四葉

四葉です。 なんとなく小説とか投稿しようと思ってます。 短編を書くのも読むのも好きです…

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四葉です。 なんとなく小説とか投稿しようと思ってます。 短編を書くのも読むのも好きです。 温かく見守ってやって下さい。

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創作短編小説(最後に自己紹介あります)

【桜の世界の夢】 不思議な夢を見た。 辺り一面が桜の花びらで覆われている。相当深く降り積もっているようで、油断すると足が沈んでしまいそうだった。 それでも私は臆することなく、花びらを踏みしめながら前へと進む。 空は白く、地面は地平線まで淡い桃色だ。何処からともなく桜の花びらが降り注ぐ。建物も何もない、異様なその世界を、一人歩いていく。数日後に入学する高校の制服を着て。 後々考えると不思議なことばかりだけれど、夢の中では起こる全てが当たり前なのだ。だから私は何も疑問に思わず

    • 【随筆】過去に戻れるなら、

      最近、過去に戻れるなら??そう自問自答することが多くなった。コロナの影響もあるのかもしれない。 ともかく、戻れるなら、いつがいいか?? 楽しかった時。幸せだった時。苦しみが少ない時。 そうも思う。けれど、今、ふと気がついた。 幸せを味わい直すよりも、過去で、やり直したいことがあるんだ。 中学1年の頃、身勝手な理由で嫌っていたあの人……………今の、大切な友人……………………あの人との始まりをやり直したい。 やり直したいよ。 やり直せるなら幸せなのにな。 好きの反

      • 相席 #同じテーマで小説を書こう

        シュピナートヌィ・サラート・ス・ヨーグルタム。 婦人向け雑誌に載っていたこの不思議な名前の料理に惹かれ、今日の昼を隣街にある個人経営のレストランで過ごすことにした。 しかし日曜日だからか人が多い。待ち時間が長くなることを覚悟していたのだが、店員さんはこう言った。 「相席でよければすぐにご案内できますよ。」 窓際のテーブル。向かい側には長いウェーブの髪が印象的な女性。 「…すみません、お邪魔しちゃって。」 注文を終えた後そう謝ると、彼女は 「気にしないで下さい。この店は相席を

        • 今日は短編小説もう一つ上げます。

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        創作短編小説(最後に自己紹介あります)

          「人魚姫と水兵」の補足のような後書きのような何か。

          https://note.com/clover_yotuba/n/n151bfffdc0d8 ①最初に出てくる劇中作品は架空の作品です。でももしかしたら何かと被ってたりするのかな…しないかな……分かりません。 ②主人公の「輝」は、「かがやき」と読みます。元ネタは北陸新幹線。ちなみに瑞穂(みずほ)は山陽・九州新幹線が元ネタ。苗字も各路線に合わせてます。他にも特急電車の名前をもとにしたキャラクターは考えてたりするので、いつか出てくるかもしれません。 それではまた。

          「人魚姫と水兵」の補足のような後書きのような何か。

          【短編小説】人魚姫と水兵

          何時、何処で、どうして知ったのか、もう今となっては分からないけれど、こんな物語を知っている。 ○○○ ある冬の日、波打ち際に一人の水兵が倒れていた。 漁村の住民たちの介抱により息を吹き返した水兵は、次のように話した。 自分たちの乗っていた船は、氷山の一角に激突して沈没した。 沈みゆく船の中で何処からともなく美しい歌声が聞こえてきた。 その歌声の方向、月夜の海原を見渡すと、遠くの海上に突き出た岩の上に本の挿絵で描かれているような人魚姫が一人座って、この世のものとは思えない程の

          【短編小説】人魚姫と水兵

          【短編小説】哀しげな君に

          先週の席替えで斜め前の席になった松本叶絵ちゃん。 窓際の席の彼女はいいな、と思う。 彼女はいつも窓の外、遠くを見つめている。 今年の夏休み明けに転入してきた彼女は遠くの田舎から来たらしい。 ベッドタウンにあるこの学園。窓の外、遠くには高層ビルが見える。ここは高台にあるから。 そんな都会の風景は、彼女の瞳にはどのように映っているのだろうか。 分からない。この席から彼女の表情は分からないし、分かろうとする方が間違っているのかもしれない。 私はいつからか他者との間に明確な線を引

          【短編小説】哀しげな君に

          夕方にまた何か上げます。 それはさておき、眠いですね。 不健康な毎日を送っています。

          夕方にまた何か上げます。 それはさておき、眠いですね。 不健康な毎日を送っています。