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乙女椿プロジェクト2

乙女椿…
ブランド化するには良い響きなのですが、実は八重咲の椿は結実がほとんどないのです。

従って乙女椿は花の鑑賞用には良いのですが、油製品化には向きません。
椿油と名乗れるのは、「ヤブツバキ」だけなのです。他の品種やサザンカなども同じような種子から油が取れますが、それは「カメリア油」。

品質にこだわるのであればやっぱり「ヤブツバキ」しかないようです。

飲食業界におりましたので(という訳でもないのですが)、1つの夢は、椿油で「マーガリン」を作ることです。

マーガリンは、昔は動物性油脂のバターより植物性油脂のため健康食品ととらえられていましたが、トランス脂肪酸問題がクローズアップされ身体に良くないと言われはじめました。

トランス脂肪酸が身体に良くないのは確かだし、それが(バターより)多くマーガリンに含まれていたことも確かです。

ただ、マーガリンの製造過程で不飽和脂肪酸(トランス脂肪酸)が発生しますので、メーカーはすぐに発生しない製法を開発して抑えています。

とにかく、椿は日本原産の樹木であるため、日本人のDNAに刷り込まれているはずなので、日本人の身体に悪いはずはない。と思い込んでいますw


ところで、農業というビジネスについてですが、
私の父方の実家は農家です。熊本県の鹿本町というところで、子供のころは年に1・2回は遊びに行っていました。
基本は米農家だったのでしょうが、最初は町を上げて取り組んでいた「プリンスメロン」の栽培をしていました。その後、煙草、養蚕(カイコ)、養豚、など数年毎にいろんな事をやっていました。

色んな事に手を出すDNAをここから引き継いでいるようなのですがw、子供のころは何も思わなくて、私にとっては珍しく楽しい思い出でしかないのです。が、大人になって改めて考えると不思議な仕事ぶりですね。
現在の農家は、だいたい主力の産物を決めて取り組まれていますから。

今考えると、これはJA(農協)の影響であることは間違いありません。農協から薦められるままやっていたのでしょう。

ただ、私がサラリーマンを辞め自営商売の世界に入ってから違いが分かりましたが、生産した農産品は農協がすべて買い取ってくれる、つまり農家は売れる保証があったわけです。飲食店や販売店などはお客様が0の日などもあり、売れる保証は全くない。そうであれば、ある意味うらやましい商売なのです。

まあ、だからと言って農業が恵まれていると言いたいわけではありません。この辺の問題を掘り下げていくと終わらない気がしますし、専門家からご批判も受けかねませんので、本日はこれで終了させていただきますw

では。




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