【46日目】 あのときの彼の気持ちが、痛いほどよく分かる
今からちょうど1年前の6月、私は元カレのガリヒサを初めて突き放した。
それまで何年も何年も、別れてからもずっと繋がっていた。
なんだかんだで年に1度は会う機会があったし、LINEだって送ろうと思えばいつでも送れた。
でもその繋がりを切った。
だって、イライラしたから。
ガリヒサはずっとずっと、何年も煮え切らなかった。
でも今は、あの煮え切らなかった時期の彼の気持ちがよく分かる。
▼ 彼のふんわりアプローチ
当時のガリヒサは、「淋しくて連絡した」とか、「最近どう?」みたいなメッセージを2〜3ヶ月に1回寄越しつつ、たまに電話をしようと言ってきたり、突然手紙を郵送してきたり、ふんわりとしたストーカーのようなアプローチ(無自覚)を長いこと続けていた。
私に彼氏がいるときならその距離感も分かったけど、いないときでも同じだった。
(えっ…これ、どうやったら交際に発展するの?)
おそらく復縁したいんだろうな、とは感じていたけど、決定的なことは何も言ってこない。
だから私は「何がしたいの?ハッキリしなよ」と言って怒った。
「保身ばかりで恋愛でダサくなる覚悟ないじゃん」とも言った。
▼ 当時の詳しい状況はこの記事に
すると彼から、こんなことばが返ってきた。
保身もそりゃあるよ。
でも、好きと同じくらい大切って思ってたから、ダサくなるのは大丈夫だけど関係終了の方が怖かったよ。
このときの彼のことばの意味が、当時の私には分からなかった。
関係終了が怖くてストレートに言えない?
根気強くノック?
アホか!
グズグズしてたらお互い40代になるぞ!!
と思っていた。(まだ30代にすらなっていないのに、そう感じるくらい彼はトロかった)
▼ 現在、怖さ体感中
でも先日、いざ電話でプロポーズするぞ!!と覚悟して臨んだ夜、このことばの意味を思い知った。
怖い。言えない。
保身に走っちゃう…
関係終了の可能性までは感じなかったけど、それでも長年築いてきた2人の関係を一瞬で変えることばを、自分から伝えるのって怖い。
▼ 当時の状況はこちら
あぁ、あのときの彼はこういう気持ちだったのかな。
「そんなストレートに言えるはずないよ」ってことばも、今なら分かる。
イエスが返ってくる確信(手応え)が持てないと、言えないよね。
私なんか確信持ってても言えなかったもん。
七夕に予定しているプロポーズだって、本当に言えるかどうか分からない。
初対面やまだ関係性の浅い異性ならともかく、ここまで出来上がった関係性の相手に気持ちを伝えるのってかなり怖いんだな…ということを、最近の私は日々思い知っている。
▼ 私は今、「なぜかやたらと会いたがってくる元カノ」というキモいポジション
それと同時に、「あれ?今の私の言動って、去年ガリヒサがやってたふんわりアプローチと一緒じゃね?」と思った。
突然連絡してきて、「電話しよう」とか言って、他の女と住んでることに難癖つけて、用件も言わずに会おうとしたり、もう完全に去年の奴だ。
でも仕方ないんだよ、こっちにも手順とか、想定しているプランがあるから、今は「なぜかやたらと会いたがってくる元カノ」というキモいポジションに甘んじる他ない。
このタイミングで「ハッキリしろよ!」とかキレられても困る。
…うわ、去年の私、超絶空気読めない奴じゃん。
この場で謝っとこう。
ガリヒサごめんね。(たぶん彼は来年あたりにこの記事を読むと思う)
プロポーズを決意して、このエッセイで気持ちの文字起こしをしたことで、こうして"逆の立場"を知ることができたので、やっぱり書いてて良かったなぁ…と改めて感じた。
もし記事がおもしろかったら、伝えてもらえると嬉しいです。 ※近日中に個別でお礼のメッセージをお返しします💌