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【日光街道歩き旅 =日本橋ー日光東照宮=】


第1弾 =日本橋―越谷駅= 2022年9月17日(土)


【日本橋】 日光街道歩き旅のスタート地点
日本国道路元標
JR上野駅
東京都台東区入谷の交差点
小野照崎神社
小野照崎神社
千住大橋
千住神社
母校を訪問
母校・獨協大学
「大学は学問を通じての人間形成の場である」
ゴール・越谷駅 日本橋を出発し、越谷駅で力尽きた。


◆行程
 朝6:30に日本橋を出発した。日本橋は初めて訪れる場所なので、ワクワクした。「日本国道路元標」が特に楽しめた。ここから国道4号線(日光街道)を歩く旅を始めた。
 歩き始めて1時間(7:30頃)で上野駅に到着した。入谷を通った。昨年夏まで働いていた古巣だ。途中、小野照崎神社に立ち寄って参拝した。
 8:30頃に千住大橋に着いた。松尾芭蕉の『奥の細道』で立ち寄った場所でも知られており、そういった記念のようなものは見られた。千住大橋を渡り、千住神社をお参りした。千住での撮れ高は十分だった。
 そこからまた国道4号線(日光街道)を歩いた。9:20頃に千住新橋を渡った。日本橋から9キロの地点だ。歩くペースはたいして速くない。さらに歩き続け、11:00頃にやっと東京都を出て、埼玉県草加市に入った。
 日光街道を歩くには、国道4号線ではなく県道49号線を歩いたほうがよかった。そこに気づいていれば、草加宿松原庵やまつばら綾瀬川公園を歩けた。惜しいことをしたものだ。草加市では特にいい絵が撮れなかったので、母校を訪れることにした。13:00頃に母校を後にし、またまた歩き続けた。13:40頃にようやく越谷市に入った。もう足の裏が痛かった。この時点で、日本橋から20キロだった。限界だった。越谷駅を本日のゴールとし、初日の旅を終えることにした。
 本日は日本橋から越谷駅まで、約25キロ歩いた。一日中、とにかく暑かった。
 
◆次の予定
 次は越谷駅から杉戸高野台駅まで、約21キロを歩く予定だ。越谷宿、粕壁宿、杉戸宿のいい場面を収めたい。
 
◆旅の一句
いにしえを 学ぶ旅立ち 秋の空
 
 


第2弾 =越谷駅―杉戸高野台駅= 2022年9月25日(日)


スタート・越谷駅
県道49号線を北上
粕壁宿
北緯36度線
ゴール・杉戸高野台駅

◆行程
 朝7:10に越谷駅を出発した。県道49号線を北上した。北越谷駅を過ぎ、大袋駅付近で国道4号線に合流した。8:25頃にせんげん台駅前を通過し、春日部市に入った。先週と比べ、脚の調子は快調だった。
 9:35に春日部市の一宮交差点で県道2号線に入り、粕壁宿に入った。脇本陣跡と本陣跡の前を通った。国道4号線に戻り、杉戸町に入った。杉戸に入ってすぐのところに、「すきすきすぎーと36」に立ち寄った。北緯36度の緯線だ。杉戸町に2年半住んでいるが、この場所を初めて知った。
 11:00頃に杉戸宿に入った。1時間ほど歩き、国道4号線に戻った。これまで19キロほど歩いた。12:30頃に食べ放題の焼肉屋で昼食を取った。休憩は取ることは取るが、5分以内で終えていた。一度ゆっくり休んでしまうと、再度歩くのが辛くなると思っていた。足の裏と足の付け根(前部分)が痛かった。今日はゆっくり休んだ後でさらに3キロほど歩いた。14:40頃、本日のゴールの杉戸高野台駅に到着した。
 本日は越谷駅から杉戸高野台駅まで、約20キロ歩いた。休憩の重要性を痛感させられた。
 
◆次の予定
 次は杉戸高野台駅から野木駅まで、約22キロを歩く予定だ。おそらく10月中旬頃になるだろう。
 
◆旅の一句
休むべし 知りし旅路の 秋の空


第3弾 =杉戸高野台駅―JR野木駅= 2022年10月23日(日)


スタート・杉戸高野台駅
長谷観音
常陽銀行古河支店
茨城県古河市と栃木県野木町の県境
野木神社
ゴール・JR野木駅

 7:00に杉戸高野台駅を出発した。出発時は肌寒かったが、1時間くらい歩くと、体がぽかぽかしてきた。まず、幸手の宿場町を歩いた。撮れ高としては一里塚跡といったところだろう。だいたい5キロ歩くのに、90分もかかってしまった。
 国道4号線をさらに1時間ほど歩き、栗橋宿に着いた。栗橋での最大のハイライトは八坂神社だった。お参りし、利根川の橋を渡り、茨城県古河市に入った。
 古河市に入り、中田宿に入った。それらしい場所を探してみたが、お寺にかつての宿場町の面影を見るのみだった。
 11:15頃に古河市内のカスミストアで休憩を取った。ちょうど12:00に古河宿に入った。長谷観音をお参りし、歴史博物館前を通り、古河駅前を通過した。古河宿道標までは宿場町の面影を堪能した。
 古河駅前から更に北上し、栃木県野木町に入ったところで、13:00すぎに久ヱ門(ひさえもん)といううどん屋で昼食を取った。その後、野木神社を参拝した。
 最後の力を振り絞り、残りの3キロ程を歩き、14:45に本日のゴール、JR野木駅に到着した。
 
◆次回の予定
 次回は野木駅から自治医大駅まで歩くこととする。
 
◆旅の一句
心地良く 感じる朝の 肌寒さ
 


第4弾 =JR野木駅―JR自治医大駅= 2022年11月20日(日)


スタート・JR野木駅
間々田八幡宮
猫さん、こんにちは!
須賀神社・七五三祝い
ゴール・JR自治医大駅

◆行程
 7:30にJR野木駅を出発した。出発時は寒かったが、1時間くらい歩くと、体がぽかぽかしてきた。のどかな田舎道を歩いた。45分くらい歩いて、小山市に入った。基本的に国道4号線を歩いた。
 9:20頃に間々田八幡宮の参道前を通りかかった。何だか呼ばれたような気がしたので、立ち寄ってみることにした。15分ほどお参りし、国道4号線に戻った。
 2時間半ほど歩き、国道4号線から県道265号線に入った。この県道を歩いて、JR小山駅を目指した。小山市内では須賀神社をお参りした。七五三詣りの家族連れがたくさんいた。参拝後はJR小山駅前を通過した。
 その後も歩き続け、下野市に入ったところで、昼食休憩を取った。JR小金井駅前、小金井一里塚跡、小金井宿本陣を通り、14:15頃に、本日のゴール、JR自治医大駅に到着した。
 
◆次回の予定
 次回はJR自治医大駅から東武宇都宮駅まで歩くこととする。
 
◆旅の一句
歩き旅 立ち寄り神社で 七五三
 


第5弾 =JR自治医大駅―東武宇都宮駅= 2022年11月27日(日)


スタート・JR自治医大駅
星宮神社
奥州街道と日光街道の分岐点
ゴール・東武宇都宮駅

◆行程
 朝6:11の電車に乗り、南栗橋駅、JR栗橋駅と乗り継ぎ、7:11にJR自治医大駅に到着した。7:15から第5弾の歩き旅を始めた。朝の霧が寒く感じられた。
 国道4号線をひたすら歩いた。1時間ほど歩き、JR石橋駅前に着いた。国道4号線から逸れ、少し寄り道することにした。片道2キロほど歩き、星宮神社を参拝した。
 寄り道に1時間近くかかったが、国道4号線に戻り、さらに歩いた。この辺りから右足首の付け根が痛み出した。スタートから2時間ほど歩き、下野市から上三川町に入った。さらに20分ほど歩き、宇都宮市に入った。雀宮宿仮本陣前を通り、雀宮駅前を通過した。雀宮神社を参拝し、「東京から100 km」の標識に着いた。
 11:45に国道4号線と国道119号線の分岐点に着いた。ここを右に行くと奥州街道だ。今回は直進(左側)し、日光街道に入る。ここからさらに5キロほど歩き、本日のゴールである東武宇都宮駅に12:30に着いた。ゴール直後に眞壁屋うどん東武宇都宮店で昼食を取った。美味しかった。
 本日はJR自治医大駅から東武宇都宮駅までの日光街道と、途中の寄り道と合わせて、合計約23キロ歩いた。
 
◆次の予定
 次は東武宇都宮駅からJR下野大沢駅まで、約21キロを歩く予定だ。お昼に美味しいお蕎麦を食べたい。
 
◆旅の一句
寒い朝 疲労を背負い 歩き旅
 


第6弾 =東武宇都宮駅―JR下野大沢駅= 2022年12月17日(土)


スタート・東武宇都宮駅
智都賀神社
ついに、日光市
「そば処栗山」の天ざるそば。この旅で頂いた昼食で、いちばん美味しかったものです。
ゴール・JR下野大沢駅

◆行程
 始発電車に乗って、7:16に東武宇都宮駅に着いた。7:20から歩き始めた。前回までは基本的に国道4号線沿いを歩いたが、今回は国道119号線沿いを歩いた。序盤は街中を歩いたが、1時間ほど歩くと、昔の杉並木の道をひたすら歩くことになった。
 歩き旅を始めたのは9月だった。半袖で汗だくになって歩いたが、今日は終日寒かった。
 道中で智賀都神社に立ち寄り、参拝した。車で日光へ行く時に何度も目にして、気になっていた場所であった。今回は参拝できて、すっきりした。
 11:50についに日光市に入った。旅は終盤だ。
 昼食はそば処栗山で取った。そばのまち日光らしく、天ざる蕎麦を大変美味しくいただいた。
 昼食後は杉並木街道を歩いた。大学生の時は車で走ったが、今は杉並木の保存区域に指定されているため、原則として車は通らないことになっている。久しぶりに、歩いた。
 本日は東武宇都宮駅からJR下野大沢駅まで、23km歩いた。次回はJR下野大沢駅から東武日光駅まで17km歩く。
 
◆旅の一句
街道を 歩き続ける 冬の朝
 


第7弾 =JR下野大沢駅―東武日光駅= 2022年12月18日(日)


スタート・JR下野大沢駅
ゴール・東武日光駅
旅の汗を流すべく日帰り温泉

◆行程
 昨日に引き続き歩き、2日間で40キロ歩いた。
 朝8:10にJR下野大沢駅を出発した。まずは10キロ先の道の駅日光を目指した。1時間ほど歩くと、足が痛くなり出した。やはり2日連続は堪える。2時間半ほど歩き、道の駅日光に着いた。すでに足が痛かった。
 道中で瀧尾神社に立ち寄った。旅に出られたことを感謝し、旅の安全をお誓い申し上げた。
 痛む足を引きずりながら、上今市駅から杉並木街道をひたすら歩いた。
 8:10から歩くこと4時間40分、12:50にようやく本日のゴール、東武日光駅に到着した。
 駅前の食事処のあずまで昼食を取り、日光ステーションホテルクラシックにて日帰り温泉に浸かり、旅の疲れを癒やした。東武日光駅15:09発の電車で帰った。
 次回は完結編である。最終目的地の日光東照宮を参拝する。
 
◆旅の一句
寒い朝 二日続けて 歩く旅
 


第8弾完結編 =東武日光駅―日光東照宮= 2022年12月25日(日)


スタート・東武日光駅
最終ゴール地点・日光東照宮
「あらたふと 青葉若葉の 日の光」 松尾芭蕉

◆行程
 6:00に起床し、7:47発の電車で出発した。9:18に東武日光駅に着いた。東武日光駅から日光東照宮まで歩き、参拝し、日光街道歩き旅を完結させた。
 また、今回は毎年恒例の冬の日光詣の旅も兼ねている。今年もこうして旅に出られることを心から嬉しく、ありがたく思う。
 東武日光駅から国道119号線を歩き、神橋に着いた。神橋の交差点を渡って日光山内に入った。10:10頃に表参道に着いた。
 東照宮は何度来ても、飽きさせない魅力がある。大鳥居、五重塔を過ぎ、拝観料を納め、表門から境内に入った。改修工事の真最中の下神庫は殺風景だった。陽明門は絢爛豪華な姿を見せてくれた。陽明門をくぐり、御本社の前で自撮りし、拝殿に入った。拝殿では、日光街道歩き旅を完結できたこと、今年もお参りに来られたことに対する感謝を申し上げた。
 坂下門の眠り猫を拝み、門をくぐって200段ほどの階段を上り、奥社を拝んだ。奥社から石段を降りる途中で、クラスの教え子2人にばったり会った。日光を旅行するとは聞いていたが、まさか本当に会うとは思わなかった。  東照宮を後にし、次に二荒山神社を参拝した。いつものように、良縁に恵まれることをお願い、お誓い申し上げた。境内の七福神巡りにあった「強気になるには、強気のふりをする」、「小さなことも誠実に行えば、大きな幸福に結びつく」、「成功するには 明確で具体的な『結果のイメージ』を描くこと」、「行動しなさい そうすれば力が湧いてきます」のメッセージが心に残った。
 二荒山神社の次は松尾芭蕉句碑を拝んだ。
あらたふと 青葉若葉の 日の光
 最も好きな俳句である。マニアックな場所だが、私はこの句碑が日光山内の中で最も好きな場所である。
 神橋バス停からバスで東武日光駅へ戻り、最後に東武日光駅前の食事処あずまで休憩した。
 14:18の電車に乗り、川治温泉駅へ移動した。日光市内は雪景色だったが、川治温泉駅付近はさらに積もっていた。シャトルバスで迎えに来てもらい、ホテルに到着した。この日の宿は日光旅行の私の常宿である一柳閣本館だ。いつものように温泉と食事をのんびり楽しんだ。
 
◆総括の一句
ありがたし 歩き旅終え 師走かな
 


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