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〝生ごみ〟が〝お宝〟になったよ

こんにちは。
にこさんぽ編集室@西国分寺 です。
この夏休み、我が家の豆太郎(4歳)と
国分寺市の生ごみ収集
(生ごみ堆肥化事業)
に参加してみることにしました。
その取り組みのなかで
感じたことを連載形式でリポートしていきます。

【前回の記事】

4日間の生ごみ収集&保管を無事に終え、
いよいよ明日は
公民館に持参する日となりました。

「明日ナマゴミン持って行こうね」

と声をかけると「イヤだ!」と豆太郎。
(〝ナマゴミン〟は
豆太郎が名付けた生ごみの総称です

予想外の反応。
こんなに楽しく集めていたのに
どうしたんだろう。

豆太郎はこう続けます。
「ナマゴミンとお別れしたくない!」

ああ、そうか。
そういえば生ごみを
集めるようになってから、
率先して野菜の皮をむいたり、
種を取ったり。
「これ食べられないところだよね?」
と確認してはうれしそうに丁寧に
ザルに広げていたんだった。

豆太郎にとっては
〝イヤな生ごみ〟ではなく
〝一生懸命集めた大切なお宝〟
だったんだなあ。

それは私も同じ。
いつもならビニール袋に
直行させていた生ごみを、
ザルに入れたり早く乾くよう
思案
したりするうちに

〝ごみ〟という感覚が
すっかりなくなっていた。

カリッと乾いた皮を見て達成感

すら覚えたもの。

まだ豆太郎は両手でザルをギュッと抱え、
目に涙をいっぱいためています。

私「ナマゴミンは
バイバイじゃないんだよ」

豆「どういうこと?」

私「豆太郎が一生懸命集めた
ナマゴミンは、肥料に変身して
戻って来るんだよ」

豆「また帰ってくるってこと?
わ〜! ぼくの畑に来たらいいなあ

そういうと「明日早く持って行こうよ」
とザルを置き、
お布団にもぐりこんだのでした。

生ごみを集め始めて、たったの4日。
その短さとは裏腹に、
特別な経験と感情が
たくさん詰まった濃密な
日々でした。

さて、明日はいよいよ
公民館に持って行きます

その様子はまた次回に。

【伝え手】にこさんぽ編集室。親の〝わたし〟と息子の豆太郎(4歳)によるユニット。関西出身、国分寺市在住。教育系出版社のマーケティング部を経てフリーのコピーライターに。湧き水と吉本新喜劇、旅先でのスーパーマーケット巡りが好きです。