天文少年はやがて地球上の雲に魅せられ天体望遠鏡で雲写真を目指す

天体に憧れていた少年時代

小学生の頃、SF小説を読みふけり、学校の図書室で借りた百科事典
「5・宇宙」
を全部ノートに書き写す天文少年でした。
天体望遠鏡は手に入らないので本からのインプットだけの毎日で、
自作の天体望遠鏡を作ろうと設計図を書いたりしていたのですが
レンズや凹面鏡の恐ろしく高価な事を知り断念したりもしました。

念願の天体望遠鏡を手にすることが出来たのは高校生になってからでした。
禁止されていた土木作業のアルバイトでミザールの口径100㎜反射望遠鏡、経緯台を購入しました。
土曜日になると徹夜で観測にふける毎日です。
メシエカタログにある星雲、星団を片っ端から星図を片手に観測し、
惑星や月、流星観測などもやったものです。

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天文少年はやがて大人になり双眼鏡を手に入れる

やがて歳を重ね、大切にしていた反射望遠鏡も凹面鏡はメッキが剥がれ
鏡筒はへこみ、処分してしまいました。
それでも、やっぱり天文を手放す事は出来ずMATEXNの
口径50㎜8~20倍のズーム双眼鏡
を購入していました。

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定価3万6800円のそこそこの双眼鏡でした。
もともと、星雲や星団を観測するのが趣味でもありましたので
5㎝口径で7倍の明るく、強力な双眼鏡付近のスペックのものを選択
して、尚且つ高倍率も見れるオールマイティーなところで
この双眼鏡に行きついたのです。
アンドロメダM31、オリオン座M42,プレアデス星団・・・
双眼鏡でも楽しめる星雲星団はありますが
歳を重ねるごと天体観測から少しづつ遠ざかって行きました。

蘇る天文魂から雲写真にイノベーション

最近になってチョットですが家内と双眼鏡で月を観望するようになり
カメラの三脚に装着して観察していたのですが
この双眼鏡もかなりの老体で光軸がずれてきていました。

そこで、フッと思いついたのです
「天体望遠鏡を買えばいいじゃん」
昔の天文魂が蘇ってきたような気分でした。
還暦も近くなって、なんか気分だけでも若返ったような感覚がありました。

思いついたのはそれだけではなく
現在取り組んでいる雲写真(雲を撮影した写真・・・当たり前か(笑))
でその天体望遠鏡を使えないか?いや、使おう!
100倍の高倍率で雲の中へ突入してみよう!そんな奴どこにもいない。
天体望遠鏡とデジカメを接続にして雲の細部を撮影してみようと
思ったのです。
言ってみれば「雲写真」のイノベーションです。

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まずは秒で行動!できる事から始めました

金銭的にも余裕はないのでお金を極力使わない方向で
手に入る天体望遠鏡を探していると、ありました。
私が天体望遠鏡を手に入れた頃には絶対買えなかった
口径80㎜アクロマートレンズの屈折望遠鏡が驚異のコスパで
出ていたのです。

コストを抑えるために鏡筒本体のみ購入することにしました
その機種は・・・

SKY WATCHER STARQUEST80

口径80mm、焦点距離400mmのアクロマート屈折式望遠鏡
鏡筒は金属製でレンズにはマルチコーティング・・・私には十分なスペック
それも鏡筒のみで定価16500円が12800円で売っていました!

私の、新しい天体望遠鏡で雲探検の旅がはじまります。


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