コミュ障非リアがリアル脱出ゲームに行った結果、すっかり骨抜きにされて帰ってきた件について。
※このnoteには、脱出ゲーム初体験///のコミュ障非リアな私が、ひょんなきっかけから(通常であれば赴かないであろう)脱出ゲームを体験し、翌日noteを書く程度にはハマってしまった件について書かれています。
脱出ゲーム初挑戦のきっかけ
弊社のメンバーのなかに、脱出ゲーム好きの子がいたことが、脱出ゲームを知ったきっかけだった。そんな中、(必然といえば必然なのだろうが)会社に脱出ゲーム部ができたことが、事の始まりだった。
しかし、社会不適応の極みを地で行く私。
・いわゆる『遊び』はしない(休日は本読むか、文章書くか、人と話すか)
・ゲームが苦手(ルールを把握するのに時間がかかる、戦略性が低い)
・協調性が低い(仕事なども個人プレイが中心)
・コミュニケーションに課題あり(あっあっ…ってなる、間合いが悪い)
・陰キャ、非リア(DNAがそうなので仕方ないと思っている)
・たくさんの人怖い(集団は4人が限界、合コンは苦痛、集団飲みは欠席)
そういうわけなので、当初は参加する予定はなかった。かなり勇気がいたが、ひょんなきっかけ(行く予定だった勉強会が中止になる+社内で欠員が一人出たこと)から参加することになった。
参加者は10人。緊張しながら会場に向かう。
※今回参加したのはこちら!
あなたたちは、マグノリア銀行に忍び込んだ高名な盗賊団。
計画はすべて順調 数々の警備システムを突破し、
機密文書の眠る金庫の前にたどり着いた。
残るは、金庫を破るだけ―――
しかし、そのとき!!!!
館内に警報音が鳴り響いた!!! 迫り来る警備員の足音
次々にロックされていく扉
最新の警備システムがあなたたちを完全に閉じ込めてしまった!
60分以内にすべての警備を突破し、機密文書を盗み出さなければ、
捕まってしまう!!!
さあ、あなたたちは銀行に仕掛けられたすべての謎を解き明かし、
この銀行から脱出することができるだろうか!!!
脱出ゲーム楽しいじゃんと感じた3つの理由
最初こそビビリにビビり尽くしていた私だったが、脱出ゲーム終了後は、なるほど、この顔である(下段1番右のひょうきん奴)。
あらゆる集団に溶け込めない、どこか楽しめないことが多い私であるが、今回は没頭でき、かつ、心に温かいものが通ったように感じた。その理由は、以下の3つだったように思う。
①場に引き込まれる仕掛けがたくさん!
②仲間や自分のことを知るきっかけに!
③終了後の酒がうまい!
①場に引き込まれる仕掛けがたくさん!
初めて参加したのだが、様々なところに謎が隠されているものを解いていく、というのがこのゲームの基本設計だ。だが、それだけではなく、ガイド役の方の導きにより、初心者でも安心して身を委ねることが出来る。
私は社会適応性が低く、エンターテイメントを楽しむ場に行くとたびたび現実に引き戻されるのだが、
・スマホが持ち込めない(現実に戻る手段がない)
・謎が適度に多い(息つく暇なく考えることがたくさんある)
・ガイドさんが上手(演劇ばりに引き込み上手・・・!ちなみにガイドさんめちゃ面白くてかつきれいだったのでそれも没入感を高めていたのかも知れない。。。w)
・設定が作り込まれている(コードネームをつける、など)
といったことから、一度も賢者モード(?)になることなく、あっという間に60分が終了した。
②仲間や自分のことを知るきっかけに!
わたしのなかでは、これが1番大きな収穫だったようにも思う。
(もちろん、解いているときには深く考えることはなかったが、)振り返ると、たくさんのことを学んだ。
●各々の強みや良さの発見
10人で参加したからだろうか、
・率先してリーダーシップを取る子
・細やかな気遣いをする子
・探究心が強い子
・黙々とやる子
・時間ギリギリでものすごい力を発揮する子
・・・など、色々なタイプのメンバーがいることが、面白かった(かつ、それは普段の仕事のなかでは見えなかった部分も多くあった)。
また、謎に向かうスタイルも、
・分からなかったら誰かに渡すタイプ
・じっくり考えるタイプ
・問いと問いとをつなげるタイプ
など、色々な個性が出るなと感じた。
●自分の性質の再認識
私のこのゲームの中での働きを振り返ると、
・謎は探さない(物理的にものを漁らない)
※脱出ゲームでは、「発見」や「物理的な捜索」がめちゃくちゃ大事
・書いてある問い(特に図形と数字)を解くのが楽しい(算数オリンピック出場を目指す塾で講師をしていたことに起因する)
・メモ書きする役割をやりたがる(ウルトラ議事メモマン)
という役割を自然と持っていた。
・がしがし動ける人
・現段階では分からない/解けないながらも疑いを持ち続けられる人
・「問い」を探す行動力がある人
・探究心がある人
たちは本当に素敵だな・・・と感じ、それらの人たちが羨ましくなる一方、
・自分にも出来ること・役割がある(作りに行ける)
ということは、純粋に嬉しかった。
③終了後の酒がうまい!
プレー中は脱出にコミットしているわけだが、終了後は仲間の存在を当然意識する。双方の紐帯が深まった状態・適度な疲労感で飲む酒のうまさたるや。注文にすらチームプレイを感じる(これはやりすぎ+思考のバイアス感があるが)。
直前にお互いの良いところ、ナイスプレーを共有している状態での飲み会は、(もちろん、普段苦楽を共にする仲間である、ということもあるが)いつも以上に心が解け、不思議と酒も進んだ。
要するにめっちゃ良かったしまた行きたい!←結論
今回の体験を通じ、個を尊重しチームプレーを実行していくことの難しさや、同じ目標に向かって力を出し合うことの重要性などをひしひしと感じた。
・・・が、そういうのもあるのだけど、なんかもうカタいことは抜きにして、また行きたい!と思った。そしてこのメンバーで、お互いの強みを活かし、リベンジを果たしたい!と自然と思えたのは、自分の中でも驚きだった。
というわけで、必ずまた行きたい(二度目)。
追記:チームビルディングへの活用事例
こうやってnoteを書いているということは当然ポジティブな感想を持ったからなのであるが、研修にも向いてるだろうな〜と思ったら、SCRAPさん既にやられてました。
他社さんもいろいろ。
会社の枠組みで(社員の能動性が相対的に低い状態で)取り組むことの是非については一旦置いておくとしても、有効なチームビルディング手法として、認識・注目されているということの証左であろう(OffJT的な研修をろくに経験したことのない私としては、どんな温度感で取り組むんだろう、と思ったりもした)。
参考:いろいろあるよ!体験型研修ということで、『楽しみながらチームビルディング』を模索する方法
またnoteを書きます。
現在 #くろえのお暇 キャンペーン中なので、またnoteでお会いしましょう。それでは、アデュー!
UXコンサル、BtoBマーケ、人事を経てコミュニケーションマネージャー(広報、マーケ、採用広報、組織開発)なう。 書くこと:パン偏愛、可愛いもの布教、働くこと、生きること、1日1考、新サービス考察、旅行、読書録、銭湯、恋愛。 頂いたサポートは、もれなくパンの研究に使われます。