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複数人数でのグリーティングで大切なこと

今回のターゲットは?

今回はグリーティングに関する話をするので定義を以下とします。

【今回のふんわりとした取り上げるクラウンの定義🤡】
👉複数人数でのグリーティングをしたいクラウン

なお、グリーティングと記載していますがクラウニングも含まれているので頭の片隅に留めておいてくださると嬉しいです。
また、今回のお話は色々なやり方がある中で、私が大切にしている部分を書いている という感じなのでご理解いただけますと幸いです。

それでは話を進めましょう!

複数人数でグリーティングをする場合、何人がいいのだろう?

私がグリーティングのワークで複数人数でのグリーティングを行ってもらう場合、3人に分ける事が多いです。
グリーティングを行う場合事件を起こす必要があるのですが、3人という単位は対立構造の関係性がとても作りやすいからです。
偶数人数の場合や3人より多い奇数人数の場合でも対立構造を作る事は可能ですが、偶数人数ですと調和が取れすぎてしまったり、3人より多い奇数人数ですと対立構造が複雑になってしまうので可能な限り3人の単位で分けるようにしています。

では、グリーティングする単位を3人で分けたらそれで終わりかというと、残念ながらそうではありません。

グループとチームの違いって何だろう?

よくワークの参加者にはグループではなくチームである事を意識して下さいと伝える事が多いです。
このグループとチームの違いってどのような違いがあるのでしょうか。
以下に、世の中のサービスを提供する一般的なグループとチームの定義を記述します。

・グループ

似た・同じ性質を持った目的がない人が集まった人達を指します。
そのため、皆が同じ作業をし画一されたサービスを提供します。

・チーム

目的を達成するために集まった人達を指します。
そのため、それぞれの得意分野(特徴)を生かして役割を分担して相乗効果を図ったサービスを提供します。

二つの定義を比べてみると、サービスを提供する際にグループには目的を達成するための内部の関係性がなくチームには目的を達成するための内部の関係性がある事が分かります。
この「目的を達成するための内部の関係性」(以下、「内部の関係性」とします)がグリーティングを行う上で対立構造の深みを演出してくれるのです。
では、お客様が分かりやすく「内部の関係性」を把握するためにはどのようにすれば良いのでしょうか。

※(補足):私がワークで複数人数でグリーティングを行ってもらう場合、上記定義の目的は「三位一体でグリーティングを行う」事を目的にしてもらっています。
ですのでグループは、グリーティングは行うが「三位一体でグリーティングを行う」事を目的としてはいない人達を指します。

「内部の関係性」を生み出すために必要なこと

「内部の関係性」を生み出すには色々方法はありますが、私の場合3人で行動する際の様々な差を重要視しています。
この様々な差をレベルと言っているのですが、グリーティング時にレベルを意識して行えばお客様に「内部の関係性」を比較的容易に把握してもらう事ができます。

特にレベルの中でも、以下2つを意識するのが一番簡単です。

・高さのレベル
・距離のレベル

・高さのレベル

クラウンとしては身体的特徴(身長差や体重差など)が特に魅力的な要素になりますが、複数人数でのグリーティング時に同じ体格のクラウンが集まってしまう等なかなかその特徴をバランス良く配分できる事は稀です。
その代わりに、クラウン達の高低差を意識する事によって身体的特徴を補う事ができます。(暗黙(裡)の性格観やクレッチマーの体型説などで定義されているような性質を高低差で対人認知に働きかけているような状況を作り出しています。)

これが面白いのですが、高さのレベルを意識したワークをやっているとお客様側から見ているだけでなく、行っているクラウン側も高低差をつける事で他の高さのレベルにいるクラウンとの関係性が生まれてくるので、1人でグリーティングしている時と性格が異なってきたりします。

・距離のレベル

私の場合、複数人数でのグリーティングはグループではなくチームである事を意識してもらう為に、基本的には自分の手が相手の肩に触れられる距離を等間隔に保ってもらっています。
ただ、それだけですとバランスが取れ過ぎててしまうので、あえてクラウン間の距離のバランスを崩していく状況を作り出してもらいます。
距離差を表現する事により対等・非対等、協力的・非協力的といった関係性をお客様に推測してもらったり(対人関係の認知)、崩れてしまったバランスを調和されたバランスに保つ為に関係性を修正する事になるので(ハイダーのバランス理論)クラウン達の関係性が流動的に変化していきます。

距離のレベルはあともう1つ大事な要素があるのですが、説明が難し過ぎるので割愛いたします、ごめんなさい…。(3人で1チームのクラウンとした場合に、テンセグリティと呼ばれている設計原理を意識しています。テンセグリティは具体の知能という本に詳しく書かれており、難しいですが面白いです。興味があれば読んでみて下さい。)

・高さのレベルと距離のレベルの組み合わせ

さて、高さのレベルと距離のレベルをそれぞれ説明してきました。
厳密にはそうと言えないのですが、高さのレベルは「クラウンの内面性」、距離のレベルは「クラウンの外面性」を表現しているのではないかと思っています。

この高さのレベルと距離のレベルを意識する事ができると、状況に応じて組み合わせを変える事ができるようになります。
上手く組み合わせる事でよりお客様に「内部の関係性」をより詳しく理解して頂けるのではないでしょうか。

最後に

いかがだったでしょうか。
今回書いた記事を読んで下さった皆様が複数人数でグリーティングをする際の一助になれば幸いです。

なお、複数人数でのグリーティングを行う場合に注意点があります。
複数人でのグリーティングはクラウンの特性によって合う合わないがあります。チームではなく、グループでのグリーティングが合うクラウンはいますし、そもそも1人でのグリーティングが性に合っているクラウンもいるでしょう。
行う前に事前に良く話し合ってみるのがいいかもしれません。

それでは今回のお話はここまでです。
最後まで読んで下さりありがとうございました!

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