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「アバターマーケット 2021 夏のデジタル文化祭」が8/6から開催!出展サークル総数118サークルのアバター展示即売会、初日の様子を速報レポート!

8/6から4日間、ついにアバターマーケットが開催されます。
アバターマーケットは2021年3月に開催された「cluster大加速祭2021」内ではじめて開催されたclusterのアバター展示即売会。
スマートフォンからでもアバターの購入・着替えができるというスムーズなアバター購入体験が好評で、前回は約1,200体ものアバターが購入されました。

今回はその続編として、アバターを通してユーザー同士が交流できるイベントとして「アバターマーケット 2021 夏のデジタル文化祭」というコンセプトの下、開催されることになりました。

本記事では「アバターマーケット 2021 夏のデジタル文化祭」開催初日の会場・イベントの模様をレポートします!

テーマは「夏のデジタル文化祭」。田園風景の中に聳え立つ塔のような学校ワールド

今回のアバターマーケットの会場はなんと背景グラフィッカ・イラストレータの吉田誠治さんによるデザイン!

制作途中に投稿されたツイートから伺えるように背景には色々な世界観の設定がありそう...!
今回のテーマから日本の夏と学校をモチーフとするワールドとなっているようです。早速入ってみましょう。

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ワールドに入ると見慣れた学校の屋上が広がります。

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見渡してみると、あたりは一面の田園風景。眩しいくらいに青い空がいいですね。実はこの背景は吉田誠治さんによって描かれたものです。

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よーく見てみると、鳥居があったり。会場に来た際はぜひじっくり見てみてください。
8/9の21:00からは吉田さんによるトークイベントも企画されているので、そちらにもぜひ足をお運びください!(会場にはイラスト全体が展示されています)

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さて、会場に目を戻して。
見上げてみると、学校が塔になって上空まで聳え立っています。こんなに高くまで...
きっと生徒数がいっぱいのマンモス校なんだろうな...と想像が膨らみます。

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温室も設置されています。
温室の上の方をよく見てみるとしゃちょー(クラスター社CEO)が?

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会場にはちょっとした遊びが隠されているかもしれないので、展示だけじゃなく会場探索するのもありです!

会場は2段構成。立体的な屋上ってすごく素敵ですね。温室に続く空中廊下もかっこいいです。

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会場にはさまざまなポスターが貼られています。すごく文化祭らしいですね。
実はこれはクリエイターさんによるもの。公募して集まったポスターはそれぞれ個性が出ていて楽しい雰囲気を醸し出しています。

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さあ、アバターが展示されている2階部分に行ってみます!

出展サークル総数は118サークル、さまざまなアバターが一同に会する!

言うまでもなくアバターマーケットの目玉はクリエイターさんたちによる数々のアバターです。
今回の出展サークル総数は118サークル!
この写真を見ていただければ分かるようにさまざまなアバターがあって壮観です。

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たとえば、このようなかわいいアバターや

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動物のアバター

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こんなちょっと不思議なアバターがあったり

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食べ物アバターまで...!

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クリエイターによって、さまざまなアバターが出展されていることが分かります。

そして、アバターマーケットの特徴はなんと言っても、購入のしやすさ。
展示されているアバターの横にあるボタンを押して表示される画面から購入すると...(※事前にclusterのアプリでクラスターコインの購入が必要です)

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すぐにアバター選択画面に反映され、その場で着替えることができます!

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すごく買いやすいので、どんどん買ってしまいそうです。

会場は全部で9つ。
会場を巡ってみて、自分の好きなアバターを見つけて、みんなと交流してみてください!

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ちなみに筆者はこのアバターがお気に入りで購入してしまいました。なんだかシュールで惹かれてしまいました。まだまだ探すぞ〜

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クリエイターと交流ができる「ピックアップ販売イベント」

前回のアバターマーケットになかった要素として、今回は「ピックアップ販売イベント」というイベントが新しく設けられています。
これは今回展示されているアバターのクリエイターと実際に交流できるイベントになっています。

期間中は毎日(全6回)行われているので、クリエイターと交流してみたい方はぜひ!
今日はAブロックの発表。
まずはアビサさんによるドラムのパフォーマンスから始まり、今回の出展者の方がそれぞれのアバターの魅力を大いに語られました

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展示だけでは分からないそれぞれのアバターのこだわりも!

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なんと焼きそばアバター。こだわりにこだわった一品だそうです。

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実際に着てみないと分からないこだわりも「ピックアップ販売イベント」で知ることが可能です。

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アバターのこだわりを写真で表現する方も。
出展クリエイターによる「ピックアップ販売イベント」は期間中、毎日開催されています。ぜひ時間をチェックして、遊びにきてみてください!

「フィギュア・ゲーム・アバターから紐解くキャラクターモデリング」コトブキヤさんトークイベント

開催初日の今日は今回のアバターマーケットで協賛いただいているホビーメーカーの壽屋さんによるトークイベントも開催されました。

会場にはコトブキヤさんによる限定仕様の「監督ちゃん」「店員ちゃん」のアバターが展示・販売されています。限定アバターでは太ももにロゴが入っています。

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トークイベントでは、壽屋の新規事業開発担当の飯嶋さん、フィギュア原型師の白髭さん、MUGENUPのキャラクターモデラー木下さんが登壇。

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「フィギュア・ゲーム・アバターから紐解くキャラクターモデリング」をテーマにプラモデル・フィギュア・キャラクターグッズを取り扱う会社である壽屋さんがどのようにアバター開発に取り組んだかが語られました。

壽屋さんは創業70年以上にもなるプラモデル・フィギュア・キャラクターグッズを取り扱う企業。まず、なぜそのような企業がアバターに取り組むのか飯嶋さんから歴史を辿って解説。
もともとは粘土などを使ってつくられていたフィギュアの元となる原型。2013年に3Dプリンタが普及して以降は、コトブキヤさんでは原型は100%3Dプリンタでつくられるようになったそうです。

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3Dプリンタでつくるということは出力するための3Dデータが必要となります。そのため、フィギュア制作においてもモデリングすることが一般的になったそうです。
ただ、最終的には出力することから、3Dデータのその後の使い道は特にない。そこで、飯嶋さんは2013年からそのデータが何かに活用できないかと考えていたそうです。

やがてVtuberやVRSNSが登場したことで、その3Dデータをアバターとすることを考えはじめたそうです。

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とはいえ、フィギュアでつくる3Dデータ、ゲームでつくる3DデータとVRSNSのアバターはかなりつくり方が違ったそうです。
たとえば、白髭さんによればフィギュアの原型のための3Dデータのポリゴン数は少ない時で1,000万ポリゴン、多い時で2,000万ポリゴンだそう。clusterのカスタムアバターが32,000ポリゴン以内だと考えると、その違いが分かります。最終的に3Dプリンタで出力するため、いかに正確な造形にするかの方が重要だそうです。

またゲーム、フィギュアなどでは使うツールも異なり、それぞれのツールの特徴などの解説も。

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後半は今回出展された「店員ちゃん」「監督ちゃん」のアバターをつくる時にどのようなことを考えたかについてトークセッション形式で存分に語られました。
たとえば、三面図やイラストなどを立体にする時には整合性が取れていなかったりすることもあるので、どの部分を中心に再現するかを考えなければいけないこと。

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ゲームで使われるキャラクターとVRSNSのアバターの違いとしてのユーザーカスタム性(改変しやすさ)を担保するために、UVの割り方にこだわったこと(上半身と下半身で分けたり、特定の部分をまとめて選択して改変できるように配置するなど)。

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貴重な制作資料を交えながら、「店員ちゃん」「監督ちゃん」アバターに込められたこだわりが語られました!

飯嶋さんによれば、フィギュアとアバターの共通するところはキャラクターを両眼で立体的に知覚できることだそうです。
その知見を積み上げてきたフィギュア制作の知見はアバター制作においても大いに役立つと強調してお話しされていたのが印象的でした。

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初日から盛りだくさんのアバターマーケットでしたが、会期は8/9まで。
スマホ・PC、VR機器、どれからでも入ることができるので、みなさんもぜひ訪れてみてください!

▼会場に入るにはこちらから