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自己主張できるようになりたい

人と一緒にいると疲れてしまって、1人でいることを選びがちなのは、「自己主張ができないから」ということが大きな要因の一つだということに気づきました。

相手の表情や態度の変化に敏感だから、ついそれを察して「相手の望むことは何か」とか、「相手にとっての不快なことをできる限り避けよう」ということをいつも考えて生きてきました。

なぜなら、私にとって何よりも大切なことは「相手が不快な思いをすることで、自分も心がざわつくことを避けること」「人との争いを避けることで自分の心を穏やかに保つこと」だからです。

相手が少しでも嫌そうな表情をしたり迷惑がったりしたら「自分が悪いのではないか、自分は人に迷惑をかけてしまって、拒絶されるのではないか、嫌われるのではないか」とすぐにビクビクしてしまいます。


それは、幼い頃からそういう周りの人の変化に対してすごく敏感だったから。
敏感にキャッチするからこそ、「お母さんを困らせたり迷惑かけたら、お母さんは私のことを嫌いになってしまうかもしれない、私なんていらない、と思ってしまうかもしれない、そうしたら生きていけない」と思ってしまったからだと思います。小さい時は自分1人では生きていけないから。



でも、今はそんなことはありません。たとえ友達や周りの人にちょっと迷惑そうな顔をされたり嫌われたところで、生きていけなくなることはありません。嫌われて人から離れられたとしてもそれはただ気が合わなかったというだけで、よっぽどのことがない限り周りの全ての人に拒絶されて誰とも関われなくなる、ということはありません。

だけど、幼い頃の恐怖がまだずっと心の中に残っています。
「私は、相手に合わせて相手の機嫌を取っていなければきっと見捨てられる」「相手の望む通りに行動しなければ必要としてもらえなくなる」みたいに。

たとえば、友達と買い物に出掛けても、彼女がとても気に入って「一緒にこれ買わない?」とか聞かれると、「ここで断ったらなんかテンション下がっちゃうかな、楽しんでた友達ががっかりしてしまうかな、」とか思って、相手に合わせて本当に欲しいと思ってもいないものまで買ってしまうとか。

美容院に行って「なんかこの髪型思ってたのと違うな、こうしてもらいたいな」と思っても、「こんな美容に疎い私がリクエストしたら、今更そんなこと言う?とか、こんな髪型は似合わないのに、とか思われないかな」と相手の思考を色々想像してしまって、「やっぱりこうしてください」と言えず、モヤモヤした気持ちで家に帰って泣きながら自分で髪を切り直すとか。

友達と話をしていて、相手が話したいことがたくさんあって楽しそうに話し続けていると、「私も話したいんだけどな…」と思っていても、つい話を聞き続けてしまうとか。帰ってきて「なんだか全然話を聞いてもらえなかったな」と悲しくなってしまったり。


相手に合わせるのは悪いことではないけれど、それで「もう人と関わることに疲れてしまった」ってなってしまって1人でい続けるのも寂しいので、自己主張する練習をしてみたいなと思います。


【日常的にできる、自己主張(自分を大切にすること)の練習】

★飲食店に行った時に、自分の要望を抑えず思い切って言ってみる。
例) →寒いので空調の温度を上げてもらえますか or 席を代わってもいいですか、 など。

★人と食事するときに、自分が本当に頼みたいメニューを頼んでみる(相手に合わせて同じくらいの値段のものに変えたりとか、相手とメニューが被らないようにしたりとかしなくていい。)


【自己主張が怖くなってしまう時、自分にかけてあげたい言葉】

😡(自分の中の厳しい声)
:相手の顔色を伺って相手に合わせなければ、きっと嫌われて見捨てられて、誰も自分の周りにいなくなってひとりぼっちになってしまう!それは嫌だからちゃんと相手に合わせなきゃダメだ!

☺️(自分の中の優しい声)
:嫌われて見捨てられてしまうのは怖いよね。ひとりぼっちになってしまうのも嫌だよね。そうなってしまったら悲しいよね。

だけど、本当に1人になってしまうのかな?
あなたが自分の要望を伝えたら、その人は本当にあなたのことを嫌いになるかな?そんなに嫌がられるのかな?
逆に、あなたは相手が自分の要望を伝えてきたらそんなに嫌になるかな?迷惑に感じるかな?

時には迷惑だったりワガママに思えることもあるかもしれないけど、あなたはそんなふうに相手を嫌がらせるような人じゃないと思うよ。
普段、相手を不快な気持ちにさせないようにとってもとっても気をつけて生きているよね。だったら、あなたが少し自分の要望を伝えたところで相手はあなたのことを嫌いになったりはしないよ。「あなたはこれが好きなんだ、こうしたいと思ってるんだ」とあなたのことを知ってもらうことができるきっかけにもなったりするんだよ。
それは、相手との距離を縮めてお互いにより理解を深めることにつながるんだよ。

相手に迷惑をかけないように、不快な思いをさせないように、一緒にいて楽しいと思ってもらえるように、ずっと自分の気持ちを押し殺して頑張ってきたんだね。今までよく頑張ったね☺️

でも、もうそんなに頑張らなくても大丈夫だよ。そんなに相手に合わせなくても、周りの人はあなたのことを嫌いにはならないよ。
あなたの要望を聞きたい、と思ってくれている人もちゃんと周りにいるんだよ。
だから、もうそんなに我慢しないでいいよ。少しずつでいいから、「私はこうしたい」「私はこれが好き!」って言ってみよう。
きっと、それを聞き入れてくれる人はたくさんいるからね。大丈夫だよ🙆‍♀️
世界はそんなに怖くないよ。優しい人たちもたくさんいるからきっと大丈夫✨☺️



世界は優しいと信じて、自分に優しい声をかけていきます😊













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