CloverShimu
10年間私立小学校で教職を務め、退職後にクローバー牧場キッズクラブ『クローバーキッズ』の指導をする志村裕行のホンネの子育て教育論です。 子育てに悩みや不安のある皆さん、教職で日々がんばっている先生方、ぜひ読んでみてください。 週一回のペースで更新していきます。
ハンサムで穏やかなときたまらなく愛くるしい表情になるドリームポリーニ。 運動すること、人を乗せることを得意とせず今もリトレーニングを続けています。 この引退競走馬がこの先もハッピーに生きていけるよう皆様のご支援を求めています。 ドリームポリーニ支援の輪に加わってくださいませんか? この馬の成長を共に見守り応援してくださいませんか。 成長報告、写真、動画を随時お届けしています。 TCC入会費 1,100円 基本会費 1,500円/月 ①サポーター 500円/月 ②シェア
「自力でやる」がテーマの志村ですが、今回も知り合いの整備士に救援依頼して愛車ラングラーのブレーキ交換作業。 ハロー掛け車になって早3年。 多少の故障はかまわんと使い続けましたが、ずっとブレーキを引きずるようになってはかわいそう。 整備士は元同僚の息子さん。 幼児のときから見てきたあの子が立派な若者へと成長し、自分の愛車の修理を一生懸命にやってくれている。 涙が出ます。 すごいですよね、子どもの成長、人の成長って。 今もこうしてお付き合いしてくれていることにもただただ感謝です。
クローバーキッズ幼児さんのお仕事の様子です。 まだまだ未発達のその身体をこうして動かそうとするのだからこそ、その内にみなぎるエネルギー量は大人のそれをも凌駕するはず。 そしてそのエネルギーの燃焼が子どもの心身を発育させることはまちがいない。 だから! 大人は子どもを手伝いすぎてはイカンのです。 子どもの成長のチャンス、その時間を奪ってはイカンのです。 僕は成長しようとする子どもの姿から力をもらえます。 がんばれ!
「自力でやる」は子どもにかぎらず志村自身のテーマですが、こんな大木に登って垂れ下がってきた太い枝を切り落とすのは不可能で。 知り合いの職人さんに頼んでやってもらいました。 朝から夕方まで丸一日かかって、馬場を覆う危なげな枝がなくなってスッキリ。 ありがたいことです、本当に。
父親は広島で生まれ育ちました。 祖父は原爆ドーム(当時の産業奨励館)の地下で仕事をしているときに被爆しました。 地下だったので助かったけれど身体中にガラスの破片が突き刺さり、歳を取ってからも体から出てきて痛く苦しかったそうです。 火葬するために累々たる遺体を運び続けたそうです。 口数の少ない祖父でしたから、それらの話は両親から聞かせてもらいました。 毎夏8月6日平和記念日、式典が映されるテレビに手を合わせながら、「ぎょうさんの人が死んだんよ」とだけ語り、涙を流しながらただただ
久しぶりに馬を輸送しました。 よそ様の馬なので多少緊張しましたが、マナーの良い賢い馬でしたから安心して目的地である富士スピードウェイにお運びできました。 馬にとって代わって発展した自動車がそのスピードを競うその場所に、また馬がやってきています。 おもしろいですね。 厄介になった逆輸入車タンドラの車検を引き受けてくれたハイドアウトの本間さん、ありがとうございました。 無事、このたびの仕事ができました!
3日前、作業の休憩時に一瞬、垣間見えたようなこの空。 最近は毎日がシケた天気ばかり。 練習もなかなかできず。 晴れてほしいぞー!
達成感 有能感 責任感 やり遂げようとする心 努力する心 神経細胞の発達増進 巧緻性 etc etc ありとあらゆる徳目を教えることができ、心身の発達が促されるチャンスだから!
小学校1,2年生で担任した子どもたちが乗馬に来てくれました。 しかも二人とも結婚して旦那さんがいっしょに! 馬には乗れませんでしたが、楽しい時間を過ごさせてもらいました。 ふと思い出したこと。 「子どもとお話するときはかがんだりしゃがんだりして、目線を合わせるように」 初めて低学年を担任する時にそうアドバイスをくれる先輩教師がいました。 最初はそうしていたのですがね……、やっぱりやめたんです。 子どもは小さい。 低学年なんて僕の腰ぐらいのところに顔がある。 「ねえ、シム、あ
かつて「誰もが活躍できる一億総活躍社会の実現」を時の安倍政権が掲げたとき、SNSにはこんなコメントが。 「あのー、べつに活躍したくないんですけど……」 3年前TCCホースドリームポリーニをお預かりし、以来、乗用馬になるためのリトレーニングに取り組んできました。 が、ポリーニは言うのです。 「あのー、乗用馬になりたくはないんですけど……」 走りたくはない。 放牧、特にいいです。 毎日馬房でノンビリしていたい。 一度はデビューをしましたが、やっぱりいろいろ難あって今は再びリ
5歳の男の子。 引き馬に乗る姿勢がとても良かった。 骨盤がスッと立ち腰と背中がまっすぐに。 ふだんはサッカーを習っているのだとか。 あの林修先生は「良い姿勢を作ること」が子育てで一番大切と答えています。 座っていられるから集中力が高まり学力も高くなる、と。 まったく同感! 姿勢の良い不良学生はいない、とも🤭 この男の子は「また来るね!」と牧場を出ていきましたが、車に乗る前にも駐車場から「さようならー!!」と大きな声で手を振って挨拶してくれました。 こんなに快活な子どもはなかな
今日の装蹄日をもって夏の一区切り。 すり減った蹄鉄と伸びきった蹄が今日、きれいになって、そのがんばりを労うことができた心境です。 体験乗馬や引き馬、乗馬練習、一生懸命に仕事をしてくれた馬たちにただただ感謝。 少しずつ歳を取ってきた馬たちの心身の健康を、よりいっそう、真剣に考えてあげたいと思った夏の終わりでした。 ちょっとした危機もあったけれど、乗り切りました。
「親がなくとも子は育つぅ。自分でやりや!」 「自分でやってもバチ当たらへんで」 親に甘えてやってもらおうとしたり、頼りにしようとしたら、そう叱られてしぶしぶやったもんです。 忙しい両親でしたから子どもにかまってる時間はなかった、のでしょうがこれはこれでありがたい教えでした。 おかげで、何でも自分でやろか、そうせな進まへんという意識がどんな場面でも活かされて(強要されて)、精神的に貧弱だった自分も少しずつ自信がついていったものです。 今の日本社会は……子どもの生活や学習、習
「ひろ君なあ、馬がなあ、とーっと泣きよんねん。涙がとーっと出てきて泣きよんねん。分かるんやろなあ。明日、行かなあかんのやって分かるんやろなあ」 夏の夜、大好きだったおじいさんが布団に寝そべりながら教えてくれた話です。 じいさんはとても背が低かったんです。 だから兵隊として召集されてもまずは戦地に行かされるのでなく、軍馬の世話を担当させられたと言います。 毎日お世話をしていると、かわいくてかわいくて仕方なかったとも。 そしていよいよ戦地出征の馬はその前日に泣くと。 おっきい
先日の小学生24人の体験は私たち2人だけでエスコートできるなんてまずもって不可能で、現役クローバーキッズとOGたちの助太刀があったからこその体験会でした。 キッズとしてスタートした頃の一人ひとりの様子を思い浮かべると、頼りにしたくなる頼もしい存在に成長していることに……感謝、感激です。 子どもって成長するのですよね。 この当たり前のような事実を、僕は、心から、すごいと思います。 みんな、ありがとう。
みのり幼稚園小学部の子どもたち24人のふれあい乗馬体験会。 夏合宿のメニューの一つとして毎夏、必ず来てくれます。 去年もその前も参加したとか、お兄ちゃんお姉ちゃんが参加したとかうれしそうに子どもたちが話してくれます。 「シムシムに褒められてすごくうれしかったってお兄ちゃんが言ってた」なんて言われるんです。 夏の貴重な特別な体験なのですね。 身が引き締まります。 「おおきい……」「かわいい……」「やさしい……」感じ入るような声が口からこぼれています。 「おもしろかった!」手綱