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少しずつ Creative Coding を始めてみている

こんにちは.株式会社ゆめみで執行役員/テクニカルエヴァンジェリストをしている Keeth こと桑原です.

単なるポエムではあるが,初めてみたくなったきっかけや自分の経緯を掘り出したら何かあるかな?と思ったのでつらつらと書いてみる.


以前から(もっと言えば去年の10月から)始めると宣言していた Creative Coding に手を付け始めた.これまでに私が興味を持ち経験してきた「数学 × プログラミング × アート」を組み合わせてクリエイティブなことができる Generative Art というものを知ってしまったことだ.

今までに写経したり,fork して加工してみたり,独自に作ってきたものは以下の OpenProcessing というサイトにまとまっているので、ご興味あれば見ていただけると嬉しいです.よろしければ忌憚ない感想も頂けますと幸いです.

一応私は過去に一瞬だけ絵画教室に通っていた.当時(確か中学生だったかな)勢いだけで通いたいと母親に言ったところ快諾いただけた.母は本当に芸術関連のチャレンジに特に寛容だったなと今改めて思う.

それはさておき.その絵画教室に週一で通っていたのだがあまり続かず,確か2,3ヶ月でやめてしまった記憶がある(それでも数ヶ月続いたのは,母への申し訳なさもあったのかもしれない.全く覚えてないが).

ちなみに私はデッサンには可能性を感じると教室の先生にご評価いただいたのだが,色や絵の具のセンスが絶望的で「せっかく良い絵を(鉛筆で)描いたのに,絵の具で台無しにする」と言われた事を覚えている(笑)これは今も強く印象に残っていて,自分でも心からそう感じたので爆笑していた.


特に理由はない挿絵

小学生の頃から算数が,正確には算術が好きで,大学の頃にも微積分や複素解析にとても興味関心を持っていた.そのまま大学の研修室でも リーマンのゼータ関数 の特殊値について卒業論文を書いた.リーマンゼータは今も関心があり,たまにガチャガチャ遊んでみたり進んだのかググってみている.

余談だが,大学院では 結び目理論🪢 と言う全然違う分野に触れてもみた.わからなくても良いので見てみるだけでも面白いのでおすすめ.ちなみに結び目そのものは割と単純で,小学生でもやろうと思えばやれるのも好きな要素.


大学・大学院で情報系の学科に所属していた事もあり,就職先としては IT 業界(ソフトウェア)のとある企業に就職した.当時はモノリシックな開発環境のもとでパッケージソフトを使った EC サイトの開発・保守の仕事をしていたが,バックエンド API やインフラ・クラウドなどにはあまり興味関心が湧かず, Web フロントエンドまわりをいじるのが好きだった(これは今も変わらない).

サイト全体のデザインにも関心は今もなくはないが,どちらかと言うと細かな UI の方にとても関心が強く,『神は細部に宿る』という名言に出会った時は「また俺のことを上手く表現した言葉に出会った」と感じてもいた(笑)

で,社外人になって6年くらい経ったこの辺りから,仕事でも Web フロントエンドをメインに担当するようになり,少しずつデザイン方面に視野を向けるようになった.すると,まぁ時間の問題ではあるが アート に触れるようになるわけで.これは絶対ではないがデザインのお仕事をされている方に美大卒の方が多く,結果としてアート作品の展覧会や様々なアート情報が社内の Slack にも流れてくる.そこで触れた形だ.


元々絵画に少し足突っ込んだこともあり,自分でも見に行くかーと言う事でいくつかの展覧会やギャラリーに足を運んで自分の目で見てみると,これがまぁ面白く刺激的で,一気にアートの世界に魅了された.ちなみに私が好きなアーティストの1人はニッサン・インゲル氏だ.

詳しい説明は記事を読んでいただくとして,私は彼の不思議な世界観に引き込まれた.過去に数学の世界に浸かってきた身としては,「謎」というワードに魅力を感じるようになっており,彼の作品にも似たものを感じたのだろうと思う.そこから,「せっかく数学を学んだのだから何か掛け合わせられないのかな?できれば専門でやっているプログラミングも含めて.」と疑問を持つのも自然な事で,調べてみた時一発でヒットしたのが Generative Art だった.

ここらかは既定路線で今に至る.まずは Processing というツールや以下の書籍

から入門して色々勉強したり手を動かしてみた.今は一番得意な言語 JavaScript で動かせるライブラリ p5.js を使って作品作りに没頭している.

JavaScript を簡単に手解きしたからなら誰でも手軽に始められるので,入門するならここからがおすすめ.

後は Twitter で様々な方が作品やそのソースコードを公開していたり,Pinterst というサービスで盗めるアイデアの種を日々眺めている.(それにしても皆さん本当にレベルが高く,まだまだ自分は駆け出しなんだなと思わされる)

まだ勉強中の身ではあるが,縁あって VANTAN Techford Academy さんでクリエイティブコーディングの講座を持たせていただける運びともなり,少しずつビジネスにもできそうでもある.ありがたい.


終わりに,今までやってきた感想としてはとにかく楽しい.デジタルとは言え,こんなにお絵描きに没頭できるものがあるのかと感動している.とは言えその道をずっと学んで走って来られた方々には到底敵わんわけで,日々精進という気持ちもいただけており,日々の生活に刺激を与える意味でも機能している.

とは言え,「おもちゃで遊ぶ」みたいな感覚も大事にしたく,しばらくは子供心で続けることにする.

ではでは(=゚ω゚)ノ

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IT 業界(特にweb業界)のとある企業で働いていることもあるので, 仕事関連のマガジンも投稿する予定です. エンジニア的視点よりも,メンバーを束ねるリーダーポジション視点での投稿になります. 割とリアルな話を書きたいと思っていますので, ご興味あれば.

Keeth Kuwahara が日々の業務・生活の中で, twitter でも facebook でもつぶやかない思っていること, 感じて…

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