アメリカへ行きたい
夫がCDの製造を請け負っていた会社に勤めていたときのこと。
当時、乳がんの術後で、ブログを通じて友達になった方がサンディエゴにいたので、夫もLAの出張に年に1回ほど出かけていて土地勘があるということで、彼女を訪ねにアメリカに行ってきたことがありました。
口絵の写真は、そのときのお土産に買ったドリームキャッチャーです。
当時はまだクライミングも始めておらず、ただアメリカの広さを感じたくて、サンディエゴの友人宅に泊まった後、夫の仕事仲間の方のところへ立ち寄りディナーをごちそうになってから、一路、パームスプリングス手前の(ジョシュアツリー国立公園で砂漠を見たくて)カジノリゾートを目指したのです。
オレンジカウンティにあった仕事仲間の家を出た頃には、もう日も落ちて暗くなっていました。そして、その人のすすめで選んだカジノリゾートを目指したのですが、走れども走れども、それらしいものは現われず。
当時はカーナビも、Googleマップも無かった時代なので、地図を頼りに真っ暗な道をひたすら走り続けました。
そして、3時間ほど経ってようやく、目的のカジノリゾートにたどり着くことができ、お風呂がガラス張りというエキサイティングな部屋に落着くことができました。部屋にオリジナルCDが置いてあるとか、アメニティは充実してました。
一夜明けて窓の外を見てみると、そこは自然に溢れた素敵な場所でした。
ホテルのラウンジで簡単な朝食を食べてから、私たちはジョシュアツリー国立公園に向かいました。
アメリカには、いろんなタイプの砂漠がありますが、ジョシュアツリー国立公園は、その名にあるジョシュアツリーというとても成長の遅い木が林立して、その下には、乾燥地でも耐えられる植物が地面を覆うように育っているという、多様性のある場所でした。
国立公園内には、オートキャンプができる駐車場があったり、北東の方角には、有名なトラッドクライミングができる岩場があったのですが、当時はクライミングというスポーツを知らなかったので、珍しいざらっとした食感の赤茶色の低い岩を少し登っただけで、満足して、砂漠の中の駐車場に車を止めて、ドアを開け放ったまま、昼寝を楽しみました。よく無事だったと今更ながら思うけれど、それほどのどかな空気に覆われた場所でした。
次に行くときは、ぜひ、クライミングの準備をして、ガイドさんの案内で登ってみたいと思います。
そして、憧れのアムトラックに乗って、温泉地に行ったり、もちろんヨセミテやビショップ(有名なボルダリングエリア)にも行ってみたいです。