さみしさは食べれない
寂しさを募らせて、
寂しさを食べて生きてしまってないかな。
寂しさを吸収して血液に乗せて巡らせて。
そうするとね、
少し優しくされてしまうと、
その人なしでは生きられないような
切なく心をちぎるような
とめどない寂しさが溢れてしまうね。
でもやさしいあなたは、
それをわがままとして閉じ込めて、
『寂しい』ことが悪いことって思ってしまうかもしれない。
寂しさは食べものじゃないんだ。
だから栄養にもならない。
血と肉を作ってはくれない。
エネルギーとして、あなたを支えるものにはならないんだ。
君の一番好きな具を詰めて、
おむすびをむすんであげよう。
大丈夫。食べた悲しみは明日には消化して体の外に出て行くからね。
だからおむすび食べよう?
お腹があったかくなる。
それだけで、ちょっぴり幸せだ。
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