半神まいこの生活〜席が空いていても座るとは限りません〜
杖を持って電車に乗ると、一斉に車内の人の視線を受ける。そして、皆、周りを見回す。
どこか席は空いているのか?
誰か席譲れよ、
といった空気が蔓延する。
そして、空いている場所があると確認して一同、
ほっとした空気が流れる。
が、私は、すわらない。
今度はなぜ、空いているのに、座らないんだ!という
目で見られる。
なぜなら、座れたら座りたいが、私は、乗った瞬間に、降りる準備が始まるのだ。
事前に乗る駅と降りる駅の左右、どちらのドアが開くかを調べておく。乗るのが右側で降りるのも右