【思考】ロジックツリーを作って問題解決策を考えよう
こんにちは!クリップです。
突然ですが、皆さんは何か問題が発生したときどのように解決方法を考えていますか?
すでに経験したことがあったり、解決策がパッと思い浮かぶような問題だったらいいのですが、そんなものではないときは大変ですよね。
たくさんの要素が散らばっているだけの整理されてない状態から、解決策を出すときの思考方法について今回ご紹介したいと思います。
ロジックツリーとは?
そのような状態で使えるのが『ロジックツリー』です。
これは物事を「漏れなくダブりなく」分解していくことで、具体的な課題を見つける手法です。
この「漏れなくダブりなく」は「MECE(ミーシー)」とも言い、ロジカルシンキングで必要な概念です。
ビジネスでよく使われるMECEの例にはこのようなものがあります。
① 3C(カスタマー、コンペティター、カンパニー)
市場・競合・自社について分析するビジネスフレームワーク
② QCD(クォリティ、コスト、デリバリー)
前回のnoteでもご紹介しました、品質・価格・納期のことで製造業において重要な3つの要素
③ 4P(プライス、プロダクト、プロモーション、プレイス)
マーケティング戦略の企画・実行をするためのフレームワーク
ロジックツリー作成のポイント
⑴ 1~2段目は上記したMECEを使い問題を分解する。
⑵ 重要性が高そうなものを深堀りする。
⑶ 作成するツリーの種類を理解する。
・原因究明型(Why)
・課題解決型(How)
・課題絞り込み型(What)
課題の決め方
続けて、課題解決型Howツリーの課題の作り方を説明します。
そもそも課題とは、問題があり解決策に至るまでの方法が課題となります。
例えば、問題を「課題が計画的に終わらない」とします。
単刀直入に言いますと、この問題に対しての課題は「どうしたら課題が計画的に終わるか?」になります。
作り方は簡単で、問題を裏返して「どうしたら?(How)」で自問自答をするだけです。
これだけでHowツリーにすることができます。
実践!ロジックツリーを作ってみた
それでは、これを踏まえてロジックツリーを作っていきたいと思います!
近いうちに引っ越しをする予定があるのですが、どこから手をつけたらいいのか悩んだのでそのことを問題点にします。
解決策を出したいので、ツリーの型は課題解決型のHowツリーにします。
問題点「引っ越し準備を効率的にする方法」
先ほどの課題の作り方を参考にして、「どうしたら?」と自問自答するとこうなります。
課題「どうしたら引っ越し準備を効率的にできるか?」
この課題からロジックツリーを作成するとこのようになりました!
1~2段目はMECE(漏れなくダブりなく)を意識して分解しました。
図で言うと、
1段目の「必要なモノ⇔不要なモノ」
2段目の「毎日使うモノ⇔毎日使わないけど手元に置きたいモノ」
そして解決策として「優先度の高い順から荷造りをする」と導き出すことができました!
まとめ
ロジックツリーを作り解決策を出すことで、片っ端から荷造りを始めて「持っていく荷物が多すぎる…」と呆然とする未来が回避されましたね…
これで安心して準備を進めることができます!
頭で考えるだけでは何が課題となるのか分からなかったり、問題に対して効果的な解決策を出せないまま行動して非効率的な働きをしてしまう可能性があります。
さらに、重要性が高いものが明確になっていないため、根本的な解決ができないまま小さい問題が発生したらそれに対応する、また小さい問題が発生したら対応する…など、もぐら叩きをしているような状態になってしまいます。
ロジックツリーを作り、丁寧に問題を分解していくと正しい解決策を出すことができるので、皆さんも何か問題発生した際にはまずロジックツリーを作ってみてください!
今回のおさらい
ロジックツリーの作成ポイント
⑴ MECEを使う
⑵ 重要なものを深堀りする
⑶ 作成するツリーの種類を理解する
以上、クリップでした!
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