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【74】 こいつ、限度額ギリギリまで借りてやがる…!婚約した彼の借金額が判明

このお話はセフレだった男女が
結婚するまでの1000日間

赤裸々に綴った超絶ドロゲス
ノンフィクションエッセイです

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前回までのあらすじ

アラサーにしてセフレの"イケチン"に沼った私は、どうにかこうにか交際まで漕ぎ着けるも、度重なる彼の不誠実な言動に嫌気が差し、自ら別れを選ぶ。その後、条件最高で性格のいいハイスペくんと出会うも、彼のあまりにも残念なセックスに告白を断り、未練を感じていたイケチンと復縁する。その後、数多くの喧嘩やトラブルを乗り越え、婚約関係に至るのだった。



<685日目> 婚約直後

泥沼破局から復縁を飛ばして一気に婚約状態になった私とイケチン。

この1年間に数回別れを経験したことでお互いに忘れていたけど、実はプロポーズをされた6月29日は、1年前の6月25日に決めた

2023年6月25日 ← 今日から丸1年後。この日よりも以前に、結婚or別れを決める

彼への手紙から引用

という交際スケジュールとほとんど同じ時期だった。(誤差+4日)

▼ 詳しくはこの記事に

つまり、私と彼は多くのトラブルを経験しながらも、結局はもともと予定していたスケジュール通りの位置まで戻ってきていた。

お互いに全く意識していなかったのに、運命って不思議だ。


こうして彼と婚約関係を結ぶことで、これまでとは違う強い繋がりのある状態で一緒に居続ける…というルートを選択した私は、少しだけ安心していた。

これで私は婚活を終わることができる。
1番大好きな人と結婚できる、大満足の結果になった…

当時はそのことがかなり嬉しかったのを覚えている。

とはいえ私には、1つ気になっていることがあった。

彼の借金問題だ。

1年半前、まだ彼と付き合う以前のセフレ時代に、泥酔した彼が落とした財布の中からカードローンの明細が出てきたのを私は忘れていなかった。

▼ 詳細はこの記事に

それどころか、この部屋で過ごすようになってからはあらゆる料金の滞納通知や債権回収会社からの督促状が毎日のように届くのを見ていたから、私は「どういう状況なの?」とか「いくら借金してるの?」と度々彼に訊いていたけど、彼はかたくなにそれに答えようとはしなかった。

だけどもう、私は婚約者であって、その状況を把握しておく権利と義務がある。

そこで彼に今一度、その金額を確認してみることにした。


私「借金、いくらあるの

イケチン「あーそうか…もう話さないとね」

私「いや普通、婚約前に話すべきだけどね。額が大きかったら結婚とかしないし…でも私の想像だとそんなに大きい金額ではないから、ここまで深掘りしないであげたけど」

イケチン「ちょっと確認するから待って」

そう言うと、彼はスマホの銀行アプリを立ち上げ始めた。
よく仕組みは分からないけど、それでカードローンの借入金額が見れるらしい。

見間違えかもしれないけど、1年半前に明細を見たときにはたしか20万くらいだった気がするから、おそらく今もそれくらいか、多くても30万くらいだろう…

そう思っていた私の予想はすぐに裏切られた。

イケチン「99万

私「えっ」

イケチン「99万8千円。100万円までしか借りられないから…」

こいつ、限度額ギリギリまで借りてやがる…


そこに利子が乗るわけだから、実際の返済額は100万以上。

まぁ全然手に負えない金額ではないものの、この金銭感覚のズレは先が思いやられそうだなぁ…と思ったのだった。


金銭感覚どうなってるのよ


そしてその予感はすぐに的中することになる。

彼は借金をしていながら、全くもって自制した生活を送っておらず、週に何度も友人たちと飲みに行っては散財した。

もちろん度重なる別れのトラブルがあったおかげで、きちんと私に連絡を寄越して帰ってくるようにはなったものの、金銭的には相変わらずな状況が続いていて、

私がどれだけ注意をしても、毎月利子だけを返済してはまたギリギリまで借り入れる…といったような堕落した生活を送っていた。

その上、婚約してわずか1ヶ月の7月の末、彼は正社員として働いていた仕事を辞めることになってしまった。(クビではなく、シンプルに辞職)

お察しの通り、彼はいわゆる"社会不適合者"なので、近いうちにそうなるだろうことは前々から分かっていた。(相談も受けていたしね)

そんなわけで、100万円の借金を返済できる見込みも一切ないまま、私は高卒ニートの彼氏と絶賛婚約中という誰がどう見ても「やめとけ」な状況に陥ってしまった。


いや、百歩譲って借金持ちとかニート(転職活動中)とかそのへんはまだ良いとして、散財癖とか飲み遊びが治らないのは問題だよな…

借金してる奴はモヤシしか食うな!とは言わないけれど、仮にも婚約をしてるなら、私との未来のために1秒でも早くお金を返す行動を起こしてくれないと困る。

酒や遊びにお金を使って、今が楽しければそれでヨシみたいな若者のテンションで居続けられたら困るんだよ。

イケチンには、これから結婚をするという自覚が全然足りていないと私は感じていた。

そこで私は彼にこんな提案を持ちかける。

私「来週、2人で一緒にあなたのお母さんに会う予定があるよね」

イケチン「そうだね、婚約したこと伝えたから」

私「そこで自分の借金について、金額も含めてきちんと親に説明して

イケチン「えっ」

私「まだ言ってないんでしょ?ちゃんと親に話すことで、返済する覚悟を強く持って欲しい

こうして私は彼の母親に借金の件をチクることで、自分と一緒に彼の行動を見張ってもらう監視員増員スタイルで彼の散財癖を封じ込める作戦に出るのだった。


次回、彼母ミーティング!


この連載は、私が夫と出会ってから夫婦になるまでの1000日間を綴ったドロゲス生モノ婚活エッセイです。スキ・引用・拡散・コメントどんどんお待ちしてます♡

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-【75】へつづく -

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