生きていて、良かった。

私個人の話と、ヱヴァンゲリオンについてを同じ記事にまとめることを許して欲しい。罪深いことは自覚しているが、未来の自分に残したい。


個性とはなんだろう。病気とそれはどうやって区別するんだろう。現代は昔に比べて自由になった。本気で言ってる?この埃塗れの世界で、呼吸をするのさえ苦しい人がどれくらい居るだろう。

一昨日、高校1年生から5年間渋っていた精神科病院に足を踏み入れた。躊躇っていたのは、自分なら踏ん張れる、負けられないという醜い傲慢さがあったからだ。気づいたら、すべて取り返しのつかないことになっていた。

今日、仕事は休んだ。シン・エヴァンゲリオンを観に行った。愚かしい。しかし、そんなことはどうでも良い。素晴らしかった。終劇後1時間は鳥肌と動悸が治まらなかった。                        

これまでもヱヴァンゲリオン作品に惹かれていたが、リアルな人間像の登場人物には嫌気が刺していた。自分の嫌いな人物や、最も嫌いな自分という存在に重ね合わせている所為であろう。そして、今回のシン・エヴァンゲリオンで全て覆った。私は私で良い。ちっぽけな私のまま生きていてよかった。そう思わせてくれた。ありがとう。素敵な作品を本当にありがとう。観客すべてを愛してくれた。

正直、今の私の心がこんなに動くなんて想像出来なかった。全てに無関心を決め込んでいたからだ。人は、出会いでしか変わることができない。と、聞いたことがある。誰が言ってたかな。それを体現する原点となるかもしれないこの感動を、今日を大切にしたい。

あした、晴れるといいな。