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配偶者が急逝しました②

気づいたら①から2週間が経とうとしていました。毎日寝落ちしていました。メンゴ。今回はさらに日記色強めです。前回に引き続き特に役にたつ内容はないです。

税金関係

①準確定申告
世はまさに大確定申告時代ですね。人間が死んだ場合も確定申告する必要があるみたいです。準確定申告というそうです。死亡日から4ヶ月以内。(こういうのは全部実父が教えてくれました。ありがとう)
賃労働等していた場合、死んだ年にも所得は発生しているので、死んだ年の1月1日から死亡日までの所得について確定申告をします(と当時の私は理解しましたが、ノールックで書いているので各自調べてください)。国税庁のHPにも様式とか記入例とか書いてあります。あと人事部に「準確定申告用の源泉徴収票ください」と言います。
確定申告の時みたいな紙に色々書いて税務署に持って行きます。提出のみなら無連絡でいいと思いますが、私は一応内容を確認してしてもらいたかったので事前に連絡し、面談の予約を取った上で税務署に赴いたのに、なぜか予約が入っていなくて…ということがありました。なんで?!(愚痴)
暫くしてから、ちょっと還付金が返ってきました。うれC

ところで相続の限定承認等の期限が(相続のあることを知ってから)3ヶ月とか、準確定申告の期限が4ヶ月とかありますが、実際3〜4ヶ月経つと諸々落ち着いてくるので、妥当な期限なんだな〜と思いました。
夫が死んでわりとすぐ(半月くらいだったかな)、夫の口座のある取引店に相続手続のために行ったところ、私の昔の上司がちょうどその店の役席をやっており、「少しは落ち着いたか?」と聞かれたことがありました。「ぼちぼちです」と答えたものの、こんなすぐ落ち着くわけなくない???と思ったのを覚えています。でも「どういう状態になったら『落ち着いた』と言えるのか?」と考えるきっかけになったので、あれはあれで必要な問いでした(よかった探し)。アパートの引越しが済んで四十九日が終わったらとりあえずは「落ち着いた」と言えるだろうから、とにかくそこまで頑張ろうと思いました。

②住民税
死んだ人間にも住民税はかかります。今年度1秒も生きてないのに。そりゃ前年の所得を元に計算してるから…とかはいいです。
産休育休を取った人は分かると思いますが、普通徴収?という、納付書が送付されてきて自分で払うやつがあり、死人もこれです。天引きする給与もないし。
そして、さすがに1秒も息してないのに満額払わせるのは可哀想と思ってくれるのか、死人には住民税の減免制度があります(所得制限あり)。納付書と一緒に案内が送られてくるので、期日までに減免申請をして、減免された金額の納付書が改めて送付されてきます。これが全期前納ができなくて、期ごとにいちいち納付しないといけないのが怠かったです。

③年末調整
夫の今年の所得がちょびっとだったので、この年は夫を配偶者控除の枠に入れてアレしました。子どもも扶養家族の欄に書くけど1銭も控除されなくてワロタですよね。でも年末調整で記入欄あるから子どもいない人からは控除あるんでしょと思われるやつね。

税金関係はこれくらい。

遺品整理

みんな、死ぬと自分が大事に集めてきたあれこれも、ものの価値の分からない家族に二束三文で売り払われるか、ゴミとして捨てられるかなので、なるべく死なない方がいいよ。寿命とかなら仕方ないけど。

1ヶ月くらいでアパートを引き払う必要があったので大急ぎで家財を処分する必要があり、ブックオフとハードオフとジモティとメルカリが親友でした。さらに復職と保育園入園とそれに伴う子どもの発熱と…とあり、あの時は本当にしんどかったなあ!!!!!!!!!!!(大声)
とはいえ実家の全面的な支えと、そもそも衣食住に困らないという安心感、産休前の部署に戻れた幸運、先生方の手厚い保育等、周りに恵まれて乗り切ることができました。感謝しかないです。
当時は朝保育園に送る→アパートに寄って5分だけ片付け→出勤&退勤→アパートに寄って片付け→帰宅 みたいなスケジュールでした。(最初のうちは実母にお迎えを頼んでいた)(市役所スタンプラリーの時に保育課の人に「頼れるものは頼りなさい!」と言われたからだけど大正解でした…)
子どもは入園して3日で鼻水を垂らし始め、4日目に初の高熱を出し、めっちゃオロオロし、思うように片付けが進まなくて焦ったり、仕事帰りに朦朧としながら小児科に連れて行ったり、なんか色々ありました。夫は子どもが熱を出す姿も知らないで死んだんだなとこの時思いました。でも生きてても「こんなに小さいのに保育園に行かせたせいで…」とか言いそうなのでいいです(夫は保育園反対派でした、バカか、そんなに言うならお前が自宅保育しろ)。子どもは基本元気で楽しく通ってくれたので本当にありがたかったです。

話が逸れました。
夫はものすごく物をいっぱい持っていて、テトリスのように上手に収納していたので、出しても出しても物が無くならなくて泣きそうでした。大半は二束三文で売り払いました。良心の呵責はもちろんありましたが、それが死ぬってことだから!!!!!!と割り切って淡々と進めました。洋楽のCDが大量にあり、私には全然分からなかったけど大事にしていたのは知っていたので、高校時代の友人(洋楽にめちゃくちゃ詳しい、ギターが超うまい)に連絡を取って適切な売却先を教えてもらったりしました。

遺品というか家財の処分ですが、家電は売ったり捨てたりしました。そりゃそうか。実父に紹介してもらった便利屋さんに片付け(エアコンの取り外しなど)を手伝ってもらっており、その人が仲介をしてくれて、3万円という高いのか安いのかよく分からん値段で冷蔵庫が売れました。まだ4年目だったし、相場より安かったかもしれないですが、サッと決まって搬出もしてくれたのでまあいいか…という気持ちでした。ルンバはメルカリで2万円くらいで売りました。前の年のプライムセールで買ったばっかりだったやつ…。

家具は捨てたりジモティーに出したり、ごく一部は実家に連れてきて今も使っています。
家具、捨てるの、めちゃくちゃ大変なんですが(物理的に)、工務店を経営している祖父がトラックを出してくれて、ベッドやらソファやら棚やらを上手に載せてゴミ処理場へ持っていってくれました。私一人では途方に暮れていたと思います。
祖父は私が一人でアパートの片付けをしていると聞いて「そんなとこに一人で行かせたら可哀想じゃないか!」と怒ってくれたそうで(母も弟もちょいちょい手伝ってくれていたし、義父もたまに召喚していたのですが)、萎えそうになる気持ちを奮い立たせて片付けていたのが報われたような気がしました。

理解のある家族くんばっかり出てきて辟易しているかと思いますがもういっちょ、夫の車も祖父のお友達の車屋さんに買い取ってもらいました。車検直後とはいえ10年以上乗った車なのでどうかな?と思いましたが、車検代くらいにはなりました。感謝!!!
自動車の売却に伴って住民票の除票?が必要になり役場のおじさんに尽力いただいたり、自動車税のあれこれがあったり、これも色々ありました。

今回もダラダラとしたチラ裏を読んでいただいてありがとうございました。
次回予告:心の整理(できてない)など


#家族 #遺族 #遺品整理

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