食生活アドバイザー3級 健康と栄養4
からだとこころの栄養
食事を味わっておいしく食べることは、からだとこころの両方にとって重要である。健康寿命を伸ばすことにもつながる。
健康寿命・・・日常生活に介護等を要することなく心身ともに自立して
生活できる期間のこと。
目指すべき食事
家族の団らんや人との交流によって食事の楽しみは深くなる。それだけではなく、消化や吸収もよくなると言われている。
問題のある食事
1. 孤食・・・ 一人で食事をすること。
栄養素の摂取が偏りがちになる。
子どもの場合は食欲の減退、こころの状態への影響が起こる。
2. 個食・・・ 自分の好きなものを食べること。
家族間でおいしさを共有する楽しみが減り、栄養素の摂取が偏る。
3. 欠食・・・ 食事を抜くこと。
特に朝食欠食が多くなっている。欠食により一日全体の食生活リズムが乱れ、栄養素摂取の偏りにつながる。
朝食が大切な理由:起床直後は血糖値が低く、内臓や神経のはたらきが低下している。朝食をとることで正常な状態になる。また、糖質が含まれているご飯やパンをとると脳にエネルギーが補給され、からだ全体が活性化する。
食生活指針
①食事を楽しみましょう。
②1日の食事のリズムから、健やかな生活リズムを。
③適度な運動とバランスのよい食事で、適正体重の維持を。
④主食、主菜、副菜を基本に、食事のバランスを。
⑤ご飯などの穀物をしっかりと。
⑥野菜・果物、牛乳・乳製品、豆類、魚なども組み合わせて。
⑦食塩は控えめに、脂肪は質と量を考えて。
⑧日本の食文化や地域の産物を活かし、郷土の味の継承を。
⑨食料資源を大切に、無駄や廃棄の少ない食生活を。
⑩「食」に関する理解を深め、食生活を見直してみましょう。