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親の介護は誰がする?

介護は女性がするもの?


親に介護が必要になったら、誰が面倒見るの?

やっぱり一緒に住んでる子どもや、すぐ近所に住んでる子どもが担うことが多いです。

独立して、親元から離れ遠方に住んでいる子どもは、物理的に支援は難しいですからね。

それも、やはり娘や嫁である女性が多いのは現実

核家族化が進み、同居して親の面倒をみるというケースは少なくなってきいますがそれでもまだ、「家」とか「嫁」という伝統的な価値観は残されています。

それに付随して親の介護がセットとしてついてくる。

あるいは、兄弟の中でも「長男」「長女」という理由で、親の面倒をみる責任があるという考え方もありますよね。


兄弟の中で誰が介護を担うのか、息子か娘か、あるいは嫁か

決まりはないですが、暗黙の了解で決まっている…

統計的に見ても、やはり介護に携わるのは女性が多数を占めます。

家事や身の回りの世話など、女性の方が得意とする分野ですし、一番短な娘や嫁が担うことになる

また、男性は正規雇用で働いている方が多く、女性の方がパートなど非正規雇用の方が多い

それも一つの理由にあるかと思います。

介護のための時間が作りにくい

介護のために休みづらい

育児休暇は一般的に認知され始めていてますが、介護休暇はまだまだ認知されていないのが現状

非正規雇用であったとしても、介護のために仕事を辞めざるを得ないこともあります。

また現在では、女性の社会進出が進み、女性もフルタイムで働く方が増えています

親の介護は、働いている全ての人にとって大きな課題となっているのです。



誰が介護を担うのか


同居していない、近所に住んでいない

同居しているけど、仕事をしている 

近所に住んでいるけど、仕事で忙しい

遠方に住んでいる 転勤がある

いざ親の介護が始まった際、こうした理由で介護を担うのが難しいと考えられています。

誰かが犠牲になって仕事を辞める?

やっぱり、近くに住んでいる娘?長男の嫁?あるいは一緒に住んでいる息子?

男性であっても、女性であっても目の前にある介護に向き合わなくてはいけなくなる可能性があります。

そんな時どうすればいいのか。

いざ親の介護が始まった際、とりあえず短な誰かに介護を押し付ける

これは誰かが犠牲になるという考え方で、残念な選択ですが

実は結構多く見られます。


介護が始まる前にできること


残念な選択をしないために

介親が元気なうちに、家族で介護について話し合う機会を持ってください。

そして、家族で誰がどのような役割をするのかイメージしてみてください。


自宅で介護する場合は特に、誰かが中心となって介護に携わらなくてはなりません。

家族の中でキーパーソンとなる人が必要なんです。

ただこのキーパーソンが介護の全てを担う訳ではないです。

介護保険制度による介護サービスを利用すれば、日々の介護を担ってもらえます。

キーパーソンは、私たちケアマネージャーと介護の相談をする連絡係です。

もちろん、介護サービスのみだけで全て介護を担えない場合もあり、家族の支援も必要です。

親を誰がどのように支援していくのか、親が元気なうちに想定しておくと、いざ介護が始まった際に慌てないで済むと思います。

具体的なことまで決めておくのは難しいと思いますが、とにかく誰か一人に負担がかからないように

話し合っておく必要はあると思います

誰も犠牲にならない介護


誰か一人に介護負担がかかり、仕事を辞めざるを得ない

これは介護者にとって辛いことですし、介護される親にとっても辛いことだと思います。

企業に勤めておられる方であれば、会社にとっても大きな損失となります。

親の介護が始まっても仕事を続ける。

その方法を、今のうちにある程度考えておくことも必要だと思います。


まずは、

親が元気なうちに、介護の役割分担について家族で話し合っておきましょう。

誰がキーパーソンになるのか。

それから、できるだけ誰も仕事を辞めず、誰か一人に介護の負担がかからないような方法を考えましょう。


もちろん、家族が少ない方もおられると思います。

介護は今や家族だけで担えるものではないです。

高齢化社会が進み、介護を担う子ども世代の方が減少していくのが現実です。

介護を社会全体で支える仕組みの構築が必要です。

私たち産業ケアマネージャーはその一端を支えるため

「仕事と介護の両立を支援」する活動をしています。

そして、誰も介護の犠牲にならない社会の構築を目指しています!

企業様向けの研修依頼を承っています。

まずはこちらにメールでご相談頂ければと思います。

↓  ↓ ↓ ↓

cm.megumi0925@gmail.com

最後まで読んで頂きありがとうございました。




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