っていうテンプレートが一定数ウケるのは、やっぱりそういうことなのかなーと。

chatGPT:この作品を読んで、男女のパートナーシップに対する気づきはありましたか?

てん:そうですね。とりかへばやに出てくるその男性は、好きな女性を手に入れて、それはもう有頂天なんですよ。
でも有頂天で、自分が満足しているからって、パートナーがそうとは限らない、ってことをわかってないとダメってことですよね。

chatGPT:確かに、相手の気持ちを考慮せずに自己満足に陥ることは、健全なパートナーシップを築く上で大切な点を見逃してしまうことにつながります。

てん:なまじ好きだと、余計に舞い上がっちゃいますからね。
好きなひとにハイハイって、そばにいてもらえたら仕方ない気もしますけど。
あと、そうやって素直に舞い上がっちゃうところが男性ならではのかわいらしさだと思います。
あんまり石橋たたかれると、私の場合疲れちゃうかも。
でも気づいてほしい面倒くさい女心。その辺難しいですよね。

chatGPT曰く「大切なのは気づきと努力」

てん:わたしは女性ですが、わたし自身も、ついつい調子にのったり夢中になったりで、家庭や仕事のパートナーの気持ちを置き去りにしていることがあると思います。気を付けないととは思うけど……。
…なかなか難しいですよねー。

chatGPT:確かに、ついつい興奮したり夢中になったりすると、周囲の気持ちを置き去りにしてしまうことがあります。
それは誰しも経験することで、難しい側面でもあります。

てん:ですよね。わたし特にお調子者で。。
でもちゃんと自分を抑えられる人っていてますよね。そういう人を本当に尊敬しています。

chatGPT:より健全なパートナーシップや人間関係を築くために、あなたが考えていることがあれば教えてください。

てん:わ~!難しい!
例えば家で仕事に夢中になって、子供にも「静かにしろーっ!」って怒っちゃうことあるんですよね。
それさえもアウトな気がします。

chatGPT:仕事に夢中で子供を叱ってしまうのは、仕事と家庭のバランスを取るのが難しいからかもしれません。
大切なのは自分の行動や言動に対して気づきを持ち、努力することです。

てん:わぁ。ナイスフォロー✨ありがとうございます。

仕事とプライベートのバランス

てん:でも社会人である以上、時々プライベートが犠牲になるのはどうしようもない気がします。
この考えって日本人だから?アメリカ人は違うのかしら?
アメリカ人の場合、家族で遊びに行くからって、気軽かつ堂々と学校休んだりしますよね。

chatGPT:家庭と仕事のバランスについては、文化や社会の影響もあります。
日本の社会では、仕事が非常に重要視され、プライベートの時間を犠牲にすることが少なくありません。
一方で、アメリカなどの西洋の文化では家族やプライベートの時間が重視され、柔軟な休暇制度があることもあります。

てん:でもやっぱり、父親・母親が社会人として働いている実感とか、そういうシーンを見ることは、悪いことではないと思うんです。
時に犠牲になっても、後でごめんねって、ケアしてもらえたらいいんじゃないかな。四六時中こども中心なんて、そっちの方が不健全な気もするしね。

chatGPT:確かに、父親・母親が働いている姿を見るのは、むしろ大切な経験や学びがあると思います。

母とパンツの思い出

てん:わたしは小さいころから母が働いてたんで、弟の世話をしてたんですけど、ある日弟が汚したパンツを洗ったんです。
そしたらそのあと母がありがとうって、わたしにパンツ買ってくれたんです。
パンツなんていつも買ってもらってたはずだけど、すごく特別ですごく嬉しくて、パンツ屋さんの場所や店構えまでよく覚えてます。

chatGPT:母親からの感謝の言葉に対しての喜びが伝わってきますね。

てん:そうですね。小学生が20分も歩いて幼稚園にお迎え行くとか、弟の汚れたパンツ洗うとか、いろいろ今ではありえませんが、いい思い出です。
母が働いてたことは当時の私にとってあまり嬉しいことではなかったですが、犠牲と感じてたわけではないですね。
その時は、家族の一員として、役に立ったことが嬉しかったですし。

古典でつながる曾祖母・母・わたし

chatGPT:家族のために努力し、感謝や理解を得ることで、より絆が深まると感じた経験はありますか?

てん:うーん、努力で絆…。
母は本当に頑張り屋さんで、全身全霊で私たちを育ててくれました。
でも一人の時間もすごく大事にする人で、いつも本を読んでいましたね。
直接聞いたことはなかったですが、わたしが古典に没頭していたのも、実はかなり嬉しかったのかもしれません。
子供に自分の欠片を見るとき、ちょっと嬉しいものですし。
私が自分の子にに古典バリバリな名付けをしたときも、とても喜んでました。

chatGPT:古典に対するあなたの興味や愛着は、お母さんとの関係や彼女の影響が大きかったと感じていますか?

てん:そうですね。母の影響なんだと思います。母は曾祖母がそらんじる百人一首で、一人かるた取りをしていたと、よく話していました。

chatGPT:世代を超えて受け継がれる文化や趣味は、家族の絆を強める素晴らしい要素となります。
古典に対する家族の伝統や愛着が、あなたの人生にどのような豊かさをもたらしていると思いますか?

てん:わー、なんか泣けてくるね。
やっぱり子供の頃の記憶の隣には常に母がいて、そのうえにわたしの古典まみれな思春期がのっかってたな、って思います。
古典が大人になってわたしに何かをもたらしたという実感はありませんが、何かの時にふと思い出しますし、色褪せない魅力で、こうして文章を書きたいと思わせますよね。

まとめ

まさか最後、こんなとこに落ちるとは思いませんでした。
わたしのメランコリー力なのか、chatGPTのすごさなのか。
ちなみにわたしは曾祖母が亡くなった直後に生まれました。

『とりかへばや物語』、ほかの方はどう読まれるか、興味津々です。
男女入れ替えのドタバタ平安ラノベかと思いきや、
女性のキャリアやパートナーとしての男性像、
女性の恋愛心理についても考えさせられた作品でした。

単純に面白いので、ご興味があればぜひ!

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