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【考察】『ラスト・カウントダウン - Last Countdown』【フェイクドキュメンタリー「Q」】


はじめに

皆さん、こんにちは。葉月めまいです。

本稿では『フェイクドキュメンタリー「Q」』のYouTube動画、
『ラスト・カウントダウン - Last Countdown』を考察していきます。
ネタバレを含みますので、視聴後に読んで頂けると幸いです。

↓元動画 ホラーなので苦手な方は注意。










個別考察

では、ここからネタバレ有りで考察していきます……が……。
掴みどころがなさすぎません??

とりあえず、それぞれで気になる点を整理していきます。

12

採用できない投稿映像』(2015年)

今までの回に、首無し死体は出てきていないので、
関連性がまったく読めませんね……。


11

トラホンピータ』(1997年)

これが出てきた時点で、正直お手上げです。
不気味系のナンセンスホラーとしか解釈しようがない……。


10

バタフライ・スコトーマ』(2004年)

こちらもストーリー性がまったく見出せません。


9

ななみが帰ってきた』(2014年)

こちらはまだ考察の余地がある方ですね。

元夫は「ななみ」が子供だとは言っていないので、
夫婦に子供がいないのであれば、「ななみ」は子供ではないのでしょう。

下の名前で呼んでいる点から、
「ななみ」は元夫の妹辺りであると解釈するのが妥当だと考えられます。
あるいは、従姉妹や姪などの可能性もありますが。



8

荻原さん』(1996年)

あまりストーリー性が見出せません。


7

見てはいけないビデオアート』(1999年)

他のストーリーとの関連性は見出せません。

ただし、制作時期だけでなく、
公開時期(2003年)にまで触れられている点は気になります。


6

青空1』(1993年)

明らかに今までの回と毛色が違いますが、意図が掴めません。

本人が回収しているのでないならば、
「字幕で伏せられている最後の声が、
回収者にとって聴かれては困る音声だった」と考える他ありませんが、
肝心の音声がよく聞き取れないわけなので……。

妥当な解釈は「本人が黒歴史を回収しているだけ」になると思います。


5

死者の声』(1986年)

Q:2、Q:8で登場した数列に対するアンサーのようですが、
正直なところ、釈然としません。

この形式だと、10月〜12月を表す場合や、
10日〜31日を表す場合に桁数が増えてしまう
……というのは、
まあ全ての数列が4桁とは限らないので良いとしても、
1月11日と11月1日を区別できないのは問題でしょう。

日付を表していたのであれば、「6451」ではなく「640501」、
「8673」ではなく「860703」になる方が自然ではないでしょうか。

以上により、これは単なるミスリードに過ぎず、
数列には別の意味合いが秘められているのではないか、と思います。

4

目が合わないように』(1987年)

映像を編集している時点で、所有者は「目が合って」いるはずですから、
「所有者に不幸があった」などの情報が出てきていない以上、
この映像自体に問題があるとは考えにくいですね。

暖を取っている様子なのに、蝉の鳴き声が入っている」という矛盾が、
不気味さを引き立ててはいますが、

先ほどの点と合わせて考えるなら、
所有者による編集で、後から蝉の鳴き声が付け加えられた」と、
解釈する方が自然かと思えます。


3

DSCF0007.AVI』(2011年)

交通事故死”と“3人の男性”からQ:1とQ:8を、それぞれ連想しましたが、
Q:1は2021年の出来事、Q:8は2012年の出来事なので、
どちらも時系列が矛盾します。関連性はないのでしょう。


2

あなたは、春田君まであと何周?』(年代不詳)

これの後に「1」の遺影が流れますが、
「1」だけは画質が悪い上に、題名も解説もありません。

よって、『あなたは、春田君まであと何周?』はまだ終わっておらず、
「1」の遺影もこれに含まれている映像だと解釈できます。

さて、この遺影の映像をQ:1と比較してみると、
こちらの方が遺影に近く、最後はさらに接近しています。

つまり、Q:1の「見たら死ぬビデオ」から遺影の映像を複製し、
編集を施した上で、この『あなたは、春田君まであと何周?』を製作したと考えられます。

『あなたは、春田君まであと何周?』に含まれる遺影は、
「見たら死ぬビデオ」の3枚目の遺影ですから、

製作者(春田君?)は製作時期に死亡して、
この時に4枚目の遺影が増えたと仮説を立てられます。

とすると、「年代不詳」とされているこちらも、
2005年〜2021年の間に完成したと考えられます。


1

遺影の映像は「2」の一部でしょうから、「1」はまだ出てきていません。

最後に一瞬だけ映される『Q2:1 ノーフィクション』が、
「1」に当たるのでしょう。

この回の中で、カウントダウンはまだ終わっていないのです。


結論

まとめますと、葉月は「12」、「9」をそれぞれ独立した内容、
「11」、「10」、「8」、「7」をナンセンスホラー、
「6」、「5」、「4」、「3」を思わせぶりなミスリード、
「2」をQ:1と関連する内容として解釈しました。

しかし、これらが1つの短編集として、
まとめられている理由に思い至っていないので、
考察者としては、なんとなく敗北感を抱いています……。

最後に、全体を貫く(かもしれない)筋について、
仮説を述べておきましょう。

Q:1〜Q:11には、年代がはっきりしない回もありましたが、
Q:12では年代が細かく記されて、強調されています。

もしかすると、この順列こそが重要なのではないでしょうか。


05.死者の声(1986年)
04.目が合わないように(1987年)
06.青空1(1993年)
08.荻原さん(1996年)
11.トラホンピータ(1997年)
07.見てはいけないビデオアート(1999年〜2003年)
10.バタフライ・スコトーマ(2004年)
03.DSCF0007.AVI(2011年)
09.ななみが帰ってきた(2014年)
12.採用できない投稿映像(2015年)

02.あなたは、春田君まであと何周?(2005年〜2021年?)


あるいは、「カウントダウン」になぞらえて、この逆順なのか。
また何か思いついたら、追記します。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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