1年間ポケモンカードで遊んでみた
はじめに
こんばんは。tagaです。第3回目の投稿となります。
今回は昨年の3月からはじめたポケモンカードゲームについて、
主に2023シーズン(2022年9月~2023年8月末まで)の体験記を
ポケカデビューから現在に至るまで書いていきたいと思います。
これからはじめる初心者の方、これから競技シーンに参加される方、
その他ポケモンカードを楽しまれている方の参考になれば幸いです。
ちなみに私は高校生以来、約15年ぶりのカードゲーム復帰となります。
第3回目にして最大ボリュームでのお届けとなります。
下記目次からご自身の気になる箇所に飛んでいただけたらと思います。
ただし大した内容の記載ではございません。過度な期待はしないように。
ポケモンカードとの出会い
諸事情を省き、一言で表すなら『もうプッシュ』が理由です。
仕事・活動で出会ったとある小学1年生からオススメされました。
『はじめに』でも述べましたが、約15年ぶりのカードゲームです。
ポケモンカードゲーム(1996年発売) 小学校低学年
遊戯王オフィシャルカードゲーム(1999年発売) 小学校中学年
デュエル・マスターズ(2002年発売) 小学校高学年
私の世代は上記の他にも沢山のカードゲームが発売された世代です。
覚えてる限りでは、ビックリマン、デジモン、シャーマンキングなど。
特にデュエルマスターズは大会に出るなど本格的に遊んでいた記憶です。
そのため、カードの購入方法やロジックなどは理解しているつもりです。
そんな状態でスタートしたため、出だしから泣くことになりました。
まったく手に入らないポケモンカード
2022年3月某日の私が思ったのは「ポケモンカード売ってねぇ」です。
なんとか手に入れることが出来たのが上記のファミポケセットでした。
地元は小売店が衰退しており、コンビニ以外の入手先がない状況で苦戦。
(唯一の生き残りであったGEOも2023年7月についに閉店してしまった)
通販各種もスターターはおろか拡張パックも販売されていない状況。
特にAmazonでは1パックの価格があり得ない価格で転売されている始末。
結果、新弾のたびに某家電量販店に並んでいました。その後、抽選購入へ。
今では往復の電車賃よりも安い送料で翌々日に届く通販カドショを利用し、
必要なカードがあればネットでポチポチする日々を過ごしております(笑)
プレイヤー購入権で発売日以降に確定で購入できるのも嬉しいですね。
公認ジャッジ・イベントオーガナイザー
驚くことにポケモンカードゲームには資格が存在しています。
株式会社ポケモンが発行している資格でちゃんと試験もあります。
(一次試験:WEBテスト、二次試験オンライン面接 ※2022年度)
公認ジャッジ、イベントオーガナイザーという2つの資格があり、
それぞれに役割が決まっている。各資格ごとに紹介します。
公認ジャッジ
公式大会などでジャッジ(審判員)として活動できる資格です。
ルールやロジックに精通し、公平なプレイ環境に導くことを証明する
資格。公認ジャッジはイベントオーガナイザーも取得している。
公式大会については後述しますが、各店舗ごとで開催されている
大会というよりも大型大会(チャンピオンズリーグ、シティリーグ)で
ジャッジを務められていることが多いです。
イベントオーガナイザー
株式会社ポケモンがサポートするポケカイベント(公認自主イベント)を
開催できる資格。ポケモンカードの遊び方をマスターしていることを
証明する資格。イベントオーガナイザーが開催する公認自主イベントは
公式HP「トレーナーズウェブサイト」に掲載されたり、備品や景品の
サポート受けることが出来る。
私見ですが、大型大会は白黒の囚人服のような装いをしていることが多く、地域や店舗レベルの大会では青のシャツの装いです(こちらが格好良い)。私は運よくはじめた当初に公認ジャッジの方と知り合うことが出来ました。それについては次の項目で紹介したいと思います。
ポケモンカードゲーム公認自主イベント
上記で紹介したポケモンカードの有資格者が主催しているイベントです。
ポケモンカードゲームの公認自主イベントであるため、公式HPで検索可能。
私が主に参加している2つの自主イベントをご紹介したいと思います。
余談ですが、私も地域活動の一環として公認ジャッジの方にご依頼し、
親子で参加可能な自主イベント(ルール教室や大会)を運営しています。
ポケモンカードはじめて対戦会 in TSUTAYA西友町田店
2022年3月12日(土)、打ち合わせ帰りにたまたまX(旧Twitter)に
TSUTAYA西友町田店さんのお知らせポストがおすすめ表示されていた。
『ポケモンカードはじめて対戦会 in TSUTAYA西友町田店』
手ぶら、30代、ポケカ歴なし。そんな私でも快く参加を受け付けてくれた。参加者向けにスタートデッキ100の販売、公認ジャッジによるルール教室。まさにこれからポケカを始める無知な私にはネ申のようなイベントでした。初めての参加から今でも毎月必ず参加している欠かせないイベントです。
実は経験者でも安心して参加できるイベントであり、ティーチング以外に
レベルに合わせたマッチングをしてくれる対戦会が行われています。
数はそこまで多くはありませんが、各地域でこのような活動をされている
公認ジャッジの方々がいらっしゃいます。皆さんの地域にもおられるかも?
「ポケモンカードはじめて対戦会 in TSUTAYA西友町田店」
主催者:じゆんさん(@iryohin)イベントオーガナイザー/公認ジャッジ
相模大野 de ポケモンカード
「ポケモンカードはじめて対戦会 in TSUTAYA西友町田店」で出会った
もう一人の公認ジャッジ/イベントオーガナイザーが主催のイベントです。
スタートデッキ100編、フリー対戦編、ミニ大会編などが行われています。
私が初めて参加した大会形式のイベントはこちらの自主大会となります。
2022年5月14日(土)に開催された第17回から欠かさず参加しています。
ジュニア(主に小学生)~マスター(主に社会人)までの幅広い年代の方が
参加されており、特にジュニアと親御さんのご参加が多いイメージです。
当初の私はジムバトルに参加するのが怖かったので、こちらで慣れるために
参加することを決意しました。
2023年シーズンはシティリーグの最終調整の場としても参加していました。
「相模大野 de ポケモンカード」
主催者:てくてくさん(@pokeca0201)イベントオーガナイザー/公認ジャッジ
ポケモンカードの主要な大会について
ポケモンカードゲームには主に以下のような大会があります。
①ジムバトル(初心者~上級者まで気軽に参加できる大会)
②新弾バトル(初心者~上級者まで気軽に参加できる大会)
③トレーナーズリーグ(競技シーンの第一歩となる大会)
④シティリーグ(年間4回のみ参加できる世界への扉の第一歩)
⑤チャンピオンズリーグ(主要都市5か所で開催される大型大会)
⑥ポケモンジャパンチャンピオンシップス(通称:PJCS、JCS)
⑦ポケモンワールドチャンピオンシップス(通称:PWCS、WCS)
⑤~⑦以外は、基本的にどなたでも参加することが可能な大会です。
①~④は主に街のカードショップなどで開催されています。
①~③は公式HPで開催日などを確認し、お店に直接出向き参加します。
④は事前に定められた期間で抽選に参加し、当選した開催日で参加します。
⑤は地元開催以外は旅費がかかります。抽選当たりません。神頼みです。
※私は⑤に関して旅費(交通費+宿泊費)で3万ほどかかりました…。
⑥は分かりやすく言うと日本選手権です。抽選枠あり。ただ当たりません。
⑦は各予選会を勝ち抜いた選ばれしもののみが出場できます。最高峰です。
基本的には①や②に参加することから始めるのがオススメです。
①や②に複数回参加することで、大会の雰囲気に慣れることが大切です。
私のように自主イベント(対戦会や大会)に参加するのもオススメです。
その後、③→④→⑤と参加していくことで規模が大きくなっていきます。
大会参加に関する持ち物について
基本的にはどの大会でも持ち物は一緒となります。
私はリュックまたはトートバックに一式まとめて持ち歩いています。
①デッキ60枚(スタンダードレギュレーション)
②ダメカン(紙製またはアクリルタイプ)
③各種マーカー(VSTAR、どく、やけど)
④筆記用具(成績を記入するのに使用することがあります)
⑤予備のカードやスリーブ(特に上記③~⑤の大会で持っていると便利)
⑥水分や栄養補給の軽食(私は水とゼリー飲料を持っていきます)
①~③はスターターセットを購入すると手に入れることが出来ます。
現状では、VSTARマーカーだけ揃えるのが難しい可能性があります。
⑤に関しては、不正防止の観点からも揃えてあると対応が可能になります。
ただ初心者の方はそこまで用意する必要はありません。
とりあえず、カードの保護のためにスリーブの購入だけはオススメします。
⑥大会は長丁場です。利尿作用のある飲み物は出来るだけ避けましょう。
運営の都合上、トイレに行くタイミングを逸する場合があるので注意。
ご飯を食べるタイミングがないことも。合間にゼリー飲料を10秒チャージ。
私の2023年シーズンについて
おまたせしました。さて、ここからが本題?となります。
ド素人が挑んだ2023年シーズン。2024年シーズンにこれから望む
初心者の皆様の参考になれば幸いです。
前置きとして私はエンジョイ勢寄りのプレイスタイルです。
ポケカが上手な人とも『楽しく遊べる実力を付ける』が目標です。
基本的に環境TOP(Tier1)のデッキを使うことは少ないです。
プレイングが簡単、考えることが少ない、相手のポケモンをワンパン
そんな理由で2023年シーズンはヒスイゾロアークVSTARが相棒でした。
前置きに付け加えるならば、思考回数を減らすのが私のデッキ構築における
テーマとなっています(単純に考えるのが面倒なので楽をしたい)。
2023年シーズンの私の各大会成績は以下のようになります。
ジムバトル
最高成績は「優勝」という結果となりました。
合計で20回参加。優勝2回、準優勝は3回、3位は5回という結果に。
新弾バトル
最高成績は「3位」という結果となりました。
ジムバトル優先のため、合計1回しか参加しませんでした。
トレーナーズリーグ
最高成績は「準優勝」という結果となりました。
合計で3回参加。優勝0回、準優勝は1回、3位は1回という結果に。
CSPは合計30ポイント獲得。2023年シーズンの景品を獲得。
※CSP(チャンピオンシップポイント)は一定の順位に入ると獲得可能。
必要数である30ポイントを集めるとシーズン終了後に景品がもらえる。
シティリーグ
最高成績は「5位」という結果となりました。
予選1位で決勝トーナメントに進出。決勝トーナメント1回戦で敗退。
シティリーグは全4回に参加しましたが、上記以外はすべて予選敗退です。
シーズン2で決勝トーナメントに進んだため、CSPを25ポイント獲得。
トレーナーズリーグと合算して合計で55ポイントとなりました。
チャンピオンズリーグ新潟
抽選には勝ちましたが「予選敗退」という結果となりました。
参加者約3000人中、全体順位は325位。全7戦4勝3敗。新潟はご飯が美味い。
※チャンピオンズリーグでは、3敗すると敗退(ドロップ)となります。
おわりに
ここまでお読みくださり、ありがとうございます。
一人のお子さんにオススメされたポケモンカードゲーム。
こんなに楽しく遊ぶことになるとは考えてもいませんでした。
自主イベントに参加するたびに広がるポケカ仲間の輪。
子ども達や親御さんとの交流。とても楽しいポケカライフです。
何かしらの大会で結果が出るとお声をかけてくださる皆様。
いつも本当にありがとうございます。励みになります。
スタートデッキ100を卒業し、初のオリジナルデッキとして組んだのが
アルセウスライチュウでした(確か自主大会で3位になったはず)。
アルセウスVSTARとライチュウVはポケモンカードを始めてから最初に
購入したBOXで当たったカードなので思い入れも深いです。
運良くURのアルセウスVSTARとSRのライチュウVが当たったので使用。
子ども達からは「もったいない」と使うのをやめるように言われました。
次に触ったのが相棒となったヒスイゾロアークVSTARです。
オリジンパルキアVSTARやオリジンディアルガVSTARが登場後に登場。
強化拡張パック「ダークファンタズマ」のメインビジュアルでした。
5月に登場して早速構築するも負けが先行、連敗の山で心が折れる。
9月の「白熱のアルカナ」の登場により構築と向き合うことに。
ジムバトルや自主大会はヒスイゾロアークで参加するも自信なし。
そのために初参加のシティリーグには突貫仕様のミュウVMAXで参加。
見事に初戦を突破するもその後は全敗で予選敗退という結果に。
この結果を受けて環境などには左右されずに普段から自身が使っていた
慣れ親しんだデッキでトレーナーズリーグやシティリーグに挑むことに。
その後はシティリーグシーズン2で予選1位、トレーナーズリーグで準優勝、
自主大会で優勝などヒスイゾロアークで結果が出ました。
レギュレーション変更でDマークのカードが使えなくなった関係で、
なかなか厳しく、構築を見直すも上手くいかない日々が続きました。
そのこともあって初のチャンピオンズリーグとなったCL新潟では、
ヒスイゾロアークVSTARではなく、ルギアVSTARで挑戦しました。
0勝は絶対に避けたいと挑みましたが、3連勝含む4勝3敗という結果に。
0勝を回避できたうえに最終成績で勝ち越すことができたので満足です。
ざっと競技シーンを振り返るとこのような形となります。
2024年シーズン突入前辺りから成績が確変状態になっているために
『強者』のイメージが付き始めていますが、明らかに出来過ぎですので、
その辺のおじさんがちょっと気合い入れて頑張ってしまったくらいに
見ていてくださるとハードルも下がって気持ちが楽になります。
基本的には紹介した公認自主イベントに参加するのが私のポケカです。
先にも述べた通り、そこで子ども達や親御さんとの交流が一番好きです。
どこかでお会いした際にはお声かけてくださるととても嬉しいです。
おまけ
ポケカ練習方法
Q.1人回しはしますか?
A.基本的に1人回しは新しいデッキを組んだ時の回り方の確認のみです。
理由は簡単です。机上の空論になるからです。
ある程度、環境が出そろい各デッキの動き方が想定できるのは分かります。
ただ相手は生身の人間です。習熟度や構築、採用カードで差異があります。
とにかく対戦あるのみです。質より量、慣れろって感じで対戦します。
質に関してですが、質は相手に求めるよりも自分に求めましょう。
相手の力量で力配分するようではダメです。手を抜くのは練習にならず。
Q.長時間集中力が持ちません。2~3戦が限界です。
A.わかります。私自身は5戦が限界だと思っています。
ただ私は20戦くらいは時間的余裕と飽きがこなければ出来ると思います。
何故か。言い方は悪いのですが、常に本気でプレイしていないからです。
ポケカに限らずですが、7割ほどの出力で物事に取り組むことが多いです。
もちろん、10割出さないといけない厳しい場面では出力をあげています。
今までこれについて上手く説明できなかったのですが、
たまたま見た下記の動画で「これだ!」というのに出会いました。
4:00~くらいから見てくださると私が言いたいことを例えてくれています。
ただ私は凡人です。スーパーマンではないことはご理解ください・・・。
デッキ構築方法
Q.強い人と同じ60枚でデッキを作っているのに勝てません。
A.わかります。真似するのと参考にするのは違うことに気が付きましょう。
上記に以前書いたロストギラティナデッキの記事を貼りました。
そこにも書いてあるのをそっくりそのままコピペで記載します。
私がデッキを作成するときに重視しているのは使いやすさです。
まずネットで流通しているデッキリストを参考にそれっぽいデッキを作成。
その後、使用感を考慮してカードの取捨選択を行い、作り上げていきます。
私は各カードの採用数を考えるときに1試合での使用数を考えています。
主に考えるのは、1試合に「2回以上使うかそれ以下か」が中心となります。
やはり他人が作ったデッキです。自分の手足となるデッキですので、
自分の好みや使いやすいようにアレンジをするのも大事な作業の一つです。
また勝つためには、バランスが必要です。極端な採用などは避けましょう。
プレイング指南
ロスギラの記事にも引用。個人的に素晴らしい動画だと思っています。
Q.何度も同じミスを繰り返してしまいます。
A.ゆっくり丁寧にプレイできているか確認しましょう。
ジュニアの子ども達の動きを見ていると以下のようなことが気になります。
①異常なまでのシャカパチ
②プレイ速度がとにかく早い、急ぎ過ぎている
③各プレイの宣言の省略
①については一番親御さんに相談されます。
シャカパチについては色々な議論がされていますが、
「カッコイイ!」と思ってやっているならやめるべきです。
特に相手の番でシャカパチに夢中になっていることがあります。
相手の動きを見ていなければ自分のプレイにも繋がりません。
②については対戦していて感じることです。
これに関して言えばジュニアだけではないかなと思います。
良く言えば早くてスムーズ。悪く言えば雑。そんな感じです。
ミスが多い人ほど時間に囚われてプレイを急いでいませんか?
ペース配分を見直すのも練習の一つです。
③についても対戦で感じることです。
この番、手張りしましたか?サポート使いましたか?
めちゃくちゃ聞かれることが多いです。
そういうプレイヤーに限って「○○使います」が出来ていません。
言葉に発することで自分の記憶にも残りやすくなりますし、
相手から見ても何をしているのか明確に分かるようになります。
おまけは以上となります。先輩初心者が後輩初心者に送る内容でした。
ご相談いただいた子ども達、親御様ありがとうございました。