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記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。
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最近見た不朽の名作達

 こんにちは!
 かなり久しぶりの記事投稿です!記事を投稿していない間に長い冬は過ぎ,春を迎えました。皆様,いかがお過ごしでしょうか?
 さて,今回は僕が最近配信で見たドラマの感想を書き連ねたいと思います。それでは参ります!

※ ネタバレを含む要素を書いている可能性があるので,作品が気になる方は作品をご覧になってから読むことをおすすめします。

① ロングバケーション(1996年/フジテレビ)

 “月曜の9時は街からOLが消える”と言われた木村 拓哉さん・山口 智子さん主演の不朽の名作ラブストーリー!
 ピアニストの瀬名秀俊(木村 拓哉)は婚約者に逃げられた葉山 南(山口 智子)とひょんなことから同棲することに。そこから紡がれる不器用ながらも愛おしいお互いの恋模様とそれを取り巻く個性豊かな周りの人物達が織り成す“あの時代”を象徴するような物語でした。
 個人的には今でも名シーンと語り継がれている瀬名と南が住むマンションのベランダからスーパーボールを投げるシーンが印象的でした。主題歌の「LA LA LA LOVE SONG」(久保田利伸)も毎回絶妙なタイミングで流れて今の時代に見てもときめけるようなドラマだなと感じます。

② 神様、もう少しだけ(1998年/フジテレビ)


 金城 武さんと深田 恭子さんが主演を務め,二人の名前を世に知らしめた出世作ともいえる作品。ラブストーリーを軸にしながらも当時のセンシティブな社会問題にも切り込んだ社会性のある物語。
 ギャルでイマドキ(当時)女子高生の叶野 真生(深田 恭子)は音楽プロデューサーの石川 啓吾(金城 武)の音楽の大ファン。ある日,彼のライブのチケットが入った財布をなくしてしまい,失意に暮れる中,チケット代を稼ぐために見知らぬテレクラの男と一夜を共にしたことでHIVに感染し,生活が一変する。そんな中,真生と啓吾は出会い,愛を深めていく…というストーリー。
 作中で真生が周りからの無理解や冷たい対応に苦しみながらもそれでも生きる希望を見つけて力強く生きている姿に胸を打たれると同時に,そんな真生を懸命に支える啓吾の男らしさと包容力,それに金城さんの俳優としてのカッコよさにもグッと心を掴まれる作品でした。真生が涙ながらに何かを叫んで訴えている描写が多いのも印象的でした。

③ 素顔のままで(1992年/フジテレビ)



 安田 成美さん・中森 明菜さんが主演を務め,女性同士の友情を温かなタッチで描いた作品。
 医者の家系で手塩にかけて育てられた“お嬢さま”の香坂 優美子(安田 成美)は自身のお見合いに向かうタクシーで月島 カンナ(中森 明菜)と出会う。カンナは中学時代から暴走族に入るなど,喧嘩っぱやい性格で優美子とは正反対だが,面倒見がいい。
 ある日,優美子がCDショップへ訪れると,万引きを疑われ,店員に連行されそうになるカンナの姿が。優美子はそんなカンナを助ける。そこから優美子とカンナは同棲生活を始めることに。そこから芽生える女二人の友情とすれ違い,喧嘩をしながらも成長していき,とある出来事がきっかけで塞ぎ込みがちになっていた優美子の心にも変化が訪れるようになる…というストーリー。
 個人的には歌手としてのイメージが強い中森 明菜さんが演技をしているのがとても新鮮でしたし,その役がまた中森さんの雰囲気にぴったりと合う素敵な役だなと感じながら見ていました。回を重ねるごとに深まる二人の絆と一度途切れて再び友情が復活するドラマ全体の構成もまた素晴らしいなと感じました。主題歌の「君がいるだけで」(米米CLUB),挿入歌の「愛してる」(米米CLUB)もドラマの中の二人にぴったりな楽曲でキャスト・ストーリー・歌,どれをとっても素敵な作品だなと思います!オープニングのタイトルバックに出てくるキャスト・スタッフ名の手書き風のフォントも個人的には好みでしたし,各話を「STAGE」と表現しているところもどこか粋で素敵だなと思います。

④ ピュア(1996年/フジテレビ)



 和久井 映見さん・堤 真一さん主演のラブストーリー。
 知的障がいを持つ芸術家の折原 優香(和久井 映見)と週刊誌記者の沢渡 徹(堤 真一)。交わることのない世界で出会った二人が障がいを乗り越え,愛を深めていく物語。
 ドラマのタイトル通りとにかくピュアな優香に出会って,孤児院で育ち,愛を感じずに大人になった徹の心が動かされ,愛に気づいていく課程を見ていると,優香は繊細ながらも物事の本質を誰よりも見抜いているような気がしました。物語では感情の機微や揺れ動きを優香が「翼」という言葉を使って表現する場面が多いのですが,その中でも特に傷ついている時に使う「片っ方の翼が折れている」という台詞は印象的でした。汚い大人の世界とは無縁の優香だからこそ誰よりも人に寄り添えるのかもしれないなとも見ていて感じました。
 主題歌の「名もなき詩」(Mr.Children)の歌詞の「愛はきっと奪うでも与えるでもなくて 気がつけばそこにあるもの」という歌詞がこのドラマにすごくリンクするなとも感じました。

⑤ 白線流し(1996年/フジテレビ)



 長瀬 智也さん・酒井 美紀さん主演の学園ラブストーリー。長野県松本市を舞台に高校最後の一年間を過ごす学生達と周りを取り巻く人物達の群像劇です。
 長野県立松本北高校(架空)の定時制に通う大河内 渉(長瀬 智也)は自身の生い立ちから生きる気力を見失いながら生活していた。そんな中,全日制に通う七倉 園子(酒井 美紀)やその友人達と出会い,互いに励まし合いながら自分の目標へと進んでいく物語。
 松本の豊かな自然の中で育まれる学生達の友情を時に温かく時に切なく描く作品で,その当時(高校3年生)ならではの悩みや葛藤等もしっかりと描写されていて,世代が違いがゆえに没入感があるなと感じました。また,学園ドラマであるからか,恋愛中心にならず,恋愛と友情の両方がバランスよく描かれている点も素敵だなと感じました。

⑥ 愛し君へ(2004年/フジテレビ)



 さだまさしさん原作の「解夏」が菅野 美穂さん・藤木 直人さん主演でドラマ化された作品。目の病に冒された写真家が見えなくなっていく日々をどう過ごしていくかを描いた生きるとは何かを考えさせられるような重みのある作品です。
 カメラマンの安曇 俊介(藤木 直人)は兄の利也(岡田 義徳)の葬式で小児科の研修医をしている友川 四季(菅野 美穂)と出会う。四季は俊介の葬式での様子から嫌悪感を抱いていたが,徐々に俊介と接していくうちに心が変わり彼に惹かれ,彼と添い遂げると決めていく様子を東京と俊介の実家のある長崎の二つを舞台に描いています。物語では目の病で写真を撮れなくなり,絶望の淵に立たされる俊介の苦悩や葛藤を藤木 直人さんが見事に演じているなと感じました。また,そんな様子を側で見ていて支えていきたいと決意する四季の心境の変化も菅野 美穂さんが細やかかつ確かな演技力で演じており,二人の演技が物語の大きな鍵ともいえるなと思います。

 いかがでしたか?今回は僕が最近見た以前放送されていたドラマの感想を書かせて頂きました!先クール(1月期)のドラマの感想はSNSでちょこちょこ書かせてもらってるので,今回は割愛しました。
 春先で新生活も始まり,慣れない環境で体調崩しやすい時期かとは思いますが,皆様くれぐれもご自愛ください!それではまた!

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