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室蘭スティーラーズ:全日本アイスホッケー選手権B優勝

日本製鉄室蘭アイスホッケー部こと室蘭スティーラーズがアイスホッケー社会人No.1決定戦で優勝しました!
おめでとうございます!

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室蘭スティーラーズの今季の足跡は、上記の記事をご覧ください。

アイスホッケー全日本選手権(B)とは

アイスホッケー全日本選手権(B)は、全国各地の予選を勝ち抜いたチームによる社会人王者を決める大会です。(かつては日本アイスホッケー連盟会長杯と呼ばれた時期もありました、そのへんの歴史は割愛。)

社会人アイスホッケーの全国大会にはもう一つ「J-Ice プレーオフ」があり、室蘭スティーラーズは2018-2019シーズンで優勝しています。
しかし、昨季に引き続き今季も新型コロナ禍の影響で中止となり、全日本Bが唯一の全国大会となっています。

さて、この全日本アイスホッケー選手権(B)の優勝チームには、毎年12月に開催されるアイスホッケー全日本選手権(A)の出場権が与えられます。
社会人チームがアジアリーグを含めた真の日本一に挑める狭き門です。

室蘭スティーラーズは2018年・2019年と全日本B決勝へ進出し、強豪DYNAXに敗れました。
翌2020年はチーム最高潮の状態で臨む直前、新型コロナウイルス禍のため大会が中止に。秋の代替大会も辞退続出で開催できなくなり、社会人王座は空位となっていました。
挑戦の機会を待つこと2年、ようやくそのときを迎えたのです。

出場チームと組合せ

試合結果一覧

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北海道からは前回優勝のDYNAX、室蘭スティーラーズ(日本製鉄室蘭)、釧路厚生社、苫小牧市役所。
東北から仙台スワンズ、吉田産業、TEAM侍(開催地枠)。
東京から電通、伊藤忠商事。
北信越東海からTEAM TORSPO。
中四国から香川アイスフェローズ。
合計11チームが出場しました。(伊藤忠商事は直前で辞退したため不戦敗)

前回準優勝の室蘭スティーラーズは、2回戦からの登場。
八戸で前日練習を行い、満を持して決戦の地・盛岡みちのくコカ・コーラボトリングリンクへ乗り込みました。

室蘭民報社の記者が同行して密着取材。細やかな記事のみならず動画で室蘭スティーラーズの様子を伝えてくれました。ぜひご覧ください。

2回戦 対 TEAM TORSPO

室蘭スティーラーズ 9-1 TEAM TORSPO
(得点4-1,1-0,4-0)(シュート数24-5,22-10,28-10)
試合速報
ゲームシート

試合経過
06:07 室蘭スティーラーズゴール
(末廣直樹、アシスト玉手大貴・中村謙太)
06:18 室蘭スティーラーズゴール
(村上亮、アシスト野澤一矢・脇本直迪)
07:42 TEAM TORSPOゴール
(加藤祐希、アシスト伊藤雅俊・葛西準基)
08:48 室蘭スティーラーズゴール
(谷慎太郎、アシスト岩槻翔悟・山道翔太)
09:57 反則 室蘭 脇本直迪 スラッシング
12:18 室蘭スティーラーズゴール
(野澤一矢、アシスト脇本直迪・村上亮)

25:59 室蘭スティーラーズゴール
(脇本直迪、アシスト山道翔太)
30:35 反則 TORSPO 蛯名正博 トリッピング
38:49 反則 TORSPO 蛯名正博 スラッシング

49:39 室蘭スティーラーズゴール
(横山恭也、アシスト阿部魁・小泉智也)
50:17 室蘭スティーラーズゴール
(工藤翔介、アシスト横山恭也・小泉智也)
54:12 室蘭スティーラーズゴール
(阿部魁、アシスト小泉智也)
51:56 反則 室蘭 中村謙太 フッキング
56:03 反則 TORSPO 蛯名正博 トリッピング
59:07 室蘭スティーラーズゴール
(末廣直樹、アシスト藤浪幹・田畑秀也)

◇ ◇ ◇

初戦の相手は甲信越東海代表 TEAM TORSPO(名古屋市)。1回戦では青森県の企業チーム・吉田産業を4-2で下しています。(平成25年の創立以来、初の全国大会勝利だったそうです。)

そのゲームシートを見るや……TEAM TORSPOのメンバーはゴーリー2名スケーター8名。連戦となる2回戦では更にスケーター1名離脱。
ならば試合が進むほど疲労がのしかかりスティーラーズが突き放すであろうと、ズブの素人は皮算用。

実に浅はかな予想でありました。
インスタライブ中継の率直な感想は「9人なのに強ぇ!」
たとえ人数が少なくとも、選りすぐりの精鋭ならば互角に渡り合えるのです。(時間経過とともに不利になるのは否めませんが。)

試合を観ていて、スティーラーズが第1ピリオド中盤からしばらく追加点を奪えず、パワープレーの好機を活かせなかったことがわずかに引っかかりました。
初戦の緊張や、勝てばダブルヘッダーとなる日程のペース配分があるのかなと、思いを巡らせつつ夜の準決勝を待ちます。

鈴木亜久里ヘッドコーチの評は「初戦の難しさが出た。攻守とも60点」とのこと。想像以上の苦戦であったと報じています。

準決勝 対 香川アイスフェローズ

室蘭スティーラーズ 6-3 香川アイスフェローズ
(得点1-3,2-0,3-0)(シュート数22-8,30-10,29-2)
試合速報
ゲームシート

試合経過
01:09 室蘭スティーラーズゴール
(村上亮、アシスト脇本直迪・工藤卓磨)
02:12 反則 香川 晒谷和樹 ニーイング
07:27 反則 室蘭 小泉智也トリッピング
09:06 香川アイスフェローズゴール
(晒谷凌太、アシスト今政則・越後谷穣巧)
11:41 反則 室蘭 野澤一矢 ホールディング
11:41 反則 香川 晒谷和樹 ダイビング
14:41 香川アイスフェローズゴール
(晒谷凌太、アシスト今政則・晒谷和樹)
15:43 反則 香川 稲葉惇 フッキング
15:46 反則 香川 北側雄哉 ディレイ・オブ・ゲーム
19:07 香川アイスフェローズゴール
(今政則、アシスト大日向洋平・晒谷凌太)
19:40 反則 室蘭 村上亮 レイトヒット

23:54 反則 香川 越後谷穣巧 トリッピング
26:14 室蘭スティーラーズゴール
(村上亮、アシスト横山恭也・阿部魁)
29:01 室蘭スティーラーズゴール
(横山恭也、アシスト阿部魁)
32:29 反則 香川 晒谷和樹トリッピング
34:54 反則 室蘭 小泉智也 チャージング

41:23 反則 小泉智也 チェッキング・トゥ・ザ・ヘッド(+ミスコンダクト)
41:46 室蘭スティーラーズゴール
(村上亮、アシスト工藤卓磨・山道翔太)
42:29 反則 香川 今政則 トゥーメニーメン
48:11 反則 室蘭 脇本直迪 スラッシング
52:06 室蘭スティーラーズゴール
(村上亮、アシスト野澤一矢・脇本直迪 )
52:33 反則 香川 北側雄哉 スルー・フッティング(5分+ゲームミスコンダクト)
55:30 反則 香川 晒谷和樹 ラッフィング
55:30 反則 室蘭 岩槻翔悟 ラッフィング
58:46 反則 香川 宇正峻英トリッピング
59:13 室蘭スティーラーズゴール
(野澤一矢、アシスト山道翔太・村上亮)

◇ ◇ ◇

準決勝の相手は四国から参戦・香川アイスフェローズ。J-Iceプレーオフ2017-2018優勝の実績を持つ強豪。
1回戦は延長&ペナルティショット戦の末に苫小牧市役所を撃破。2回戦は対戦相手の伊藤忠商事が急遽棄権したため不戦勝、まる1日空けての準決勝でした。

一方の室蘭スティーラーズは初戦のあと一度宿舎に戻り、夕食など準備を整えて臨みます。試合開始は20:30。

開始早々室蘭スティーラーズが村上選手のゴールで先制しますが、第1ピリオド中盤のキルプレーで同点にされると、14分すぎには勝ち越しを許します。
その直後、香川アイスフェローズが立て続けに反則を犯し、スティーラーズは5on3の大チャンスを得ましたがゴールを決められません。
19分すぎにはアイスフェローズに3点目。
第1ピリオドを終えて室蘭1-3香川という展開に、Twitterのタイムラインは騒然……

ざわ・・・
  ざわ・・・

大丈夫こちらはスロースターターだし2点なら追いつけるって思っているんですよ、一方で被シュート8本で3失点…???この感じ1月に見たやつだ…!と後一歩追いつけなかったのホーム最終DYNAX戦が蘇ったりしていました。(※全ては素人の感想です)

第2ピリオドに村上選手・横山選手のゴールで追いつくも、同点止まり。
室蘭スティーラーズが勝ち越しを決めたのは第3ピリオド開始まもなく、反則を取られた23秒後のこと。村上選手のショートハンドゴールが決まり、ようやく4点目を手にします。

第3ピリオド12分に村上選手4度目のゴールで追加点、残り1分を切って野澤選手のパワープレーだめ押しが決まり、6-3で香川アイスフェローズを振り切ったのでした。

苦しい展開で、前キャプテン・村上選手の4ゴール1アシストの活躍が光る試合でした。
若手がプレッシャーに飲まれそうなとき、劣勢を打破するのはベテランの経験とそこから導かれる冷静さ。これは他競技でも強く思うところです。

そう、室蘭シャークス比嘉監督が現役最後の予選の代表決定戦、明鏡止水の境地で決勝タイムリーを放ったように(突然の社会人野球語り)

決勝 対 DYNAX

室蘭スティーラーズ 4-1 DYNAX
(得点3-0,0-0,1-1)(シュート数21-7,14-14,12-8)
試合速報
ゲームシート
YouTube中継(DYNAX公式)

DYNAXは今大会の試合をチーム公式YouTubeでライブ中継してくれました。ありがとうございます!

試合経過
02:57 反則 DYNAX 府中祐也 ホールディング
04:20 反則 DYNAX 牧口大樹 トリッピング
07:07 室蘭スティーラーズゴール
(野澤 一矢、アシスト脇本直迪・村上亮)
07:43 反則 室蘭 田畑秀也 フッキング
08:36 反則 室蘭 野澤一矢 トリッピング
10:27 反則 DYNAX 大場大 ホールディング
12:12 室蘭スティーラーズゴール
(工藤 翔介、アシスト横山恭也・阿部魁)
13:40 反則 DYNAX 池田脩真 トリッピング
13:51 室蘭スティーラーズゴール
(小泉 智也、アシスト阿部魁)
18:06 反則 DYNAX 今野友尋 スラッシング

22:10 反則 室蘭 岩槻翔悟 レイトヒット
23:35 反則 室蘭 工藤卓磨 トリッピング
24:33 反則 室蘭 岩槻翔悟 トリッピング
28:19 反則 室蘭 工藤卓磨 ハイ・スティッキング
31:50 反則 DYNAX 府中祐也 チェッキング・トゥ・ザ・ヘッド(+ミスコンダクト)
34:12 反則 室蘭 工藤翔介 ラッフィンク
34:12 反則 DYNAX 北側勝 スラッシング

47:30 反則 室蘭 玉手大貴 クロスチェッキング
47:42 反則 DYNAX 府中祐也 インターフェアランス
49:08 反則 室蘭 工藤卓磨 スラッシング
53:49 DYNAXゴール
(今野友尋、アシスト山野下元氣・福島勇啓)
56:14 反則 室蘭 小泉智也 ハイ・スティッキング(ダブルマイナー4分)
58:53 室蘭スティーラーズゴール
(村上亮、アシスト岩槻翔悟・横山恭也)

◇ ◇ ◇

何度も決勝でぶつかってきたDYNAX。室蘭スティーラーズは今季いずれの大会でも撃破してきました。
それはライバルをよく分析して対策を講じてきた成果。これまで通りの戦いができれば結果は自ずとついてくる、そんな自信がチームから感じられました。

一方で、普段通りとはならないのが大舞台。
室蘭スティーラーズのTEAM TORSPO戦、香川アイスフェローズ戦が何かと不安を残す展開であったのに対し、DYNAXは電通釧路厚生社を相手に、8-0、10-1と横綱相撲を展開。
昨季からの雪辱に燃えるDYNAXを抑えきれるだろうかと、私は始まるまで緊張してばかりでした。ただ観てるだけなのに。笑

◇ ◇ ◇

第1ピリオドは圧倒、理想的な試合運びであったと思います。
7:07に野澤選手のゴールで先制。12:12、13:51にはそれぞれパワープレーの好機を逃さず追加点。アタッキングゾーンからニュートラルゾーンでパックを支配し、相手につけ入る隙をほとんど与えませんでした。

しかし、そこで屈する前回王者ではありません。
第2ピリオドは室蘭スティーラーズの反則が重なり、DYNAX相手に防戦一方となりました。
特に2分~6分すぎの5on3の劣勢が続いたときは失点を覚悟しましたが、GK山口連選手を中心に堅守を貫きました。3点をリードした以後は反撃を封じることに重きを置いたでしょうか。
このピリオドはお互い無得点、3-0で試合は第3ピリオドに移ります。

この試合は両チーム最後の力を振り絞る死闘でした。
勢い余って転倒、あるいは身をなげうっての守りが多く見られ、しかし、足は決して鈍りません。
残り6分11秒。DYNAXの執念はとうとう鉄壁に穴を穿ちます。山野下選手のパスに今野選手がドンピシャで叩き込んで1点を奪取。沸き立つDYNAXベンチ!

残り6分で2点差を追いつくのは十分に可能であり、更に残り3分46秒、室蘭スティーラーズに痛恨の反則が発生。ダブルマイナーで4分の数的不利が科せられたのです。
こうなると2点のリードが風前の灯に思えてきます。どうか残り時間を守りきれますように、画面の前で固唾を呑んで見守っていたそのとき、残り1分7秒!

岩槻選手からパスを受けた村上選手が駆け上がり、追手2人をかわしショートハンドゴール!
4-1。それは最後の苦しい時間にあって、勝利を決定的なものとする、そして相手の希望を打ち砕く、極めて価値のあるゴールでした。緊張は確信に変わり、迎えたカウント・ゼロ。

用具を放り投げ、歓喜の輪に飛び込む選手たち。それは、47年ぶりのタイトルを手にした瞬間でした。

前回まだ手にしたことがないタイトルと言ったな、あれは嘘だ(すまない)

最終成績・個人表彰

優勝:室蘭スティーラーズ(日本製鉄室蘭アイスホッケー部)
準優勝:DYNAX
第3位:釧路厚生社
第4位:香川アイスフェローズ

個人表彰
最優秀選手:村上 亮選手(室蘭スティーラーズ)
ベストGK:山口 連選手(同上)
ベストDF:山道 翔太選手(同上)
ベストDF:横山 恭也選手(同上)
ベストFW:野澤 一矢選手(同上)
ベストFW:阿部 魁選手(同上)
ベストFW:今野 友尋選手(DYNAX)

◇ ◇ ◇

山道選手は在籍11年、野澤選手は8年、村上選手は7年。
かつてシーズンで1勝しかできない年もあったという時代から、強化と地域愛着活動が身を結び、社会人の頂点に上り詰めるまでを歩んできた選手です。
彼らが目を潤ませ、感慨深げにトロフィーを眺める様子は、観戦歴2年と少しの私の胸にもぐっと来るものがありました。
スタッフ、ご家族、同僚、長年見守ってきた方々には、更にこみ上げる思いがあることでしょう。

悲願の優勝が、チームを支える方々と室蘭の街に喜びをもたらしたことを、私はたいへん嬉しく思います。

室蘭スティーラーズ、優勝おめでとうございます!

室蘭スティーラーズに同行していた室蘭民報社は、この快挙を翌日朝刊トップと更にもう1面を割いて詳しく報じました。
選手の喜びの声、「室蘭を熱くする!」をスローガンに、社業アイスホッケー地域愛着活動の『三足のわらじ』で奔走したシーズンを熱く綴っています。
有料会員限定記事ですが、ぜひご覧ください。
表情式の様子と岩槻選手・村上選手のインタビュー。

新たな頂点へ

全日本アイスホッケー選手権(B)で優勝した室蘭スティーラーズは、但し書き付きですが12月の全日本アイスホッケー選手権(A)出場権を獲得しました。

第 89 回全日本選手権大会(A)の出場枠に応じ、上位から全日本選手権大会(A)への出場権を与える。但し、出場枠等が変更になった場合は、この限りでない。
全日本B開催要項より。新型コロナ禍といえど悲しい)

昨年は新型コロナ禍で規模縮小となった全日本A。
今年こそは社会人・大学を交えた日本一決定戦として、観客の熱狂を携えて開催されることを願ってやみません。

今回の全日本Bが無観客ながら開催できたのは、プレーヤーとファンの熱望だけではなく、レフェリー、アナウンス、運営に携わった連盟の方々の尽力があったからです。
大会に関わったすべての人のために、全カテゴリーを全日本Aに結集させてほしい、そう思います。

◇ ◇ ◇

今季の北海道社会人アイスホッケーは、家族と同居人のみ観戦可とする限定付き無観客試合で行われ、最後まで一般客が会場に足を運ぶことは叶いませんでした。
しかし、各チーム・地区連盟が可能な限りYouTubeやインスタライブで試合を中継してくれたおかげで、思った以上に充実したシーズンを過ごせたと感じています。本当にありがとうございました。

全日本Bをもって室蘭スティーラーズの今季すべての公式戦は終了し、このあとがきは4日を経過しているのですが、まだふわふわした高揚感が残っています。
いつまでもこの余韻に浸っていたい、ずっと今のメンバーを観ていたい。できることならリンクの匂いと冷たさを感じながら。

そう思ってしまうけれど、優勝した瞬間から室蘭スティーラーズの次の挑戦は始まっています。
決勝直後の室蘭民報社のインタビューで、選手達が喜びの余韻もそこそこに「まずはアジアリーグと戦うための体作りから」と明言していたのが印象的です。

チームを劇的に変えた立役者である渡谷前マネージャーは、かつてチームの目標を「全日本Aでベスト4になること」と語っていました。(横浜GRITS✕室蘭スティーラーズ✕アイスプレスジャパン対談「アイスホッケーの未来」より
アジアリーグチームに勝つ。決して容易なことではありませんが、チームの進化と檜舞台が今から楽しみです。

旅はまだ終わらない。

◇ ◇ ◇

↓これまでの観戦記

↓応援しているチームの紹介などなど