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新しい街、新しい暮らし

週末、引っ越しをした。

同じ県内だが、まったく趣の異なる海沿いの街へ。

理由はいくつかある。

直近まで暮らしていた家に住みはじめてわずか数ヶ月、”招かれざる客たち”と出会って以来、この日を待ちわびていた。

海沿いの街とはいえ、山側にある家のまわりは自然(緑)がいっぱいだった。自然が多いのは必ずしもいいとは限らない。わたしのような極度の虫嫌いにとっては、拷問に近い瞬間さえある。

電波も悪かった。「ちょっと電波の調子が悪いようなんですが…」と電話の相手方からいわれるのは毎度のこと。

犬を飼っているひとが多いわりには、ペット関連のサービスや施設が少ないのも不満のひとつだった。

散歩コースの安全性も重要だ。

以前の家のまわりは、ひとがひとり通るので精一杯というような細い道ばかりで、犬連れで歩くものにとっては神経をすり減らす時間でもあった。

物件を探している間に、希望の引越し先エリアは大きく変わった。

サーフィンができる海(以前の街はそうじゃないと、住んでから知った)のあるメジャーな街を候補にしていたが、めぼしい物件にはなかなか出会えず。

ふとした不動産屋との会話で出てきた、これまで降り立った経験すらない(記憶上)地名になにか動かされるものを感じ、自宅に戻ってその街について調べてみた。

「いいかもしれない」

知れば知るほどメリットばかりの街だった。物件さえみつかれば、ここにしよう。そう決めてから数ヶ月。ようやく出てきた「条件に届きそうな物件」は、4つあった。すべて内見した。

写真にだまされてはいけない。これは今回も正しかった。

実際にみてみると、「なんか違う」が”みえて”くる。自分が住んでいるのを想像できないうちは、”うち”にはなれない。

「ここで暮らすわたしと愛犬」

おのずとイメージの浮かんだ物件が、今回の引っ越し先だった。直感はいつだって正しい、とのちのちわかる。住みはじめてみてすぐに「越してきてよかった」と思えた。

愛犬Joeyのことをかわいがってくれるご近所さんとのお別れはつらかったし、せっかくできた犬友さんとすぐに会えない距離になってしまったのはさみしいけれど。

ダンボールをかきわけ、”でてきた”食材でつくったソフトビスケットをおやつに

ここでの暮らしは、今までよりもずっとずっと豊かなものにしていきたいと思っている。

自分を大事にするのももちろんだが、Joeyにとってしあわせであるかどうかが最大のポイントになる。それをクリアしていこう。ひとつひとつ着実に。

ここには無限の夢がある。

その夢をかたちにするための日々が、はじまる。

「まえのおうちにはなかったよね、こんなとこ」


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