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神社が好き⛩

いや、別に信心深いわけでもない。

ただ、旅行とか行った時に、目が止まる事が多い。

それは、その地の持っている空気感だったり、抜け感だったり、神秘さなのか、わからないけど。
目に止まる。


神社の建物について

神社にある建物や造形物などは、ある一定の配置のルール的なモノがあります。

①鳥居 ②石段 ③参道 ④手水舎 ⑤灯籠 ⑥神楽殿 ⑦社務所・納札所 ⑧絵馬掛け ⑨摂末社 ⑩狛犬 ⑪拝殿 ⑫瑞垣 ⑬本殿

①鳥居

上の神社の配置で人が来る方の1番最初に通る場所です。
神社などにおいて神域と人間が住む俗界を区画するもの(結界)であり、神域への入口を示すもの。一種の「」でもあります。

鳥居にも色々あります↓



個人的には、朱く塗らずに木の色のままのモノの方が落ち着いていて好きです。

②石段~③参道

入口にある鳥居からつづく道。神社によっては玉砂利(たまじゃり)が敷いてある。
道を歩くということは、一歩ずつ神様の世界に近づいていくということ。玉砂利を踏むシャリシャリという音は身を清めるともいわれている。参道の中央は「神様の通り道」とされているので、脇を歩くようにする良いらしいです。

④手水舎(ちょうずや/てみずや)

参拝の前に、手や口をすすぐための水場が手水舎。
日本の神様がもっとも大事にされるのは「清浄」であること。そのため、古くは参拝の前に川に入り心身を清めていました。手水舎で手などをすすぐのは、それを簡略化したものです。

⑩狛犬

社殿や参道の両脇に置かれている狛犬の像。神域に魔物が侵入しないように見張り、神様を守護する役目を持つ。狛犬ではなく狐や牛、猿など別の動物の像が狛犬の代わりになっている神社もあるそうです。

⑪拝殿~⑬本殿

神社の中心になる建物。手前から順に、お参りのために参拝者が並ぶ「拝殿(はいでん)」、お供え物を並べる「幣殿(へいでん)」、さらに神様のいらっしゃる「本殿(ほんでん)」という構造になっているところが多い。本殿の扉は固く閉ざされ、中を見ることはできない。でも、神様の側からは参拝者がよく見えているそうです。

なので神舎の本体として祀られているのは、本殿にあるもの。
本殿が神舎の中で中核をなしていると言っても過言ではないです。

本殿の作り方にも色々あります。

大社造り

形式:妻入り
屋根:妻切造
主な神社:出雲大社、須佐神社(島根県)
特徴:屋根は大きく反っており曲線的なイメージで千木は置千木と言われる形式をとっています。内部の心御柱という柱が社を支え、これが御神体に見立てられることもあります。本殿全体は正方形に近く、心御柱を中心に①神座が置かれる御内殿の間②相殿神を祀る中の間③格子の間④御扉(妻戸)の前の妻戸の間に分かれています。
出雲地方の神社で用いられる形式で、島根県の神魂かもす神社が現存する最古の大社造です。
弥生時代の住居を転用した形と言われています。

住吉造

形式:妻入り
屋根:切妻造
主な神社:住吉大社(大阪)
特徴:屋根は直線的で、内部は内陣と外陣の二室に分かれており全体でみると長方形になっています。
大嘗祭のときに造られる大嘗宮に似た建築様式であるとされています。

神明造

形式:平入り
屋根:切妻造
主な神社:伊勢神宮
特徴:弥生時代に穀物を貯蔵していた高床式倉庫を転用した形です。屋根は直線的で千木は屋根を突きぬいて交差しており、本殿全体は長方形に近いです。
心御柱は床上に出ることはなく、祭式は基本的に閉扉のまま行われます。
伊勢神宮の神明造は唯一神明造と言われており、神明造の中の特殊計区別されることもあります。

流れ造

形式:平入り
屋根:切妻造
神社:上賀茂神社、下賀茂神社、伏見稲荷大社
特徴:神明造から発展した形で、屋根の一方が伸びている形式で千木や鰹木がないものも多くあります。
最も多い建築様式で神社のうち約半数が流造による建築であるとも言われています。

まだまだ種類はたくさんありますが、こんなにあるんですね。
今度神社のに行った際は、気を付けて見てみてください。

文章中にあった、平入、妻入というのは、建物への入り口が屋根のどちら側にあるのか、を示しているモノです。

平入の場合は軒先側。
妻入の場合は、建物の屋根の三角が見える側。
から入る事を、こうやって分けてます。
これによって建物の向きも変わってきますので。

神明式年遷宮について

あと神宮式年遷宮という言葉を聞いた事はあるでしょうか?
定期的な遷宮を式年遷宮(しきねんせんぐう)と言う。「式年」とは「定められた年」の意。単に「式年遷宮」という時、伊勢神宮三重県伊勢市)の神宮式年遷宮を指すことが多い。
との事。
伊勢神宮では、20年ごとに式年遷宮を行ってます。
記録によれば神宮式年遷宮は、飛鳥時代天武天皇が定め、持統天皇4年(690年)に第1回が行われた。その後、戦国時代の120年以上に及ぶ中断や幾度かの延期などはあったものの、2013年の第62回式年遷宮まで、およそ1300年にわたって行われているそうです。

凄い!!

式年遷宮を行なう理由として、神の勢いを瑞々しく保つ「常若(とこわか)の思想」があると説明しています。
また、古代の暦法、大工や職人の技術伝承も目的のひとつとされているらしいです。

左が古い建物、右が新しく建てた建物

上の写真のように、今ある建物の横に、新しい建物をまったく同じ形で作り替える事なので、もしわからなかったら現物を見る。という方法ができるので、大工技術や職人技術は継承されていくんだろうなと思います。
中々こんな事してる他の建物なんてないでしょうしね。

次の式年遷宮は、2033年に行われるそうです。
前回は2013年に行ったのが最新の式年遷宮。
あと自分が生きている間に何回あるのかな。

ちなみに式年遷宮にかかる総費用(建物だけではなく境内の橋とかも直す)は、550億円との事!!
そのうち220億円は寄付金。残りが神社がもつとの事。
材料も職人さんも日本最高のモノが揃う場所ですからね。

次の式年遷宮の際にも、是非足を運んでみたいと思います。

ご拝読ありがとうございました。

まる。

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