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Stella Board 試遊会 LEVEL 2 に参加して

自己紹介&概要

 初めましての方は初めまして。そうでない方はようこそいらっしゃいました、普段は胡乱なことばかりを話すことに定評のあるクローバーと申します。すでに何度か定期ゲームには参加しており、今回は直前まで参加を見送るつもりではいたのですが「他に遊ぶ定期もないのだから、のんびり遊べばいいか」という軽〜〜〜い気持ちで直前参加を決めてしまいました。その結果どうなったかは多くの人がご存知だとは思いますが、ドウシテコウナッタ!を何度目だこれって気持ちで叫んでおりました。

サングラスかけたあやしい男

 それはさておき今回参加したキャラクターはEno.373と覚えやすい番号の「ジーデン・ロクドー」で参加しておりました。画像は「男前メーカー(仮)」様よりお借りしております。ほんとキャラメーカー様が豊富にあるおかげで直前参加を決めても立ち絵などに困らないのはいい時代だな〜〜と個人的によく思うところ。
 キャラの詳しいことについてはのちほど別の記事にて紹介するとしまして、この記事ではStella Board 試遊会 LEVEL 2に参加した感想などを述べていく記事となります。ちなみに私は前回は参加しておりませんでの、今回が初参加となりました。

Stella Board とは

 一言で言えばゲームの世界。宇宙に浮かぶ星々を渡り歩いていきながら、道中にて立ちはだかる「しれん」を突破することで、星々をコネクトすることがプレイヤーの目的となっています。その世界へやってくるプレイヤーは任意で来たものもいれば、突如巻き込まれたものもいてさまざま、基本的には「ステラボード」呼ばれるアプリを起動させたことが原因で、この世界へとやってきたことになります。
 基本システムはマップを4面ダイスによる移動、そして移動先でのバトル。この二つが Stella Board を構成する特徴的なシステムと言えます。
 まず移動面ですがプレイヤーは自らをコマとして、星座をかたどったマップを進んでいくこととなります。このときプレイヤーの手元には青い4面ダイスとピンクの4面ダイス、2種類がありこのどちからをAPと引き換えに振っていく、AP消費型のゲームでもあります。青いダイスは前回の目が出ない、ピンクは出た目を消費していくといった違いがあるため、移動先を考慮してプレイヤーはどちらを振るかを考えていくこととなります。なお移動先では必ず戦闘が発生するため、どのような構成をして挑むかを常に考えていく必要があります。
 次に戦闘面。こちらは過去の栗鼠さん作成のゲーム、戯書などに似た形式であり「●行動時に■■のスキルを発動する」といった条件指定でスキルを発動させていく形式となっております。なお「●行動時」の部分にはほかにも条件指定が可能なのですが、Stella Board ではいわゆる行動条件がアイテムとして配置されており、こちらを集めていくことでキャラクターの動き方を広げるといった遊び方がなされております。またスキルについても消費するリソースが異なっていたり、スキル自体にサブスキルがついていると効果が変動するといった部分があります。
 さらに戦闘面から一歩踏み込むと、タイプがあります。Stella Board における戦闘面での特徴でもありらしさを強調する部分でもあるのがタイプシステム。他のゲームで言うジョブみたいなものであり、キャラクターにメインで設定する以外にも同じタイプのスキルを三つ装備すると、そのタイプがサブとして追加されたりする仕様です。なおメインとサブでは効果量に違いが出るなど、メインにした場合の優遇がありそこでプレイヤーはより頭を悩ますことにもなります。
 ここら辺が Stella Board のやり込み要素とも言える部分であり、プレイヤーは終始どのようなスキルを作り出してどんなサブをつけて、どういったタイプ構成にするかで試行錯誤を楽しんでいくこととなります。さらにはさまざまな役割に特化したキャラクターたちを連れ出して戦闘に挑むため、誰を連れていくかでも頭を悩ませることにもなります。
 そのため Stella Board は戦闘面において幅広く遊べるよう作り込まれたAP制定期ゲームだと言えます。 ほかにもキャラクター間で取得アイテムの交換やチャットによる交流も可能となっており、各人がマップを進むための情報交換をおこなっていったり、各地で待ち受けるボスをどのように攻略するかを相談することができていました。

参加した感想

 前回、前々回と戦闘システムのない定期ゲームに参加していたこともあって、久しぶりに新鮮な感覚で戦闘部分を楽しめていました。定期ゲームにおける戦闘はリアルタイムではなく、事前に構築した設定で挑み、結果を確認してどうであったかを見て楽しむものでしたから、その感覚がぶわーっと蘇るようでもありましたね。さらには多少のスキルの強弱はあったりするものの、スキル自体は「作成さえできれば誰もが無条件で使える」ということもあり、どんなタイプ構成であってもスキルに縛られづらいという利点が戦闘面を幅広く楽しめる要因でもありました。
 なので意外なスキルが予想外なタイプと噛み合ったりなど構成を組み替える楽しみもあり、ステータスの振り直しも後半は容易にできるようになっていたので、高難易度突破を狙って遊び続けられる楽しさがあったのは良い点だと思います。ただし、これはデバッグプレイであるため、本番時にはおそらくアイテムの取得やスキルの作成といった面でかなり絞られると思います。なので同じような感覚で本番を遊ぼうとしたら思い通りにいかないかもしれません。
 特にフラグメントガチャ。だいぶん効果を抑えられてはいましたが、それでもものによっては実装済みスキルよりも凶悪なものがあったりして、これが本番時にはどんな沼めいたものになってしまうのかと戦々恐々としている部分でもあります。
 ちなみにチャット面、いゆわるキャラクターの交流部分については残念だなと思うところがありました。まず全員が参加できるタイムライン(TL)が1本しかないため、発言の流速がとんでもないこととなっており、まともな交流がやりづらい状況でした。そのためのフォローとしてキャラクターをFavして自分だけのTLを作成するリストがあったり、移動先でのみ発言可能な周辺チャットが用意されていました。
 ただ、周辺チャットも移動先に依るため、当然移動してしまうと別の周辺チャットへと移動してしまい発言が見られなくなるといった仕様でした。おかげでワープするためのCP(戦闘するたびに消費するポイント)を消費しなくてはならないため、結果として「使いづらい」といった印象のものでした。
 リストについても好みの人や仲良しさんと話す分にはもちろん便利ではありますが、結果としてそれ以外の人たちとの関わりが一切なくなるため、流れが早すぎる全体チャットに顔を出さなくなる人がいた模様です。ほかにも発言を置いて誰かとの絡みを狙おうとしてもやりづらかったりしたので、このあたり本番時になにかしら改善がされていればと思うところです。

終わりに

 今回参加した Stella Board には紹介していない部分でもさまざまな部分でゲームシステムをフォローしている要素があり、GMさんからゲームを楽しんでもらおうとしている配慮がとても感じられる作りとなっていました。チャット部分については少々物足りない部分はありましたが、それ以上に移動と戦闘面について頭を悩ませる時間が多かったため、私としては7:3ぐらいの比率でゲーム部分とチャット部分にリソースを割いていた感覚があります。
 実際、1ヶ月の期間内でまず自分のキャラクターをどのような方向性で組み上げるかの試行錯誤から始まり、その上で移動先でのアイテム取得をどうしていくかで移動計画を立てるなどをしてましたので、チャットにおける交流は前半だと軽いものばかりになっていたかと思います。そのためキャラクターの方向性が定まり、移動ルートもある程度見えてきた2週間目あたりからようやくRPについても深く動かせるようになりだしたといった感じでした。
 おそらくGMさんとしてはそこまでRP部分でのチャットを重視していない、もしくは戦闘面にリソースを割いてしまったためにチャット面がこうなってしまったかのもしれません。私としては Stella Board はルルブからして「全てのゲームデータがキャラクターに開示されている」状態であるため、非常にもったいなく感じたところ。なぜならプロフなどの非公開情報をのぞいて、ゲームデータが公開共有されているため参加キャラクターたちは話しかける話題に困ることがない点です。
 この部分、なにが良いかというと「RPに慣れていない初心者さん」や「何を話題にしたらいいかわからない人」にとっては、移動や戦闘部分で相談したり話したりできるため、会話のハードルが非常に低いのが利点です。なぜなら誰もが話題にできるので自分からも遠慮なく話題にできるし、話題に混ざりやすくもあるからです。ですので、定期ゲームを知らない初心者さんにも向いてると思いますし、ゲーム部分をやりこみたいベテラン定期ゲーマーさんにも向いてる良いゲームだと思います。

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