競争社会

もし私以外の全ての人が
その身を休めるというのならば、私も休みたいと思う

私だけ休むことは恐ろしくて
世の中というものに置き去りにされてしまう気がしている

世の中なんていう人はいないのに、一人一人の顔が見えない僕たちは
動き続ける何かに怯えてひたすらに働いている

誰もが広がりすぎた世界のたった一人でしかないことに
今日も得心できずに暮らしている、まるで一匹の蜂のように。

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