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自己紹介/20歳で社長①

以前、私が個人のnoteを始めたころに書いた記事を引用し、あらためて、法人のnoteでも自己紹介をします。

今の私は、理事長です。しかし、以前の私は、社長でした。それも就職したその日に社長になりました。また、「しゃちょうー」というのは、呼びやすいらしく、今でもそう呼んでくれる人がいます。

昔は「先生」でした

福祉関係の事業所に勤めていると、一般の人からは「先生」と呼ばれることがあります。しかし、私たちは「先生」ではありません。利用者に何かを教えるというより、寄り添い必要なことを支援するのが仕事です。

しかし、一部の事業所では今でも支援者を「先生」と呼ばせているところがあります。また、私がこの仕事を始めたおよそ30年前は、「先生」と呼ばれることが一般的でした。その中で私は、「先生」と呼ばれることに抵抗を感じていました。

実習中のことです

私が、先生と呼ばれることに抵抗を感じたきっかけは、就職前に実習をさせていただいたある福祉施設(事業所)でのできことです。その施設では利用者に対して、すべての人を「先生」と呼ばせていました。よって、実習生の私は「実習生の先生」でした。

実習をしたのは12月でした。ある日、クリスマス会が開かれ、近隣の中学生がボランティアで歌を歌いに来てくれました。そのとき、その中学生は、「ボランティアの先生」と紹介されました。

障がいを持っている人は、学校を卒業してからも先生がいるんだと、おどろきました。

社長に就任した日

その後、今の法人の前身となる事業所に就職をしました。その初日の自己紹介のとき、ある利用者が「ヨッ、先生」と呼んでくれました。そこで私は、先生じゃないから名前で呼んで欲しいということをお願いしました。するとその利用者が、「じゃ、社長だよ」と言い出し、その場の雰囲気で「社長」になってしまいました。

私は、20歳、それも着任した初日から「社長」になりました。しかしそれは悲劇の始まりでした。 

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