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単語の覚え方①カメラ記憶を鍛えよ

英語がニガテすぎて暗号に見えてしまう。暗号は強烈な睡魔を誘う…。近年、英語教育を強化する風潮にともない、問題文すら英語で問うテストが増える中、こういった子はまず赤点街道まっしぐら。

何がわからないかわからない…。そんな状態がいちばんツライですね。でも、英語が暗号に見える問題は、単語をある程度覚えることで解決する場合が多いです。

そうは言っても、暗号に見えるものをどうやって覚えたらいいの?単語を覚えられない悩みを抱える方のために、3つの単語の覚え方をご紹介します。

本記事 → ①カメラ記憶を鍛えよ
②音と見た目を結びつけよ
③意味と見た目を結びつけよ

それでは、さっそく「カメラ記憶」を鍛えていきましょう。

カメラ記憶とは、目で見たものを写真のように画像的にそのまま記憶する方法です。マンガ「ちはやふる」に出てくる百人一首競技かるたでは、札の並びを見た目と感覚で記憶するので、その能力が存分に鍛えられるのですけれども。

🥔

話がそれました。では下の単語をじっくり見て、脳に単語の画像を焼き付けてください。イメージができたら、別の紙に単語を書き起こしてください。この時、脳に焼き付けた画像をそのまま再現するようにして、記憶があいまいになっても、途中でもとの単語を見直さないようにしてください。

air

3文字だと簡単ですよね。ではこれはどうでしょう。

place

これもギリギリいけるでしょうか。人間は、特にルールのない文字列をランダムに記憶する場合、だいたい5文字前後なら覚えられるそうです。ですので、次の単語はどうでしょう。

encychlopedia

だいぶ難しいのではないかと思います。では、この単語を5文字前後に区切ってみましょう。ハイフン(-)の場所まで覚えて、3回に分けて書き写してみてください。

ency - chlo - pedia

区切り方には一定のルールがあるのですが、とりあえず今はこれで。いかがでしょうか?5文字前後に区切った方が覚えやすかったのではないでしょうか。

5文字前後にまとめて覚えるという方法は、日常生活では携帯電話の番号や暗証番号にも見られますよね。

単語が覚えられないという子は、1つの単語を書くのに、何回も何回も見直しながら書き写すだけで、無意味な反復練習になってしまっていることが多いです。連続で3回、もとの単語を見直さずに書き起こせるようになれば、その単語はカメラ記憶に残っていると考えてOK。もし書き写し間違えたら、間違ったところを特に強く脳に焼き付けるようにします。

カメラ記憶を身につけると、覚えた単語のスペルが間違っている場合「なんか変だな…」と、感覚的に間違いを発見することができるようになります。また、トレーニングを重ねていくうちに、アルファベットの並び方の規則や、いくつかの単語に共通点があることに気づき、情報が整理されていくでしょう。

アタマの柔らかい10代までのうちに、ぜひ沢山のトレーニングを積んでほしいと思います。ただ、この記憶法は合う合わないがあるので、ぜんぜん入らない!という人は無理せず別の方法を採りましょう。別の方法については、また来週。(🥔)

《まとめ》カメラ記憶を鍛えよ
①目で見て単語の画像を脳に焼き付ける
②もとの単語を見直さずに書き起こす(×3回)
③長い単語は5文字前後に区切って覚える

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