勇気をもって自分のことを話してみる大事さ
図書館で、こんなおしゃれな装丁の本を見つけました。
その名も「あらゆる出会いがチャンスに変わる 「第一印象」の魔法 」。
個人的にとても学びになった部分が多かったので感想を書いていきます。
1.私は自分から話題を提供することが少ないことに気づいた。
上記の本では、コミュニケーションの好感度が上がる行動として以下の4つを挙げていました。
1.相手を肯定的に評価する
2.つながりを示す。
3.ポジティブな空気を作る
4.好奇心を満たす
この本に付属のチェックリストを行った結果、私は特に「4.好奇心を満たす」の部分が弱いと分かりました。「好奇心を満たす」とは、例えば、
最近できたショッピングモールに行ってきたんだけど、すごかったよ!
昨日本を読んだんだけど、こういうところが印象的だった。
など、新しい知識や情報を提供する、ということでした。
確かに私は日常で、自分から話題を提供することが少なく、聞き役に回ることが多いです。
新しい話題の提供をしない、自分の話をしない、という人が周りにもたれるイメージとして、「閉鎖的」や「面白味がない」「ミステリアスである」と書かれていました(この辺うろ覚えなので間違ってたらすみません)。
あぁ、これまさに私かもしれない、と思いました(笑)。
「もっと自分を持った方がいい」と人に何回か言われたことがありました。
その時は、なんでそんなことを言うんだろう?と不思議に思っていたのですが、相手の話ばっかり聞いて自分がない人だと思われたのではないかと。
2. 私が聞き役に回るようになった経緯を振り返った
私がコミュニケーションに悩み始めたのは中学校の頃。
中学校の給食の時間では、席が近い4人で机をくっつけて給食を食べないといけなくて、それがとにかく私は苦痛でした。
…… 話題が、ない…。そして訪れる沈黙。
そのころ、「相手が話したいことを話せるように話を聞け」と言う本の中の言葉に出会います。聞き上手になることに活路を見出したわけです。
それから、クラスの中でコミュニケーションがうまいな~と思う子を観察して、相づちの仕方や質問の仕方などを研究しました。
その甲斐もあって、口下手ながらそこそこは給食の時間をつつがなくやり過ごすことができるようにはなりました。
これが私のコミュニケーションスタイルの基盤となっていると思います。
相手の話を興味を持って聞く。話を広げるために質問をする。相手に気持ちよく話してもらうために自分のことはあまり話さない。
大学まではこのスタイルが機能していたように思いますが、最近うまくいかないことが多いと思うようになってきました。
その理由が、自分からの話題の提供の少なさにあるのではないかとこの本を読んで気づいたわけです。
3.勇気をもって自分のことを話してみる
そんな折、職場の同期との飲み会がありました。
なぜか、座右の銘ってある?という話題になりました。
A:「ん~、あんまりないな」
B:「俺は『自分らしく』ってところだな」
C:「へ~、自分らしくか~」
B:「うん、自分を偽らず、常に自然体でいたいから」
私:「なるほど~。」
と、『自分らしく』というBの発言を中心に会話が進み、話が途切れました。
いつもなら私はここで、Bに、
「『自分らしく』を座右の銘にしようと思ったきっかけってあるの?」とか、Cに話を振って、
「Cの座右の銘は?」
とか聞くのが常でした。
ですが、私は既に「第一印象の魔法」を読み、自分のことを少しでも話してみよう、という魔法にかかっていました。
これを言ったらどういう風に思われるんだろう。変なやつだと思われないだろうか。そう内心で思いつつ、
私:「…私の座右の銘は、『嫌われる勇気』なんだよね。」
C:「あ、分かる!私も人の顔気にしてしまうんだよね」
私:「え、Cもそうなの?全然そんな風に見えなかったけど!」
(まじか、共感してくれるのか…)
……という感じに、自分が思っていることを言ったら、驚くほど受け入れてもらえました。そして会話が盛り上がりました。
この経験から、相手の話を聞くばかりではなく、勇気をもって、もっとオープンに自分のことも話してみよう、と思いました。
よく考えると、中学校の頃、沈黙が怖くてひたすら聞き役に回ろうと思ったのは、集団の中で、自分がちょっと変わった存在だということを気にして、それがバレないように、目立たないように、ひたすら自分を隠していたんじゃないでしょうか。
自分のことを話さず相手の話を聞きまくることによって。
でも、もうそこから卒業した方がいいんじゃないかと思いました。
自分が思っていること、感じたことを少しでもいいから話してみる。相手が興味なさそうだなーと思っても小出しに出してみる。
そうしたら、自分がもっと居心地のいい環境を見つけられるかもしれないから。
そんな小さな決意をした週末でした。
最後までお読みいただき本当にありがとうございます!
本日もみなさまが、心穏やかに一日を過ごせますように。
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