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女王まりかのつれづれぐさ/第七回;成人式に行くな!

   どーもー! 女王まりかです⭐️

    完全に時期を外してますが、とにかく五日連続で投稿したかったので、取り敢えず目標達成です。

    タイトル画には、またどんむさんの絵を使わせて頂きました!    いつもありがとうございます😆✨

    因みに、これを書いてるのは1/7(日)の朝、バスの中です。スマホの力、偉大ですね!

第七回;成人式に行くな!


   ちょっとインパクト強めの題名でしょうか? これ、我が家の家訓なんです。

    まず私の両親ですが、二人とも偏差値・学歴主義です。でも、なんで「成人式に出るな」が家訓になってるのか?

    二十歳って大学二年生ですね。大学では、一月下旬に定期試験がありますね。

    つまり成人式のある一月上旬って、定期試験の二週間前なんですよ。我が両親の考えでは、試験が最優先。その二週間前に丸一日潰すなんて、あり得ない!

    そういう理由です。

    私も大学生の頃、その考えにしっかり染まってましたよ。と言うか、父に染められましたから。

    毎年、成人式で暴れる人がニュースになるじゃないですか。そういう人をピックアップして、「成人式は、こういう危険な場所なんだ」と刷り込んでましたから。

    加えて、こんな話も聞かされてましたね。

「成人式は元々、埼玉県の蕨市だけの行事だったものを、思いつきで全国行事にしたものなんだ。伝統行事なんかじゃない」

    で、私は成人式に出なかったんですね。父、母、姉に続き、これで家族四人とも成人式ブッチ!

   私はそれに疑問などありませんでした。
   むしろ、こう思ってましたね。

「成人式より試験を優先する私たち、意識高くてカッコいい⭐️」

    ですけど…。働くようになってから、世間との認識の違いに気付くようになりました。

    大卒後、塾講師になった私は、浪人生とも関わるようになりました。ある二浪生(女子)から、こんな相談を受けました。

「親が成人式で振り袖を着ろって、うるさい。センターの一週間前だし、余計な時間を使いたくない」

    当時の私は思いました。

「なんて意識の低い親御さん!? 信じられない! それに比べて、この子は立派! ようやく、やる気になってくれた!」

    私はその子を応援して、
「優先度は試験>>>>成人式」という旨の話をしたんですが…。

    同じ子を教えたいた数学の先生は、私とは違いました。

「親なら誰でも、娘の晴れ着姿を見たいものなんだよ! 試験直前だけど、振り袖は着てあげようよ!」

   私は数学の先生の発言に驚愕しました。

「受験指導する立場で、こいつは何を言ってるの!? 試験を犠牲にしてまで、することじゃないでしょう!?」

    結局、この子が成人式に出たのかどうか、知りません。

    私はその後、塾を辞めて学校教材の校正と家庭教師をするようになりました。フリーの家庭教師では、親御さんと直接話す機会が多くて、いろんなお考えを聞きました。

    その中で、いろんなご家庭の成人式に対する思いも聞き、最近になって私はこう思うようになりました。

「成人式はもう、日本に定着した行事なんだ。大切に思ってる人が沢山いる…」

    そして先程(1/7(日)の朝ですよ!)、赤い晴れ着姿の女の子を見ました。美容院のお姉さんに写真を撮ってもらってました。凄くいい笑顔でした。

*画像はイメージです。

    率直に思いました。めっちゃ可愛いな…って。

   姉は言ってました。

「成人式に出る女って、みんな後ろ髪をパイナップルみたいにして、髪は茶色に染めてて、着物に合ってない。首に巻いてるモコモコの毛皮も全員同じ。没個性的」

    私も姉と一緒に、そういう女の子をバカにしてたハズなんですけどね。何だろう、今の感情は?

     憧れ? 羨望?

     凄く複雑です。

    私は凄く歪んでたのかもしれない。価値観の多様化とは言うけど、何だろう? 開き直れない自分がいます。

     と、今回は湿っぽく締めくくります!


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