頭では、わかっちゃいるけどね
次第に学校で過ごす時間が長くなり、その分子ども達は濃い時間を過ごしているように思います。隣の机に居るお友だちのこと、担任の先生のモ
ノマネ、学年が異なるcommonのお友だちを
初めて学校で見かけて、「本当に同じ小学校
だった!」と素直に驚きを隠せない子など。
学校にまるわるエピソードが増えてきました。
また、時間の見通しや、集団での生活リズム
にも学校生活がはじまり徐々に身に付いてき
たように感じています。
火曜日、1年生のCちゃんとSちゃん
が貝殻のアクセサリーを作っていました。そろそろ、はじまりミーティングの時間が近づ
いてきた為、時間のアナウンスをしようか
な?と思ったその時、ぱっと時計を見た2人
が「そろそろ時間になるから、14時半に間に
合うように片付けよう!」と自分たちで行動し始めたのです。
ー片付けも済ませ、時間になるとそっとミーティングの輪に居る2人。
ミーティングのはじめに、2人の素敵な姿を
みんなに伝え「大人に言われる前に、自分達で気付いて、出来たときってどんな気分?どんな気持ち?」と聞いてみると、「えへへ」
と照れ模様。
すると、2年生のHちゃん
が「すごいことだと思うよ!それに、私は分かっていても、なかなかできなくて、怒られる時もあるし・・・。でも、できたときは、スッキ
リするかな?!」と。
Cちゃん
が「そうそう!スッキリした!」とその気持ちに共鳴します。
他にも「僕もよく怒られるよ!まだやってるの~?!って。ははは~!わかっちゃいるけどってね」と子ども時代のあるあるエピソー
ドで盛り上がりつつ、今回のように気付き 自分で出来たときのスッキリ感って良いよね、と成功体験の共有を深めました。
今回子どもたちから出てきたあるあるエピソード「頭では分かっているけれど・・・」
という事が沢山あると思います。
子どもたちは、つくりたい!まだまだこれをしたい!という好奇心や探求心が、自分の中から泉のように湧き出てくるのでしょうね。
そのパワーは凄まじく、ポジティブに働くときもあれば、家族としてみると、食事の時間になっても遊び続けて居たりと、そうでない時も正直あると思います。
折り合いをつけることが出来たときには、結果だけでなく、具体的にその出来事のプロセスまで含めて褒めながら、喜びを共有していく事が大切です。そのようにプロセスを認めてもらいながら育つ子どもたちは、失敗を恐れず「私には頑張れる力がある!」と最後までやり抜く力が育つと言われています。 このように自己肯定感が豊かに育つことは、
子どもたちの生きる力に繋がっているのです。
そこを信じて待つ、私たち大人の忍耐力や根気強さ、時には寛容さを持ち合わせることをスタッフ間でも大切にしていきます。行きつ、
戻りつ、でも確実に成長してく子どもたちですね。
コミュニケーターの宮田
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