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大人の遊学 イギリス滞在記⑩

【イギリス滞在最終日】

単なる観光旅行でもなく、かといって若いころのような留学でもなく・・・
50代を過ぎたこの年代だからこその、知的な海外旅行「大人の遊学」そんな旅を企画して、実際に自分自身が体験してきた記録を残します。
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今朝はホテルをチェックアウトしたら、またスーツケースをそのまま預かってもらって、オックスフォードサーカスにあるクリニックまでPCR検査に出かけます。

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泊まっていたホテルからビクトリア駅への道
たくさんのB&Bが立ち並んでいます

神アプリ「City Mapper」でバスルートを調べると、ビクトリアの駅からオックスフォードサーカスまで、10分位でつけることがわかりました。私は景色が見えるので、地下鉄よりもバスのほうが好きなんです。


ビクトリア駅のバス乗り場。乗る予定のバスです。
シティマッパーで、バスのルート番号と乗り場をチェックしてここで待ちます。

ロンドンはバスの乗り継ぎが便利で、オイスターカードを使えば1時間以内だと追加料金もかからないので、本当はもっとバスで市内をあちらこちら行ってみたかったんですが、今回は日数も短かったので、2~3回しか乗れませんでした。

バスの中から、ビクトリア駅の周辺

実は、前夜からなんだか喉がイガイガしていて、PCR検査が不安だったのですが、結果はネガティブ(陰性)と言うことで、一安心!

友人で、海外からの帰国時検査で引っかかり、10日以上現地で足止めになった人が何人もいたので、本当に不安でしたが、これで無事予定通り日本に帰れます。
(万一コロナで帰れなくなったときの費用がカバーされる保険に入っていきました!費用は11日間で5000円弱。パソコンなどの電子機器の盗難などもカバーされるものに入っていきました)

私が検査を受けたクリニックでは、90分ほどでメールで検査結果が送られてくるとのこと。厚生労働省の指定フォーマットにして欲しい場合は、届いたメールにその旨返信をすれば、また60分程度で日本版フォーマットにして送ってくれると言うことで、受付の人が前の人に説明しているのを聞いていました。

ところがその、前に並んでいた男性が、受付の人からの説明を理解できなくて、何度も何度もやりとりしていて話が長引き、後ろが長蛇の列に・・・

さすがにちょっと割り込んで、その人に「こう言ってますよ」と伝えるとようやく解決して、前の人は検査に行きました。
受付の人は「あなたには説明はしなくていい?ここ数日、日本人の予約がいっぱいで・・・」とうんざりした顔で嘆いているので気の毒になりました。

私の検査が終わって出てくると、さらに10人以上の日本人が並んでいました。これはいちいち説明するのは大変だろうなぁと、ノートに手書きで日本語の説明書を作って、受付の人に
「日本人に聞かれたら、これを見せればOK!」
と手渡したら、とっても感謝してもらえました。

これで留学の成果も出せたと言うことです。

※2022/9/7~ワクチンを3回接種済みの人は、接種証明があれば陰性証明不要となりましたが、(3回受けててもかかってる人が多いのに、全く意味ないよな~とも思いますが・・・←心の声)
PCR検査受ける場合は、ヒースロー空港で4時間で結果が出るもの(119ポンド)もあります。時間に余裕があれば(24時間前など)もう少し安く受けられます。(79ポンド~)

私はロンドン市内の90分で結果が出るというコンセプトクリニックというところで受けて、99ポンド(16000円くらい)でした。
陰性証明は、日本語フォーマットでなくても大丈夫なのですが、違う書面だと時間がかかる場合あり、と外務省のサイトにあるので皆さん焦るんですよね。


マイクロソフトのオフィス。


PCR検査の後は、結果はメールで送られてくるので、その場で待っている必要はなく、早々にそこを出てリージェントストリート方面へ少し散策。
途中、マイクロソフトのオフィスがありました。

リバティ。裏側が素敵なんですよね・・・
ハムリーズの最上階にある、レゴのコーナー。
前回は王室一家だったけど、今回はエリザベス女王
今朝がたお亡くなりになった(9/9日本時間)そうで、ご冥福をお祈りします

H&Mのホームやコーチ、リバティー、そしておもちゃの百貨店ハムリーズなどを覗いて、11時前にバッキンガムパレスにつきたいな。。。と、ハムリーズの近くで、また、City Mapperで調べると、すぐ近くのバス停からグリーンパークまで、10分以内で行けることがわかりました。

H&M HOMEの店内

シティマッパーの地図でバス停をさがして、来たバスに乗り、またまたグリーンパークを横切って、バッキンガム宮殿前に到着。
まずは衛兵の交代を見学します。

門の前はものすごい人出!とてもこの中に入っていく勇気はなく・・・

平日だというのに、夏休みだからか、宮殿前はあまりにすごい人出で、正門の近くまでは行けそうにない感じだったので、少し離れた前方が開けた花壇の前に陣取りました。遠くても、前に人がいないのでよく見えました。

衛兵の交代が終わっても、まだ人流を封鎖しています。

前が開けているのでここから見物。遠いけど、演奏もちゃんと聞こえてきます。しかし暑い・・・
もう終わったかな?とおもって近くまでいったら、見えました!

その後12時にバッキンガムパレスの見学を予約していたので、移動しようと思ったのですが、お巡りさんが立っていて通れず、「12時にバッキンガムパレスを予約しているのだけど、通らせてもらえないか」と交渉したところ、あと2~ 3分で通れるから、もうちょっと待って、と言われて、待っていると本当にそのすぐ後に通れるようになりました。

バッキンガム宮殿の正面を斜めから

予約時間より15分ほど早かったものの、チケットを見せるとすんなり通してくれて、そこから飛行機に乗る時のような、しっかりとしたセキュリティーチェックを受けて入館しました。

オーディオガイドは無料で貸し出してくれて、日本語版もあります。せっかくなので英語で聴くべきか迷ったけれど、やっぱり日本語で聴いてしまいました。笑

宮殿の中は、まさに豪華絢爛!という言葉がぴったり。
きらびやかな調度品や内装も壁も天井も、金箔だったり、凝った彫刻だったりと、キラキラしたシャンデリアも、ものすごく豪華で、驚くばかりでした。
やはり一見の価値あり!というのがバッキンガムパレスです。女王が不在の間だけ公開されるので、前回は入れなかったのですが、今回は良かったです!
宮殿内は撮影禁止だったのが残念ですが、外に出ると、広々とした裏庭でした。園遊会をやるようなガーデンでしたが、そこから建物の裏側を見ることができました。

宮殿の裏側から出てきました

広々としたガーデンをだいぶ歩いて外に出ると、ずいぶん遠い出口でした。そこから15分ほど歩いてビクトリア駅をめざしてホテルに戻り、預けていた荷物を受け取ります。
スーツケースが重くて、ヒースローまで電車で行くのが辛いなぁ・・・とロビーでバスで行ける方法を探してみたところ、泊まっていたホテルからコーチステーションまでが徒歩3分(しかも平坦!)と言うことがわかり、急遽バスで行くルートを検索。

ちょうど30分後ぐらいに出るバスがあったので、それに乗ろうと、とりあえずコーチステーションに向かいました。

行ってみると、来たのはいいものの、表示されている電光掲示板が複雑で土地勘もないので、バスの乗り方が全くちんぷんかんぷん!

どれをどう見たらいいのか理解できず、インフォメーションにいたちょっと怖そうなおじさんに聞くと、「チケットは持ってるか?」と聞かれ、持っていないというと、まずはそっちで買いなさい、と窓口のあるほうを指さされました。

そちらへ行くと、またまた窓口には長い列ができています。
とりあえず自動販売機には誰も並んでいなかったので、そちらで画面表示を見ながらタッチパネルを進めていくうちに、ヒースロー空港まで14時30分発というのを見つけて、それを買いました。

ところが、でてきたチケットには乗り場などの表示が全くなく、どこからバスに乗るのかもわかりません!

出発まであと10分くらいしかないのに!と焦り、またまたインフォメーションのおじさんの所まで急いで行くと、今度は時刻表のようなものをみて調べてくれて、「17番だよ」と教えてくれました。

最後にサンキューと言ったら「謝々」と返されたので、I'm Japanese!と言ったら今度は「ありがとう」と満面の笑みで返してくれました。

一見強面のおじさんだったけれども案外お茶目です。

バスでヒースローまで行く、と言うのはふっと湧いてきた思いつきで、うまくいかなかったらどうしようかとちょっとした冒険だったけれども、重たいスーツケースを運ばずに済んだので、大正解です!

17番の乗り場、一番奥のほうでした!
17番の前に停まっていたのはこのバス。
Via HEATHROW と書いてあるから大丈夫かな?
と不安に思って、念のため聞いてみたらOKでした。

途中、多少の渋滞はあったものの、以前来た時に泊まったハマースミスを通り、小一時間でヒースローまで到着しました。
おかげで出発まで2時間以上あり、余裕をもって手荷物預け&出国審査も済ませ、ANAの搭乗口までは15分以上かかると知っていたので、とりあえずは近くまで行こうと向かいました。
搭乗口のそばには、カフェネロしかなかったので、そこでコーヒーとサンドイッチをいただいてちょっとのんびりしているうちに、搭乗時間に。

ヒースローのANAの搭乗口は、遠い!出国ゲートから15分以上かかるので要注意!!
帰りもスターウォーズの機体でした


座席は、荷物預けの時に両隣が空いている3人掛けに変更してもらったので、エコノミーでしたが、横になって寝てくることができました。

長いようであっという間の11日間。

50代での海外ひとり旅の初体験はちょっぴり不安もありましたが、まぁ何とかなるさと言う楽観的なB型が幸いしたのか、何でも聞いてみればいいという度胸というか図々しさというかがあったからなのか?思いつきであちこち立ち寄ってみたところも、流れに身を任せて気になったところをグーグル見ながら適当に入ってみたところも、全てが素敵で美しくて、全部正解!といえるような楽しい旅でした。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

※これをアップしないまま下書きにしていたところ、今朝エリザベス女王の訃報が流れてきました。イギリスの旅の最後に、バッキンガム宮殿でエリザベス女王即位70年記念のイベントを見てこられたのは、なんとも感慨深い思いです。心よりご冥福をお祈りします。
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※大人の遊学は、今年度は9月中旬の出発をもって終了となります。
2023年5月からまた再開しますので、ご興味のある方は、ぜひイギリスプロソディや、私の個人サイト(アスタリスク)のお問い合わせフォーム、また井筒祥子のSNS(フェイスブックインスタツイッター)などでご連絡ください。

それではまた!


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