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物流のことは主婦から学べ!

物事を理解するために本質的な部分をイメージして、枝葉をつけて深めていく。

物流について学ぶとき、イメージを具体
的に描きながら理解していくと簡単です。
置き換えてイメージすることで理解が
進化していくことがあります。
たとえば「主婦」から学べます。

物流を学んでいくイメージ。


それは主婦(=主夫)の行動や考え方から
理解をしていきます。
それが、どいうことなのか例を使って
説明していきます。

物流センターの機能タイプは2つあり
ます。
DC/在庫型物流センターという
部品や製品を保管するタイプで保管面積
が大きく、在庫期間が長いタイプのもの
です。
TC/通過型流通センターは、入荷したも
のを出荷指示に基づき、荷捌きし、流通
加工を行い、配送するタイプもものです。

これをイメージで理解します。
DCのイメージは、現在では主流の大型
冷蔵庫です。冷蔵も冷凍もたっぷり使
えます。
TCイメージは、昭和の冷蔵庫です。
小型で今日の晩御飯の食材を調理する
ために一時的に保管しておくためのもの
です。

昔の冷蔵庫と最近の冷蔵庫

また、輸送タイプの面からもイメージ
してみます。

一括大量輸送という、ある輸送拠点に
そのエリアの貨物を大量に集めて、
その拠点から別の拠点に大量輸送機関
で運ぶというものです。
JIT(ジャストインタイム)物流は、
顧客のニーズに合わせて必要なものを、
必要な時に、必要な量だけ輸送すると
いうものです。

これもイメージで理解します。
一括大量は、郊外の大型ショッピング
センターでいろいろな食材をパックで
まとめ買いをして、自動車で運んで
大型冷蔵庫で保管する。
買い物頻度は1〜2回/週。数日分の
食材が冷蔵庫に保管されている。

JIT物流は、サザエさんの買い物。
今日、必要な人数分の夕食の食材を、
買い物かごを持って歩いて、近くの
八百屋、肉屋などで野菜を何個、肉を
何グラムと必要分だけを購入。
冷蔵庫には夕食までに傷まないように
一時的な保存。夕食後は在庫なし。

自動車で郊外のショッピングセンターへ
買い物 ⇔ 歩いて買い物かごで買い物

主婦の行動、考え方から理解を深める
ことは多くあります。
「物流」は身近なものでどこにもあり
ます。だからこそ身近なことから学べる
ことは多くあるのです。

学ぶ順番は、学術的な勉強でも
イメージ理解のどちらでも良いです。
要は具体的で紐付けた理解ができる
ことが大切なのです。
前と後の工程や行動も紐ついて理解を
深めていくことが大切です。

物流(=ロジスティクス)は
顧客までのサプライチェーンで繋がっ
ています。
言葉、機能を知って、その全てが
わかったつもりになるのではなく、
顧客までの物流が成り立つための
前後工程や支えている各階層の人たち
と紐つけて理解していくことが
大切なのです。


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