カラオケ店員の日記〜怖い話は苦手〜

2011/8/12
１４時〜１８時出勤。デザート作りのエース、フジムラさんに怖い話しを聞かされる。

2011/8/15
１０時〜１７時出勤。怖い話しに弱いことが広まり、リョーマさんに脅かされる。

2011/9/2
１４時〜１８時出勤。「おはようございま〜す」ってバックヤードに入ると、右側から「みなみさ〜〜ん」っていう声がして、見たらドラミちゃん柄のメイド服を着たウダさんが！

私「わ〜♪めっちゃ可愛いですやん！写真撮りたい！」
ウダさん「撮りましょう！」
ってことで出勤早々テンション上がって、写真を撮って遊んだ。
ふと、タケモト君が居ることに気づき、慌てて「あ、よろしくお願いします。前に一度お会いしましたよね！」と挨拶。「なんかわちゃわちゃしてますね笑」とタケモト君。出勤早々すみません。

本日は台風接近の為、お客さんが少なかった。
暇だったので、厨房内でまた怖い話大会が始まってしまった。
そこで、タケモト君も相当な怖がりということが判明した。
「おばけ様をなめてる人は見るんですよ！」
「物理的攻撃がきかないのが怖い;」と言っていた。
確かに。
「立ち上げの時怖くないですか？特に７階とか。」と、タケモト君。
※立ち上げとは、誰もいない真っ暗なビルのフロアを1人で周り、電源をつけていくという恐ろしい作業である。

「怖いから、ちょっと失礼しま〜すって言いながらやってる。急にドア開けたら出会っちゃうかもしれへんし！」と、私。
「あ、それいいですね！」
私「あと、こないだ３個くらいペアリング外れてたとこあったけど、勝手になおってた。」
タケモト君「それオバケの仕業ですよ！なるほど〜、やっぱりオバケにも礼儀は大切ですね。」

その話しを背中ごしに聞いていたチーフ•ムカイさんが突然、
「お前ら、おらんからな…」と一言。

私•タケモト君「え？」

チーフ•ムカイさん「オバケは……

６階におるんや。」

私・タケモト君「！！！！」

お客様は、オバケ様です。