水無田気流(2015)『「居場所」のない男、「時間」がない女』日本経済新聞出版社

ジェンダー関連の一般的な社会学の本である。女性の労働社会進出は、男性の家庭・地域社会進出と同時に進めなければならない。そうでない政策はただただ超人的な女性しか評価されない社会を生む。

題名が衝撃的だろう。でも、どこかふとした共感を覚える意味内容でもある。居場所と時間、二つの異なる貧困の形を私たちは否応なく突き付けられている。将来社会への不安を、現実のものにしてはいけない。

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