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読み始めた本が面白くて進まない【読み終わり加筆あり】(#209)

先日、半額?くらいになっていたので購入した本。

読み始めると面白くて、たくさんノートにメモを取るようになっています。

最後まで読み終わったら折を見て書こうと思いますが気になった箇所を1つだけ。

ひとは自己の精神の最も大きなよりどころとなるものを、自ら苦悩のなかから創り出しうるのである。知識や教養など、外から加えられたものとちがって、この内面からうまれたものこそいつまでもそのひとのものであって、何ものにも奪われることはない。

『「生きがい」と出会うために 
神谷美恵子のいのちの哲学』
(若松 英輔 著)

この本は「生きがい」をテーマに扱い、神谷恵美子さんの著書を基にしています。いわゆる解説本に近いものです。おそらく原書はこちらかな?

読んでて示唆を受ける箇所が多く、メモばかりでなかなか先に進みません。ふだんより倍以上の時間をかけて読んでいるような気がします。1周目はもう諦めてメモ取りまくって、2周目はメモを取らずに読みます。

AmazonではKindle本が一部GW向けに半額になったりしていますね。今年のGWは制限もなくなり旅行に行かれる方も多いかと思いますが、わたしは家に籠もって本を読み耽ようと企んでいます。

著者の若松英輔さんの本を眺めると好きなテーマの本が多々あったので、買ってみようかな。

おわり

【2023/04/23 21:00加筆】

今日はあいにく予定がなかったので、我慢できずそのまま読み進めたくなってどんどん読んでいました。結果、まだまだ読み終わらないと思ってnoteを書いて投稿した日に読み終わりました。

簡単にこの本をご紹介すると、神谷恵美子さんがハンセン病患者さんとの出会いを通じ、綺麗事だけではもちろんない、生々しい実体験を経て、自分自身の経験も踏まえて感じられてきたことを『生きがいについて』という本にまとめられました。その本を若松英輔さんが解説してくださっています。

読んだ感想をひと言で表すと、
「もう少し、投げやりになっていた自分の人生を真剣に生きたくなった」
ということ。

「君にはこんな才能がある!」「君はまだまだこんなもんじゃない!」というような〈栄養ドリンク〉のような自己啓発本ではまったくないのですが、とても活力を与えてくれる本でした。

前述のとおりこの本では「生きがい」ということを扱っています。わたしがノートにメモを取った一部分ではありますが、抜粋してご紹介します。

「生きがい」は、目的地にたどり着くことによって手に入れるようなものではなく、目的に向かって歩く道程そのものにある

『「生きがい」と出会うために
 神谷美恵子のいのちの哲学』
(若松 英輔 著)

「生きがい」を見失った人は、ある意味で今の世界、すなわち現実世界から離れることを強いられた人でもある。現実世界では、胸を開いて語り合う相手を見つけられなくなった状態にある人だといってもよいのかもしれません。

『「生きがい」と出会うために 
神谷美恵子のいのちの哲学』
(若松 英輔 著)

「生きがい」を見失った人に出会う。すると私たちは、何かしてあげたいと感じる。お金をあげよう、何か良い言葉をかけてあげよう、優しくしてあげよう、と思うかもしれません。
(中略)
求められているのは、「自分の存在はだれかのために、何かのために必要なのだ、ということを強く感じさせるもの」にほかならない。

『「生きがい」と出会うために 
神谷美恵子のいのちの哲学』
(若松 英輔 著)

わたしは未だに自分の人生の「生きがい」を「発見」できていません。本を読んで「生きがい」について知ろうなんて考えが浅はかでした。もちろんそれも大切ですが、自身で行動して、さまざまな刺激を受ける。自らの行動なくして自分の人生を生きることはできない、と本を読んで逆説的に改めて思い知らされました。

あらためて、おわり。

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