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横浜GRITS✕室蘭スティーラーズ✕アイスプレスジャパン対談「アイスホッケーの未来」書き起こし

2020年12月28日にアイスプレスジャパンTVで行われた、横浜GRITS臼井代表、室蘭スティーラーズ渡谷統括マネージャー、アイスプレスジャパン関谷編集長の3名による対談「アイスホッケーの未来」を大まかに書き起こしたものです。

元の動画はこちら↓

自己紹介と横浜GRITS・室蘭スティーラーズ(日本製鉄室蘭アイスホッケー部)チーム紹介の後、6つのテーマで討論が行われました。

チーム紹介

横浜GRITS
公式HP / Facebook / Twitter / Instagram / YouTube

横浜GRITSオフィシャルチアリーダーズ「GRITS TOPAZ」
Twitter / Instagram / YouTube

2020年6月にアジアリーグに加盟したプロアイスホッケーチーム。
選手が全員別の仕事を持ちながら、プロ選手としてチームと契約するデュアルキャリアが特色。仕事もホッケーもプロを目指す。

(アイスプレスジャパン関谷編集長の評)
2020-2021ジャパンカップではまだ勝ち星はないが、積極的なマーケティング、本格的なチアチーム(GRITS TOPAZ)の運用、グッズ展開の多さなど注目は高い。
横浜のファンは他競技の応援に慣れているのか、応援が制限されている今季でもファンが熱いという印象がある。
スポンサーの目立たせ方、マーケティングの上手さ、仕事の迅速さが光る。

室蘭スティーラーズ
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日本製鉄室蘭アイスホッケー部。北海道社会人アイスホッケーB級カテゴリーに所属し、室蘭市を本拠地に活動。近年の強化が奏功し、全国の社会人チームの中でトップレベルの実力を持つ。
「地域愛着」を掲げ、室蘭市内小学校のスケート授業を担ったり、観客席のない狭いホームリンクながら試合時お祭りイベントで600人を集客する、ドローン空撮によるプロモーション動画作成など、前例がない取り組みを次々と打ち出している。

(アイスプレスジャパン関谷編集長の評)
社会人の企業チームながら、新しいことをどんどん取り入れていくチーム。
室蘭スティーラーズが所属するリーグ(注釈:J-Ice North Division)は熱いという噂は常々聞いていて、スティーラーズの他にも力を入れているチームが複数あることが、アイスホッケー界にとっての光明だと思っている。

1.今季取り込んできたこととその手応え

◆横浜GRITS 臼井代表

1年目ということで手探りが多い。
観客数に制限がある中、観客やYouTube中継のリピーターを増やそうとしている。
新型コロナウイルスの影響は大きく、現在、新横浜スケートセンターは観客を500~600人しか入れられないし、飲食の販売もできない。
ただ、大変なのはアイスホッケーだけではないので…。

(コロナを乗り越えるために)
リンクに来場する方以外に働きかける取り組み、動画コンテンツ・オンラインマーケティングを進めていきたい。それをやらないと難しい。

室蘭スティーラーズ 渡谷統括マネージャー

手応え全く無いです!(笑)
オンラインコンテンツってアイスホッケーは遅れている。
「コロナだから仕方ないよね」だと先に進むことはない。停滞と衰退はしたくない。
(スティーラーズの属する北海道社会人は)現在無観客なので、オンラインでどう試合を見られるようにするか試行錯誤している。
ホームゲームは地元FM局のYouTube中継やインスタライブをやっているが、ホームゲーム自体が1月で終わってしまう。

アイスホッケーでアジアリーグは頑張っている方だけど、スポーツ界で見るとアイスホッケー界は劣っている。社会人がここまでできるんだからアジアリーグはもっとやってほしいという思いがある。

2.それぞれの地域密着

室蘭スティーラーズ 渡谷統括マネージャー

「地域愛着」をチームスローガンに、密着だと一方的なので相思相愛を目指している。
・室蘭小学校のスケート授業
・スポーツジムと提携したスケート教室
・地元高校美術部(書道部)とのコラボ
文化系の部活が成果を発表できる場所は、学校祭や展覧会に限られている。人前に出せる機会を作りたい、スティーラーズを室蘭のプラットフォームにしたいなと。

アイスホッケーに馴染みのない街だからこそ、両思いの必要とされるチームになりたい。

横浜GRITS 臼井代表

グリッツは横浜市と比較的密にコミュニケーションをとって、いい関係を築けている。ホームの新横浜は港北区、港北区にはマリノスの隣にグリッツの色々展示してもらったり。イベントにも選手やチアチームを積極的に派遣している。

(横浜は地域密着しやすいか?大きすぎて難しいか?)
横浜はプロのスポーツチームがごろごろある。サッカー、バスケ、野球……
根付かせるのは難しい…。
横浜市スポーツパートナーズで横の連携を深める取り組みを進めている。

見たことないスポーツを見てもらえたらいいなと。SNSの活用は当然のこと、横浜マリノスのファンや横浜ビー・コルセアーズのファンを取り込みたい。

アイスプレスジャパン 関谷編集長

異競技のファンの回遊ができるようになると面白い。観戦が文化になる。

3.これまでと違う運営、プロとアマの違い

横浜GRITSは選手が全員仕事を別に持ちながら選手契約するプロチーム、室蘭スティーラーズは日本製鉄室蘭アイスホッケー部、すなわち社会人チーム。

横浜GRITS 臼井代表

プロは資金がかなり重要。
(これまでの日本のトップチームは)会社の母体がある福利厚生の実業団でやってきたという流れ。
プロはチーム単体で経営を成り立たせないといけない。そういう時代になりつつある。

室蘭スティーラーズ 渡谷統括マネージャー

うちは企業チームなので「社員の福利厚生」のためにある。
勝つことだけが社員にとっての福利厚生になるか?と考えている。
仕事ありきでアイスホッケーをしているので、選手には仕事もアイスホッケーも100%やれと伝えている。しかし、アイスホッケーの評価が難しい。

「一度見に来たら絶対面白い」は死語ですね。
選手の露出を増やして、応援したい選手を増やしていきたい。
露出を増やすことは、地域に根ざす企業目標にも合致する。

福利厚生は社員だけではなく、その家族も対象。
小学校のスケート授業の先生(選手)が親御さんの同僚だったりして、それが元で(チームに、競技に)関心を持つきっかけになるかもしれない。

横浜GRITS 臼井代表

デュアルキャリアもそこがポイントです。
土日試合に来ませんか?と同僚や上司に誘いかけやすい。そういうところから観客を広げたい。

アイスプレスジャパン 関谷編集長

リンクに来れば誰かに会えるとか、試合後に旨い酒が飲めるとか、スポーツが社交場としての機能を持ってない。
日本のチームにはそういうところを目指してほしい。

室蘭スティーラーズ 渡谷統括マネージャー

(スポーツを社交場に)それをビジネスにするかどうかがグリッツとスティーラーズの違い。
今の日本のアイスホッケーは試合をすることを目的にしている。
試合を手段にしないといけない。試合を観に来てではなく、どういうイベントが有るかという勧誘の仕方。

横浜GRITS 臼井代表

そのとおりだと思います。
僕らがやっていることを最大限活かすためにも、選手やスタッフをクローズアップして、アイスホッケーを観ない人にも「自分ごと」としてもらえるようになりたい。

視聴者Q&A

Q グリッツもスティーラーズもファンクラブ作りませんか?

横浜GRITS 臼井代表

作ります!来シーズン前にはやりたい。
単なるメリット(割引や特典)目的ではなく、チームグリッツになれる仕組みを模索している。
(サポーター、一緒にやっていくという参加感を満たすもの)

室蘭スティーラーズ 渡谷統括マネージャー

実はうちも動いてました…ました!(過去形)
もう少し時間がかかりそうです。ファンのほうから動いてくださってるので、どうチームに落とし込むか。お金が絡むことなので難しいですね。

Q 練習体制を教えて下さい。リンクの確保などに苦労はありませんか?

室蘭スティーラーズ 渡谷統括マネージャー

アイスホッケーは練習すればするほどお金がかかります。
野球やサッカーみたいに自前の練習場がなく、全部公共施設を借りることになるので。
選手はフルタイム勤務で、週3~5回、18~20時・19~21時と練習枠を設けている。
今いるカテゴリーで勝ち上がるには十分だけど、目標である全日本Aベスト4を目指すには練習量が足りない。

補足:室蘭スティーラーズは、9~3月は室蘭市中心部のスケートリンクで練習、9月前は終業後に苫小牧市のリンクに行き氷上練習を行う。
トレーニングは市内の日本製鉄体育館を使えるほか、リンク隣のJOYFITと提携している。

横浜GRITS 臼井代表

東神奈川のリンクをほぼ固定で使わせてもらえている。
(現在のジャパンカップに合わせて)火~木練習、金移動、土日試合のサイクルが確立できつつある。

グリッツは一試合何人の観客で収益が出ますか?

横浜GRITS 臼井代表

当初の目標は毎試合1500~1600人(MAX2500人)
コロナのせいで、今は500~600人しか入れられない。その2~3倍入れられれば…たらればを言ってもしょうがないんですけど、そういう思いはありますね。

アイスプレスジャパン 関谷編集長

アジアリーグは均すと1000人弱といったところ。アメリカのマイナーなどを参考にすれば毎週3000人はほしい。毎週土日に3000人集めてしっかりリーグができれば、それなりのことができるのではないかと。
各チームの努力だけではできないが…


4.今のアイスホッケーが抱えている問題点と打開策

室蘭スティーラーズ 渡谷統括マネージャー

問題点しかない。いいところを探すほうが難しい。
競技レベルを上げなければならない、練習には強化費がいる、お金をどんどん稼がないといけない。
市場、強化、普及のトリプルミッションの達成が必要。

強化は他のスタッフに任せているので、僕の仕事はマーケと普及。普及しないと強化につながらない。
アイスホッケーを観に来てもらうために何をするのかが重要で、アイスホッケーを観てもらうためにアイスホッケーを使うのでは無理がある。それをやってきて今の状況があると思っているので。
うちのチームではそういうところをやっていこうと。

横浜GRITS 臼井代表

アイスホッケーはスポーツニュース、スポーツ新聞に載らない…何も報じられない。先日の全日本選手権AがBSでちょろっと放送されたぐらい。
言い方が悪いが、日本ではその程度のスポーツということ。
その状況を変えていかないと、本当に「ない」。

僕らは地道にメディアに出たりしているところではあるが、それを単体のチームでやってもたかが知れている。
そういうところをアジアリーグや社会人関係なく全体でやったほうがいいんじゃないかと。

アイスプレスジャパン 関谷編集長

ずっとアイスホッケー観させてもらってますけど、色んな所で頑張りたい、やりたいって人がたくさんいるのに、協力体制が築けないというか…ギクシャクしてるのはもったいないですね。

室蘭スティーラーズ 渡谷統括マネージャー

言い方悪いんですけど、既得権益で動いている人が多いので。
どんどん新しい意見を取り入れていかないといけないですし、スポーツは生き物なので、鮮度を大事にしていきたいなと。

アイスプレスジャパン 関谷編集長

アイスホッケーを知ってもらう努力を、チームがやっているし選手もやっているけれど、リーグがやったり、その上位、連盟がやるということをもっと広げていってほしい。
チームだけではどうしても限界がある。

5.アジアリーグはどこを目指すべきか

アイスプレスジャパン 関谷編集長

今季のアジアリーグは、新型コロナの影響を受けて「ジャパンカップ」として日本国内5チームで開催している。受け身な感じでジャパンカップになったのかなと。
コロナの時代にアジアリーグはどうすべきかを伺います。

質問になりますが、室蘭スティーラーズに対して、「アジアリーグに参入しないの?」という質問が多く寄せられています。どうですか。

室蘭スティーラーズ 渡谷統括マネージャー

アジアリーグ参戦は難しいと思っています。
個人的にそう思う出来事として、鹿島アントラーズ売却(日本製鉄→メルカリ、2019年)の衝撃は結構大きかった。価格であるとか…
会社に、アジアリーグの魅力や参入のメリットが薄いと判断されてしまうかなと。それを説明するのが難しい。

トップリーグへ参入するしないのトリガーにするのが全日本選手権Aに出場、アジアリーグチームを倒してベスト4になることだった。
しかし、今年は(社会人枠がなくなったので)出場できなかった。
全日本Aで勝つつもりでオフを返上してやってきたし、選手もその気持ちだった。限りなく少ない可能性とわかっていても、それに備えた、プロに勝てる体制を作っておこうと。
全日本Aでプロに勝つことがきっかけで、アジアリーグやジャパンカップへの進出が開けたのではないかと、夢見がちな話ですけど。

アイスプレスジャパン 関谷編集長

臼井さんへ、当初3月に国際戦をやるかもという話があったけれども、国内5チームで回しているジャパンカップはどうですか?

横浜GRITS 臼井代表

渡航制限などがある現状、国内リーグ戦が精一杯。国内でやりましょうというのは必然的な流れかと思います。

(アジアリーグが国際リーグに戻ることになったら?)
間違いなく負担は大変ですが、アジアリーグ参戦時にはジャパンカップの形になるとは全く思っていなかったので、海外へ遠征する気でいた。

こういう状態になった今、アジアリーグは残しつつ、しばらくは国内リーグを行って、サッカーのチャンピオンズリーグみたいな…地域の代表チームが対戦する形のほうが盛り上がるのではないかと思う。
今だと正直、遠征費をかけてロシアや韓国に行ってもリターンがない。
Jリーグやプロ野球みたいに「優勝したらいくらか」みたいなところも、まったくない。

個人の考えとしては、国内でリーグ戦をして、3~4月に王者決定戦みたいなプレーオフをするほうがイメージを付けやすいのではないかなと思う。

室蘭スティーラーズ 渡谷統括マネージャー

僕個人は国内リーグで行ったほうがいいんじゃないかと思う。
デメリットで外国と試合できないのはあるが、遠征費はかかる、移動負担は大きい、何よりプロスポーツとしてお金を稼いでいかないといけない。
臼井さんもおっしゃっていたが、地位や名誉の感覚で行っているところがあって。国内戦にすることでスポンサーの幅を広げられるかもしれないし、新たな手が打てるかもしれないし、国内のまま遂行していったほうがいいと思う。

アイスプレスジャパン 関谷編集長

自分はごりごりのアジアリーグ存続論者。
アジアリーグはある方がいいと思っています。
(男子日本代表は)世界選手権やオリンピック予選だと、ヨーロッパの二部三部の国にもアジャストできていない。
アジアリーグで恒常的に強いチーム、サハリンとか、韓国組と戦う機会がないと、日本代表を強化するのはなかなか大変だと思う。

また、かつて日本国内チームが少なくなって世界選手権に出られない恐れが浮上したとき、韓国に助けを求めてアジアリーグができたという経緯がある。
日本から助けを求めて発足したのに、要らなくなったからバイバイは話が違うんじゃないか。世界と戦うために極東地域を強くしていこうという発想は悪くない。

ただこれは観る側の意見であって、やる側だとお金と移動の負担が大変なことは分かっているので、本当に難しいですね。

室蘭スティーラーズ 渡谷統括マネージャー

僕達だけではなく色々な人に議論してほしいですね。ジャパンカップを継続するのか、アジアリーグに戻すのか、SNSを通じたりして。

アイスプレスジャパン 関谷編集長

落とし所としては、臼井さんの言うように、日本王者を決めて、大陸王者を決めて、一箇所集中開催でプレーオフにするのが一番いいのかなってところはありますよね。

もし、アジアリーグを国際化しないのであれば、日本代表が国際試合できる機会を多く設けるべき。

室蘭スティーラーズ 渡谷統括マネージャー

僕も臼井さんもジャパンカップ・国内リーグ推進派。
お金がかかるって面で、何故お金がかかったらいけないのかというと、いまチームを存続させること自体が大変な時期で、実際苦労しているチームもある。うちもそうですし。

強化ばかりに特化すると経営の足元を掬われる、チームがなくなったら元も子もない。今はそこは我慢するときじゃないかな。
強化より普及、マーケティングを進めて、アイスホッケーを知ってもらうことが先決ではないかと個人的に思う。

横浜GRITS 臼井代表
いざアジアリーグに入ってリーグや連盟と話をする中で、例えばJリーグは百年構想といったロードマップがあって。ああいうのを見習ってアイスホッケー界も作る必要があるのではないかと思った。

各地域の連盟やチームでバラバラに行うのではなく、アイスホッケー界は何を目指しています、だから今こうしますという、共通のロードマップを持っておけば、ブレなくていいんじゃないかと思います。

アイスプレスジャパン 関谷編集長

ロードマップがほしいというのは僕もすごく思います。
アジアリーグを十何年やってきた中で、最初は理念があったんですけど、今は消えちゃったというか、皆分かってやってる?みたいなところがあって。

こういうところを目指してやっているんですよというのをドーンと出さないと、単に試合をこなすだけにななっちゃう。
早急にロードマップがほしいですね。

6.今後、2021年に向けてのビジョン

室蘭スティーラーズ 渡谷統括マネージャー

アフターコロナはないと思っているので。
この先はウィズコロナでやっていかないといけない。
お客さんをリンクサイドに入れることが難しいホームリンク(注)で、オフラインでの応援は難しい。そんな中でオンラインでどれだけ応援してもらえるか、チームをどこまで広めることができるか、アイスホッケーという素晴らしいスポーツをどうやって広められるか、勝負の年だと思っている。
また、僕自身の後任もどんどん育てていかないといけない。

注:室蘭スティーラーズのホームリンク・中島スポーツセンターは観客席がない立ち見のリンクであり、また仕切りが透明板ではなく網のため飛沫感染対策が難しい。

全部は言えないけれど、年が明けて1月にラストホームゲーム(J-Ice North Division 対DYNAX)を迎えます。
開幕戦同様、コミュニティFM局・FMびゅーによるYouTube実況中継、パブリックビューイングの実施、プラスアルファを考えているので、ぜひ観てください!

↑こちらはJ-Ice North Division2020-2021ホーム開幕戦中継。
実況解説付きの本格的な番組。

横浜GRITS 臼井代表

グリッツは新規参入でプラスに見られやすい。負けていても温かく見守ってもらえるボーナスタイムというか…。
来年、来シーズンはプロなのでそうはいかない。絶対に勝たないといけない。また、運営に関しても今年やったことを活かさないといけない。
オンラインの強化、地域密着、地域愛着、地域から愛される、常に気にされるチームをどんどん目指して地道に今の活動を続けていく。
年が明けたらもうジャパンカップが再開するので、早く1勝を、2勝、3勝とその先を重ねていきたい。

本日2名の新加入選手をお知らせしました。
2人とも学生、すでに練習に出ていて、年明けから出場できるかなと。
土屋光翼選手(FW)は法政大学のキャプテン、菅田路莞選手(DF)は中央大学2回生ながら強化指定に近い短期加入。
関東の大学生は横浜のグリッツだと比較的参加しやすいと思うので、大学と連携の上で、飛び級選手はどんどん取り入れていきたい。
ぜひアジアリーグを体験して、成果を持ち帰ってもらいたいですね。

アイスプレスジャパン 関谷編集長

最後に両チームからお知らせはありますか?

室蘭スティーラーズ 渡谷統括マネージャー

室蘭スティーラーズは、うちのカテゴリー(社会人)ではまだ名実ともに日本一ではないので、それを目指しているので応援よろしくおねがいします。
臼井さんやりますか?…鐵クジラと白クジラ?ホエールダービー。

横浜GRITS 臼井代表

うちのはシロイルカです!(笑)
対戦いいですね、ぜひやりましょう。

あと、平野裕志朗選手(FW)が3月までグリッツと契約継続します!
ECHLシンシナティサイクロンズと契約していたのですが、シンシナティサイクロンズがコロナで今季活動しないことになって。一ヶ月ほど話し合って、3月まで契約継続ということでサインしました。
本人にとっては複雑かと思いますが、グリッツにはものすごく大きい。
これからも応援をよろしくお願いします。

対談後、チームから正式に平野裕志朗選手の契約延長が発表された。

(対談終わり)



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中の人は室蘭スティーラーズのファンなので、手前味噌ですが、チーム紹介と2019-2020シーズンホーム最終戦イベントレポをこっそりと。