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倶楽部オルフェオの5つの指針について


1.作品主義 2.ワークショップ型・双方向型 3. 初等教育の貢献 4.物語の継承ー持続可能なクラブ5.収益の独立化・黒字化

1.作品主義
 エンタメの興行はスターシステムを採る場合が多いですが、当倶楽部は「作品主義」を掲げています。
 古典作品は人の寿命より長いサイクルを生きていくものであり、時代・国境・世代間を超えた感動を与え、人々のフラットなコミュニケーションを円滑にする働きがあると思います。私にも尊敬し好きな演奏家は沢山おりますが、「作品」そのものが放つ輝きや力に焦点を当てた企画作りをしていきたいと考えております。

2.ワークショップ型・双方向型
 朗読会&読書会がメインの倶楽部ですが、劇の台本や詩の歌詞を参加してくださった方に「音読してもらう」などのワークショップ(発表会)を推奨しています。受け身で鑑賞するよりも、人はつたなくても自分で頭や身体を動かして主体的に表現したいという欲望があると思います。実際に汗を流して得た経験は「達成感」や「満足感」という得難い体験だと思います。
 また、メンバー同士の「社交場」としての役割を当倶楽部は担っていると考えています。今関心がある作品、好きな作品について双方向で語り合う場所を提供していきたいと思っています。

3.初等教育への貢献
子供の頃の体験はインパクトが大きく「替えがきかない体験」だと感じています。子供の頃に繰り返し読み聞かせられた物語は、大人になっても忘れず鮮明なもの。音楽の原典である「オルフェオ物語」や「ニーベルンゲンの歌」など子供向けの絵本を作って、子供を対象としたイベントを巡回し、初等教育&初等体験に、当倶楽部は貢献したいと思います。
 大人になって自分で稼げるようになったとき、昔なじんだ物語の演奏会に足を運んでくれる「道筋」を作りたいと思っています。

4.物語の継承-持続可能なクラブ
当クラブのミッションの1つとして「物語の継承」が挙げられます。倶楽部理念や作品の認知は短期間で浸透するものではなく、下の世代に事業を継承してもらう必要があります。下にバトンを繋いでもらい、時間をかけて社会的認知・浸透させていく事に「価値」があるので、クラブの運営を長期的スパンで考えております。

5.収益の独立化・黒字化
4のように下の世代にクラブを継いでもらうには、「クラブで得た収益でお店が回る仕組み」を作らなければなりません(ビジネスモデルの確立)。主宰のポケットマネーとクラブ運営の財布を分離し、かつ収益の黒字化を図れるよう、マネタイズの仕組みを考えて取り組んでいます。
 こういった5つの指針(クレド)を掲げて、倶楽部の運営を考えています。



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