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#13 Media Studies)今新聞とか読む?

昨日の世界を一覧で把握したいと思っていた。というのも、ウェブニュースやメールマガジン、ネットサーフィンでは、情報の網羅性や体系性、そして送り手の意図の特定が難しいという問題が頻繁に感じられる。特に、送り手の意図の特定が難しいという点は問題視されるべきだと思う。

事実か虚偽か確認できない情報は、少なくとも自分の頭にはほとんど入ってこないと経験的に感じる。その一因として、無意識的な自己防衛が挙げられるだろう。オンラインでは日々膨大な量のニュースが流れ、その情報は個々の理解能力をはるかに超えてしまう。さらに、送り手の意図が一貫していない場合、情報処理作業は非効率的になり易い。そのような状況に対し、初めから関心を持たずに無関心に適応していくことは、決して不思議なことではないだろう。

そう考えると、これら膨大なニュース情報、それを受け取るか受け取らないかに関わらず、人間を麻痺させるといえる。だからこそ、新聞というメディアは体系的に情報を整理し、今日の新聞というプラットフォームを通じて大量の時事情報を、一貫した送り手の意図でクラスタリングしているという点で評価できる。これは、受け手が送り手の意図を推測することを助け、情報を効率的に処理することを可能にする。

このように考えていくと、現代の新聞を読む動機がじぶんの中に形成されてきていることに気づき、その新鮮さに驚かされる。

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