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7年越しの公認会計士試験合格体験記

短期合格者でありながら、合格体験記をどこにも書いていない僕の7年越しの合格体験記を書こうと思います。調べたところ24年の論文式試験が先日あったみたいです。試験を受けた方はお疲れ様でした。

会計士試験について


公認会計士試験はTACの解説サイトによると短答式試験合格までに1,500時間、論文式試験合格には1,000時間、トータルで2,500時間が最低限必要と言われているようです。僕は会計士試験を約一年の勉強期間で合格しています。
ただ、僕は大学生だったことから時間もあったことがアドバンテージでした。そのため全員が1年で合格できるものでもないと思います。もちろん短期間で合格するには運の要素もありますが、2、3年ちゃんと勉強すれば合格できる試験だと思います。
この試験のいいところは、受験資格がないに等しく、受けようと思ったその瞬間から申し込んで受けることが可能であることだと思います。
ただ、USCPAと比較すると、受験短答式は年に2回、論文式は年に1回と受験できる回数が少なく、試験当日に体調や暗記をピークにしなければいけないところがきついところです。

合格体験記

僕は5月の短答式で合格し、8月の論文式で合格しています。
会計士試験は受験の予備校に申し込む必要があります。
僕はLECにしました。理由は安いからです。LECについて色々いう人が多いですが、僕はLECのテキストや講座がダメだと思っていません。LECで勉強しても普通に合格できると思います。
会計士試験は計算が命なので、簿記や管理関係の計算科目が大事です。
僕は10ヶ月ぐらいで試験に頻出の計算は1周して、講座の復習は計算を優先に行なっていました。何年も勉強していると、細かい計算や理論を詰めるようになってきてしまいますが、基本的な計算を落とさなかったら受かります。基礎的な計算を確実にできるようにして、試験中はここはできた方が良い、ここはできなくて良いという判断をできるようにしておくといいと思います。捨て問はそれっぽい回答をしましょう。
理論は試験当日にピークにすればいいので、勉強量は試験前に多くなるイメージでしょうか。理論も基礎的なことができれば十分だと思います。
試験の問題を解くのに、特別なひらめきが必要でもないですし、本当に基礎的なこと(予備校で重要と言っているところ)ができれば合格できます。

5月に短答式で、8月に論文式だと時間がありません。会計科目の計算科目は短答式で完成されているので、その流れでできると思いますが、租税法と経営学は間に合いません。特に租税法は間に合わないものとして、基礎的な計算を確実にできるようにして、理論は試験1ヶ月前ぐらいから、解き方と基本的な問題だけできるようにしておけば十分です。租税も計算で点を稼ぎましょう。
経営学は簡単で点を稼ぎやすいです。経営学は短答式前に計算だけは少し手をつけておくことをおすすめします。
短答式である科目の論文式は、過去問と答練を中心にやれば十分合格ラインに達すると思います。

こんな感じで勉強したところ、ボーダー付近で合格しています。
会計学 503位
監査論 1,256位
企業法 1,224位
租税法 1,177位
経営学 82位
総合  1,181位

合格体験記からの学び


合格者の平均の勉強の仕方とは少し違い、学びは少ないと思います。
あえて学びを作ると、普通なら五角形を目指しますが、多少点数の取り方がいびつでも、経営学と会計の基礎的な計算を確実にできるようにすれば合格できるということでしょうか。
今考えてもよく1年で合格したなと思っています。当時の自分に感謝しています。
そして、会計士試験はただの試験なので、ミニマムで勉強して、早く合格できるようにすることが大事です。特に論文式は、3-4割が合格できるので、特別な才能がなくても合格できます。
合格後は、補修所などありますが、合格後のことはまた後日書きたいと思います。


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