見出し画像

社会実験:イチ会社員が、会社の名刺に「マイ・パーパス」を入れてみた

■ビジネス現場での実証実験「イチ会社員が会社の名刺に、マイ・パーパスを入れてみた」

こんにちは、キャリアオーナーシップ・リビングラボの伊藤です。

当リビングラボでは、はたらく人々がキャリアオーナーシップを発揮できる環境や体験を創り出す取り組みをしています。

今回、紹介するビジネス現場の実験的取り組みは、「イチ会社員が、会社の名刺にマイ・パーパスを入れてみた」です。

近年、企業の存在意義を意味する「パーパス(Purpose)」に基軸を置いた「パーパス経営」が注目され、自社の「パーパス」を掲げる企業も増えてきました。

一方で、個人にとってもこれからの時代、自身の「パーパス」の言語化は重要です。個人が、社会や産業構造の目まぐるしい変化に対応しながら、企業に頼らず、自分らしく働いていくためには、「自分にとって何が重要か」、「人生の意義とは何か」、「働く目的とは」、といったことを改めて解像度を上げて言語化し、それに基づいて納得いく働き方を自己決定していくことが求められます。

最近では、SOMPOホールディングスの「MYパーパス」など、企業が社員一人ひとりの「自分自身の人生の意義や目的、働く意義」といった「マイ・パーパス」の策定を後押しし、自律自走した働き方の実践を通じて、個人と企業が共に成長していこうという動きも生まれています。

そこで、キャリアオーナーシップ・リビングラボでは、組織の一員であることを示す会社の名刺に、個人的な想いである「マイ・パーパス」を記載することで、会社と個人の新しい関係性を築くきっかけにするとともに、「仕事を通じて、自分が何を実現する者なのか」を名刺交換・自己紹介のたびに意識する(名乗る)ツールとしても活用できないか、と考えました。

この「マイ・パーパス記載名刺」は、まずは当リビングラボが所属している部門「ミッション共創推進統括部」のメンバー6名の名刺から始めています。

参考までに、私の名刺の記載は以下です。(連絡先などは割愛しています。)

名刺_消したもの


■「パーパス」を策定していない企業では出来ない取り組みなのか?

ここまで散々「マイ・パーパス」で話をしていますが、私の名刺に入っているのは「マイ・パーパス」ではなく、「マイ・ミッション」です。この理由は、当社(パーソルキャリア)が「ミッション」(‐人々に“はたらく”を自分のものにする力を‐)を強く打ち出しているからです。(※1)

大切なのは、「個人の想いと企業の想いを接続し、共鳴させられること」です。そこで、当社の名刺で「マイ・パーパス」を入れるのであれば、個人と企業を接続・共鳴させやすいように、その会社が最も強く掲げている「ミッション」と合わせるのが良いと考えました。

会社が「パーパス」を策定していないから、「マイ・パーパス」が作れない、名刺にも入れられない、と思うことはないのです。「パーパス」、「ビジョン」、「ミッション」、「(企業)理念」など、どれであるかはあまり重要ではありません。これらの中にも企業の「パーパス」の要素がたくさん詰まっています。

キャリアオーナーシップ・リビングラボの活動が、皆さんの明日のはたらくヒントになれば幸いです。

名刺に「マイ・パーパス」を入れてみた効果実感や周囲の反応が知りたいなど、今回の取り組みの関心のある企業の方は、キャリアオーナーシップ・リビングラボお問い合わせフォームからお気軽に連絡ください。

(※1)パーソルグループはグループビジョンとして「はたらいて、笑おう。」を掲げ、グループ各社はそれぞれの領域で「グループビジョン」を実現するための「ミッション」を策定している。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?