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オープンダイアローグと出会って・・・37 はじめてのボランティア

2020年5月。私はしばらく前から夫の勤務先の知的障害者の生活介護事業所でボランティアを始めました。

https://www.facebook.com/photo/?fbid=2729936570451340&set=a.2695537367224594&__cft__[0]=AZUkyIlHM5TKR4NP_nBr-UA1qll4ej0G_B3Gl-tcrgI-3D-in6GAPrrpFlYxF8QO9zkW_hlFkAIOtqNSHpoemf2yHkw5FLpmzjkYev_ENl5Jn2BrKahtMSVqu5viYuGdjabl2MXYDWDmgCPW74SvTspCy2FSy7C770-8-YeZB1-RVoS0Vgg-T5iJp4gAeS0eq1wI0SPTulyZfOivdURPCbmf&__tn__=EH-y-R

なんだか怪しいアドレスをポストして申し訳ないのですが、上のリンクの写真は、ボランティアで利用者さんたちと作った作品です。このページの口絵もボランティア活動中に描きました。

車通勤の夫といっしょに出かけ、夫の仕事が終わるまで、週に1、2回通って、アートクラブという創作活動のお手伝いをしました。

知的障害を持つ利用者さんは、それぞれの障害に応じて様々な生活上の困難を抱えています。だから、驚くようなこともあるけど、それをどう受け止めやり過ごすかという経験知も必要となります。

たとえば、付き合ってみて私が一番不安を感じたのは、頭の匂いを嗅ぎに来るKさんでしたが、座っていると嗅がれるので、手で追い払ったり、立って逃げたりして対処しました。他にも写真を撮ってはいけない人、近づくと手を引っ掻く人とかいましたが、怖い経験より、いっしょに創作をすることで、思いもかけない素敵なものがたくさん生まれるなど、楽しいことのほうが多かったと感じています。

最初は職員の方も不安だったらしく、私が知的障害者の方たちといっしょに活動できるまで、接近する場は禁止されていて、私は手芸の道具を持って行ってひたすら時間をつぶすだけの日々もありました。

でも、活動が許可されてからは、彼らと一緒に絵を描いたり、陶芸をしたり、工作をしたり、少しだけ写真を撮らせてもらったり。利用者さんの使うロッカーの扉がこわれてしまったというので、そこに取り付けるカーテンを、材料から取り付けまで全部やったのは、たいへんだったけど、楽しかったです。

コロナの心配もあったので、手作りマスクを作って売ってみましたが、これは私の縫製技術がおぼつかなかったので、数枚売れただけで終わりました。

でも、ポジャギ(韓国のパッチワークのような手芸)で作ったマスクは夏向きで、夫はこれを使っているといつも褒められたといっていました。

つづく

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