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単語の覚え方➁音と見た目を結びつけよ

英語にアレルギーができてしまっている子によく起こっている、英語が暗号に見える問題。この問題は、まず単語を覚えて解決しましょう!

視覚を使った「カメラ記憶」を紹介した前回に引き続き、単語の覚え方をご紹介します。

①カメラ記憶を鍛えよ
本記事 → ②音と見た目を結びつけよ
③意味と見た目を結びつけよ

今回は聴覚を使ったトレーニングです。カメラ記憶が視覚を使って「見た通りに書き起こす」練習だったとすれば、今回は「音を聞いた通りに書き起こす」練習です。

専門用語でいえば「フォニックス」と言いますが、詳しくは改めてやのゆり先生が解説してくれます。ここではごくごく簡単に。

どんな言語も、発音と文字がセットになって意味を表す仕組みになっています。英語では、26のアルファベット文字を使って、さまざまな発音を表すことができます。

🥔ちなみに、言語によっては文字を使わないものも。
そういう言語も含めて、いま世界には7,117の言語があるらしい!🥔

さて、今回の練習の仕方は簡単。音を聞いた通りに書き起こします。ただ、多くの場合はローマ字でアルファベットに触れる日本人には、これが厄介。はじめて英語を習った時、ローマ字と違うんかい!と思った人も多いと思います。

たとえば先ほどの「フォニックス」。英語で書くと「phonics」になります。ローマ字で書く「fonikkus」ではないのですね。英語では「ph」を「フ」、「c」を「ク」と読むことがあるのだなぁ、と分かります。

試しに(カタカナ英語で恐縮ですが)次の英語を耳で聞いたと思って、つづりを書いてみてください。

・ステイション(駅)
・ディスィジョン(決断)
・クエスチョン(質問)

正解は

・station (駅)
・decision (決断;decide「決める」の名詞)
・question (質問)

ですね。

ここで着目したいのは、同じ「-tion」というつづりでも、「ション」と読む場合と「チョン」と読む場合があるということ。また、「-ion」というつづりが共通して使われていて、「s」がくっつく場合は「ジョン」と濁った音になるようだ、ということ。

耳で音を聞きながら、どの音にどのアルファベットが当てはまるのか、考えてみると楽しいと思います。(🥔)

《まとめ》
①音とアルファベットを結びつけよ
②同じつづりでも違う音、違うつづりでも同じ音になることがある
③専門用語では「フォニックス」という分野

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