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近大ワークショップと奈良散歩での気づき🦌

こんにちは🌞 金子ゆりです。

気づけば7月の半ばに入って、1日1日が早く感じます。

さて、7月15、16日に渡って関西の方へ行ってきました。
15日は近畿大学 経営学部のゼミ学生さんたちとのワークショップ、
16日は奈良の街をぐるぐる歩き回ってきました。

今回はこの濃い2日間で感じたことや考えたことを書き出してみようと思いました。

🦌 🦌 🦌



✍️ 1日目 | 近畿大学ワークショップ

改めて、
7月15日、常葉大学 造形学部 未来デザイン研究会は、近畿大学 経営学部 山縣ゼミの学生たちと共同ワークショップを行いました。

まず、ゼミの皆さんの元気の良さがすごいです!
私は4年生ですが、それに負けないくらいの熱量と活気と快活さがあって、変に気遣ったり、慎重になったりせずに話し合えたことが嬉しかったです。

大学もとても綺麗でしたが、大学の建物に行くまでの道からおもしろいことがたくさんありました。

3メートル歩くごとに笑いが起きるような看板と文字、お店、行き交う人々…

地元にいたらきっと出くわすことはなかったワクワク感でした。



ワークショップ

流れとしては、山縣ゼミ・未来デザイン研究会(以下、未来研)の学生が、お互いに自分たちの学修や研究の発表を行いました。
最後に2つのゼミ学生同士で6つのグループに分かれ、ワークショップを行いました。

卒制の進捗を発表しました

全体を通して山縣ゼミの方たちは、実践する気力や態度が強いなと感じました。
学部の特徴柄かもしれないですが、調査→分析→…アウトプットまでの論理的な思考力は、常葉造形に比べるとあるように感じました。

もう少し細かく言うならば、
常葉造形もやろうと思えば論理的に考えることはできるかもしれないけれど、どうしても自己流の方法で流れてしまったり、感覚的に良いと感じたものを最後まで貫き通したりする考えが強いのかなと考えました。

反対に、1つの物事に対していろいろな角度で考えたり見れたりするところは常葉造形の強みかなと感じました。
学年同士の差はありつつも、思いもよらなかった生活者の視点に立てるところや、視覚化によって表面には浮き上がってこなかった行動や心理に気づけるところは少しずつできるようになったかもと思います。

ワークショップの様子

それでも、私の中では全く力になれなかったと思う瞬間がありました。

視覚化はできてそこから進むべき方向は分かったとしても、そこから出てきた話を論理的に組み立てて収束することです。
デザイン思考の収束するところで、いつもどこかで踏ん切りがつけられなくて、結果時間に間に合わないということになってしまいました。

山縣ゼミの方たちは、発散というよりも、それを筋道立てて形にしていく力が強いなと感じました。私が助けられました。

それは1つの事象(課題)に対して
「こういう人がいるけど、それはこうだと思うから。」
「だったら一旦こんな形にしてみれば?」
というように、自然と言葉の中で1つのプロトタイプが形に近づいていくという光景を目の当たりにしました。

私がやってみてできたこと
・視覚化による、見えない生活者の行動や心理を見つけて、議論を進められたこと。
・見えてきた事象に対して「これはどういうことだろうね」と一歩深く促して考えたこと。
※ 感性的な考えが強いかも

山縣ゼミの学生ができていたこと (=私の弱いところ)
・発散したことを論理的な根拠と共に収束すること。
・対話によるコミュニケーションによって、自然とアイデアを固められること。(働きかけ力)
※ 悟性的な考えが強いかも

まだ成果としては不十分なところはあったけれど、自分のこれまでの学びを外で共創する時に試して、できることを駆使していく大変さや、できないところを補ってもらう感覚、そこで新しいものができあがる楽しさを感じました。悔しさも残りつつ、良い刺激をもらったワークショップでした!


懇親会楽しかった!🍻

懇親会

懇親会ではワークショップでは話せなかった話をお互いにたくさんしました。

山縣ゼミの方と話して、未来研の学生たちが持つ考えの鋭さや、深く入り込める力が羨ましいと感想を言ってくれました。
あとは、視覚化することで、だんだん自分たちが考えていることが形になっていく様子がわかっておもしろいということも聞きました。

私は反対に、山縣ゼミの学生さんはとにかく実践する態度や意欲、自走力の強さがあって、こちらも学ぶべきことの多さに気づけたと話しました。

決める」力、態度が山縣ゼミの学生にはあって、未来研の学生が伸ばしていくべきところかなと感じました。

お互いにできること・できないところを実践の場や対話でぶつけ合ったことで、それぞれが自覚して、それぞれが違った環境で成長していくことは素晴らしいな、としみじみ感じたワークショップでした。

山縣ゼミの皆さん、ありがとうございました!


🦌 2日目 | 奈良散歩

2日目は奈良に行ってきました!
1年生3人がお供でついて来てくれたので、いつもとは一味違う旅になりました😊

日傘は必須の暑さ🌞

気まぐれが楽しい

電車で奈良に向かいつつ、行きたい場所を決めていきました。
けれど、大体SNSやネットの情報で人気のところは人が多すぎて入れず断念、お店が忙しい中、7人も入るのは悪いなと遠慮して断念、その場でコロコロと状況が変わるのが旅のおもしろさだと気づきました。

ですが得たものはたくさんありました。

とにかく気まぐれに歩いて、気まぐれにお店に入って、そこの人と話してみる、気まぐれに流されてみる楽しさを実感しました。

ある本屋さんに入って店員さんにおすすめの場所を聞いて、実際に行ってみる。するとその店員さんのフィルターを通した楽しさや心地良さが感じられました。

1年生のプロカメラマンが撮ってくれました😊

また、ハチミツを売っているおじいさんとの素敵な出会いをしました。ハチの団体生活におけるたくましさや健気さのお話をしてくださいました。


自分たちが楽しめるものさしを見つける

1年生の子が言っていました。

今まで経験した観光は、人気の場所や自分が行きたいと思った場所に行って、ただ「楽しかったね~」で終わることが多かった。
けれど、先輩たちと観光してみて、家の屋根の形がおもしろいと感じて写真を撮ったり、お店の人と話していく場所を決めたり、ハチミツのおじいさんと話したり、そんなこと観光マップに載っていないのに、すごく楽しかった!

その感覚に気がつき始めたのは、私たち4年生は3年生の夏くらいだったので、1年生の子たちにおもしろさが伝わっていたようで良かったと感じました。

私も今までは行きたい場所に行って満足して帰ってくることを当たり前にしていました。
けれど最近は行く先々で、自分にとって楽しめる、気になる、気が乗らないといったような微妙な感情に敏感になったなと感じています。
そこで感じたことをそのままにせず、手に取ってみる、写真で記録する、言葉にすることで、

それは人と対話することで培ったのもあるし、本のような間接的な体験もそうだと思いますが、そのような試みの中で自然と自分にものさしを作っていたのだなと考えました。

行ったことのない土地で誰かと話してみたり、気になったものの写真を撮り続けたり、自分の直観をはたらかせている行為の中で、無意識に形成されていたのだと思います。

1年生と話すことで自分とは違う見方や反応が見れる、自分たちもやってみようと言葉にしてもらえる嬉しさを感じ、良い奈良旅になったと感じました。

1年生どうもありがとう!😊

奈良の鹿に触ろうと手を伸ばす1年生

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さいごに

この2日間、楽しくもあり、学び多き日にもなりました。

これまで経験したこと、学んだことが、外でやってみると意外と通用したり、逆にどうやって活かせば良いか掴めずに悔しい思いをしたりしました。

ですが、最初はできるかどうか分からない不安は少しあったけど、終わってみて「自分は全くできない」という卑屈さは薄まった気がしました。

それは一緒にワークをしてくださった山縣先生や、ゼミの学生の方々、常葉の先生、学生たちの実践を肌身で感じられたことが大きいように思います。

まだまだ私にある課題は尽きませんが、今回得た気づきや実感を忘れずに、次や別の機会で試す原動力にします!

最後まで読んでいただいて、ありがとうございました😊

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