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緩和ケアはいつから受けれる?。。。続き

前回の続きを書こうと思います。



母の乳がんが脳に転移してしまいました。

腫瘍が数個とかなら放射線を部分点射するそうなのですが、数が多いということで、脳全体に点射すると言われました。

脳全部?

不安に感じた私は、

「治療を辞めてもいいよ。」

と母に言いました。

「緩和ケアっていうのがあるらしいよ。」

「すぐに入れないらしく、予約しとかないといけないらしいけど…。」

思いきって、叔母とそんな話をしたことを母に伝えました。

「そんなことなんで言うの?

もう死ぬって決めつけてるみたいやん。」

母はさらに

「お医者さんが放射線治療って言ってるんだから大丈夫」

だと、

「抗がん剤治療に比べたらきつくないから頑張る!」

と言います。



次の日、着替えることすら母はできなくなり、急遽入院して放射線治療をすることになりました。

不安になった私は、母がいないところで、ドクターに余命を尋ねました。

「半年ぐらいかなぁ?」

とドクターは言います。。

それでも、緩和ケアというものがあるともドクターからは一言も言われないし、

「放射線治療しましょう」

ってしか言われませんでした。

叔母が言うように、緩和ケアも気にはなりましたが、私は当時まだ無知で、治療方法がない人が緩和ケアだと勘違いしていました。

母と喧嘩した叔母の言ったこと。

母の味方になったつもりで叔母を否定してのかもしれません。

それと、どこかで、治療を頑張れば治るかもって期待をしていました。

でも、本当は、叔母は姉妹として母のために言ってくれていたのに…

その時の私には気づけませんでした😓



入院中、お腹がパンパンにはって、便を出し辛いと言っても下剤を渡されるだけでした。

素人の私が見ても異様にパンパンに張っています。

お腹の皮膚がまるで作り物の皮膚のようです。

気になって、ドクターに

「腹水とかじゃないんですか?」

思いきって尋ねましたが、

「便は自然に出てくるから大丈夫です。」

とのこと。




それから、数日後、ウンウン母は唸っています。

「お母さん?」

って呼んでも、反応もないし、ウンウン唸っている様子は変わりません。

そこに看護師さんが点滴袋を変えにきましたが、変えるだけ変えてさっと行ってしまいました。

「え?

これでいいの?」

不安になった時、ちょうど父がやってきました。

「お母さんがさっきから呼びかけても返事してくれないの。」

私が言うと、父はナースステーションに聞きに行ってくれました。

「すぐ、主治医を呼びます。」

と言うことで、私たちは部屋から出ていくように言われました。

しばらくして、

「もって2〜3日でしょう。」

と。

結局、意識は戻ることなく、数日後、母は息を引き取りました😭



ドクターに最後に告げられました。

「死因は癌による肝不全ですが、あなたが思ったように、腹水と、胸水とたまって腫れていました。」

「痩せていて気付きませんでした。」

「もしかして、医療関係者かなんかですか?」

と。

「いいえ、栄養士の資格をもってはいますが、病院では働いていません。」

それを聞いてどうなるの?

なんだか腹が立ちました😤



母と最後に話したのはなんだったっけ?

あと半年なら母と何をしよう…

そう思っていたのに、あっという間に逝ってしまいました。

こんなことなら、治療せず、したいことをさせてあげればよかったと後悔しました。

緩和ケアのことをもっと調べればよかったと後悔しました。

それから未だにずーーっと後悔は消えません😭




確かに、治療をすることでいい結果が出る人もいるかもしれません。

でも、絶対はありません。

ドクターもデーターを統計的に判断して治療しているのですから…

そして、ドクターも人間です。

いろんなドクターがいます。

患者に向き合ってくれる度合いも人それぞれ…

見解もそれぞれ…

セカンドオピニオンを受け付けますと、うたっていても、受け付けるのはウエルカムだけど、他の病院に行きたいという場合は嫌な顔をされるドクターが多い気がします。

病院が大きければ大きいほど、患者が多く、流れ作業のように診察されることが多い気もします。

触診も減り、検査結果や画像をパソコンで見るだけで、患者の顔もあまり見ないドクターもいますよね。

患者一人一人に親身になると時間がないし、ドクターも人間ですから、大変なのはわかります。



なので、なんかこううまく表現できませんが、

「主治医に聞いてください!

指示にしたがってください!」

ではなくて、総合的な相談窓口?

診察ではなく、ただ話を聞くだけ?

みたいなのが病院の中に増えるといいなって思います。

そして緩和ケアのこともちゃんと説明してほしいなって思います。



今は簡単にネットで調べることはできますが、どれが本当の情報なのか判断って難しいと思うんですよね。

母のことで身近な人に相談しても、なぜか。。。

いつのまにか、検査とかどれくらいのペースでしてたの?

って、私も検査しようって、母のことではなくて、自分の心配事に話が変わります。

母の心配を誰もしてくれてないような気分になった記憶があります。





私の母の体験が少しでも、読んでくださっている方の参考になるといいなって思います。




自分も他者も許すことの大切さ。。。

今ある現状を受け入れることの必要性。。。

そして自分はどうしたいか。。。

自分の中にある魂の声に耳を傾けてほしいなって思います。




最後まで読んでいただき、ありがとうございます🙏



こんな私ですが、自分を深く見つめるセラピーをしています。

その一つにアートセラピーがあるのですが、自分の現状を受け入れると描く絵が変わってくるんです。

上手い下手は関係ありません。

緩和ケア病院の中にアートセラピーを取り入れている所もあるのですが、残念ながら全部ではありません。

不安だらけの絵だった方が、本当に優しい絵に変わっていったりされるのです。



健康な方でも、不安やストレスでいっぱいの方が多いと思います。

自分を見つめることで、他者のことも見つめれるようになります。

自分を知ることは他者を知ることにつながります。

自分のことはわかってるようでわからないものですよね。

私も(笑)

ぜひ、私自身が心動いたセラピーを体験してほしいなって思って、提供しています。



ピンときた方は下記ホームページをご覧ください🙇



https://2020-hesediel.jimdofree.com



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一期一会🌏





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